ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

悪魔呼ばれたヴァイオリニスト

2018年09月20日 18時31分13秒 | 本の中から
今日は一日雨だった。
こんな物憂げな秋雨の日はパガニーニのヴァイオリン協奏曲がよく似合う。
と言っても今日聞いたわけではない。
「悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト」という本を読んだ。

パガニーニの曲を聞くとそこに感じるのは竹久夢二のやるせなさ。
大正か昭和初期か、ある天才ヴァイオリニストがいた。
そしてアメリカに留学し、そして日米ギャップ、いじめにあい、自殺を図って、脳をやられて、生涯ふぐ者で終わった・・・
そんなある天才ヴァイオリニストのことを。

パガニーニの協奏曲ではオーケストラは単にバイオリンの伴奏でしかない。
モーッアルトの歌曲の伴奏のピアノのように。
でもそれだけにヴァイオリンの魅力にひかれる。

雨の中、日本の薄幸の天才ヴァイオリニストのことをつい思い浮かべる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする