ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

山羊と鶏の脱走

2005年01月04日 06時03分43秒 | 日記
朝、あずかってた子(Kちゃん)を町民センターまで送っていった。 わずか2日間だったけど無事にあずかる事が出来てほっとした。(あずかってた人が病気になり急に代役として引き継いだのだ)
10分の遅刻。 引継ぎ式と言うのがあって、町長なども出席してたらしい。 でもこんな式は性にあわないので車の中で一人で待っていた。 この町からは3人。 それぞれ別の施設の子をあずかったという。 もっとみんなあずかればいいのに・・・ 
Kちゃんは小学校5年生のわりには小さく幼く人懐っこかった。 施設の車で帰っていくKちゃんと手を振って分かれた。

帰ってきてなんにもする気がしなくて、山羊や鶏の餌の事がきになりつつも、ぼんやり過ごす。 
やっぱり何にもしなかったけど、人をあずかるのは疲れる。

ようやく3時ころやっと外に出てみると山羊が畑に! いかん!! 頭は真っ白。 畑に走って行くと、野菜を食べてる。 ちゃんと戸を閉めてなかったのだろうか・・・ その上鶏も外に出ている。 こらぁ! と追いかけると、山羊は一目散に小屋へ逃げていった。 悪い事してるのしってるのだろうか。 
それから鶏を小屋に入れるのが大変だった。小屋の回りをぐるぐる追いかけっこ。「まてぇ!」 こっちもぐるぐる、鶏もぐるぐる。 こりゃ切りがないと、助っ人をよびなんとか小屋へ閉じ込めた。

そして、しばらく躊躇したあと覚悟を決めて畑を見回る。 被害は思ったほどではなかったけどそれでもやっぱりやられている。 根っこがついてるものは植え直したりと、応急処置。 「うぬ、覚えてろよ!」 でも山羊は知らん顔で「め~ぇ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユキのお見合い

2005年01月03日 05時59分01秒 | 日記
さあ、今日はユキのお見合い。
雪もだいぶ解けてきた。

車にビニールシートを敷き餌を積み込んで、留守番のねねを小屋に繋いでたっぷり餌をやり・・・ と、朝から大忙し。

山羊を車に乗せるのはてこずるだろうなと思ってたら、車の中の餌を目ざとく見つけてさっさと自分で乗り込んだ。

お相手は車で30分くらいの所。 でも緊張の30分。 山羊も緊張して、足を踏ん張り周りを見つめている。 ついつい雄山羊シロのことを思い出す。
でも山羊にはきっとこちらの気持ちが通じているのるのだろう。 車に乗るのを激しく嫌がったシロの時とはちがって、わりとのどかだった。 シロもユキもこれからおこることがわかっていたのだろう。

さて、いよいよついた。 家の裏に雄山羊と雌山羊を離して繋いでいた。 雄山羊は、種類はよくわからないが、りっぱな角とふさふさした毛をもったとっても温厚なシロ山羊。 大きさはユキよりも少し大きい。 シロくらいかな。
ところで話ではすぐさま雄山羊のところに突進する・・・と思ってたら、ユキはおずおずと警戒しながら近づいていった。 そしてすぐ側まで来てもなかなかそれ以上は近づこうとはしない。 それどころかたちまち頭突き合戦。 やっぱり雄の方が強いけどユキも負けてはいない。 これは闘牛ならぬ闘山羊として売り出そうかなと一瞬思った。

これは、どうにも相性が悪そうだ。 雄山羊がくっついてくると顔をそむけて離れようとする。 
「おいおい、ユキや。 そんなにえり好みしないでいいかげんな所で妥協せなぁ。 やっと見つけた相手なんだぞ。 それにとっても温厚ないい奴じゃないか。 山羊は顔じゃない心なんだぞ」
というわけで、おだてたりすかしたりしてなんとか終わった。 でも、はたしてうまく行ったかどうかはよくわからない。  20日後の結果待ち。 うまくいったら6月ころ仔山羊が誕生するだろう。 あのふさふさした毛と温厚な性格をもった雌山羊が生まれたらいいのだけど・・・ ひょっとしてあの立派な角とあのシロの、極道の妻のユキの性格を持った雄山羊が生まれたら・・・ぞ~っ!

ところでここには雌山羊もいた。 無角のシロ山羊。 器量はユキのほうがいいけどとても温厚な山羊。 帰りにユキは挨拶代わりに頭突き数発この雌山羊(名前は同じユキ)に食らわせる。 完全なユキの圧勝。 普通なら「この泥棒猫!!」といって逆にやっつけられても文句言えないところだけど。
でもこの温厚な山羊は夫が浮気してても動ずることなく草を食べていた。 世の女性はすべからくかくありたいものだ。
もっともここを立ち去ったあと、この山羊夫婦が夫婦喧嘩をしたかどうかは定かではない。

こうして山羊のお見合いが終わった。 家に帰り着くとさすがにユキは疲れたのだろう。 すぐ小屋に入り座り込んでしまった。
ごくろうさん。 今日はゆっくりお休み。
―――――――――――――――――――――
今日も里子預かる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユキの発情あとはのんびり

2005年01月02日 05時50分31秒 | 日記
今日も雪が積もっている。雪の上にあるのは動物達の足跡だけ。突然出現する足跡にびっくり。 
いったいどこから来たのだろう? きっと野鳥なのだろう。 鳥でなかったら、ちょっと不気味だ。

里子を1日預かった。小学5年の男子。久し振りに小さな子どもと一緒の生活。ゲームなどをして遊ぶのも随分久し振りだ。子どもが小さかったころの事を思い出す。

ユキの発情。明日はいよいよユキのお見合い。雄山羊のところに連れて行く。うまくいってくれるといいけど・・・

年賀状を作った。
今ころから作り出すのはいつもの事。来た分だけ返事を出すので無駄はないし、なにより間違って年賀状辞退のハガキをもらってるところに出さないで済むのがいい。
それに、旧正月と称して、お年玉籤に外れたものだけ選んで出す人間に比べたらかわいいものだ。
このように年賀状をもらったものだけ返事を書くようにすると次第に出す年賀状が減ってくるのも助かる。
もっとも、もらうのは多いほうが嬉しい。 特にお年玉にあたった年賀状なら。 ~お年玉あたったら、だした人が急に、いい人に思えてくるから不思議だ。

きょうも山羊と鶏の世話、電柵の見回り以外は何もしなかった。そしてもっぱら食べて呑んで・・・
でもいつでも呑めると思うと案外呑まないものだ。
やっぱり酒は隠れて呑むのがいい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山羊ミニサミット

2005年01月01日 19時08分25秒 | 山羊の話
山羊ミニサミット
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元旦

2005年01月01日 09時01分01秒 | 日記
元旦。
外は大晦日からの雪で真っ白。
初日に映えて山も森も畑もまぶしいほどに輝いている。
 
 あらたしき年の初めの初春の
 けふ降る雪のいやしけよごと 

この降り積もる雪のように今年も好い事がたくさんあるといいな。
万葉の時も今も新年の願いは同じ。
初日に輝く野山を見てるとなんか今年はいいことがありそうな気になってくる。

昨日はやっぱり紅白の途中でつまらなくなって寝てしまった。
行く年来る年も除夜の鐘も夢の中、酔いの中。

今日は山羊と鶏に新年の挨拶をして後はただ呑んでテレビを見るだけと言う、だらしなくも、もっとも性に合ってる日を送った。

今年は4月で田舎暮らし4年目になる。そろそろ「田舎暮らし」から普通の「暮らし」になってきたようだ。
4年前の4月縁も所縁もないこの土地に夫婦二人でやってきた。十数年も耕作を放棄してすっかりススキが原になってた畑もどうにか畑らしくなったし、土も少し肥えてきた。 そして今では2頭の山羊と12羽の鶏に囲まれ、賑やかな毎日をおくっている。 今年はさらに仔山羊やヒヨコが生まれますます賑やかになる事だろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする