7/16 もう君の知っているフランスじゃないと言われた
ECに変わったこと、フランス国内でよく話に出たのは便乗値上げ。
1ユーロが6フランなにがしだった。
フランのころ、例えば10フランだったものは、ユーロだと切り上げて7フランくらいになる計算。
そうすると、売り手は数字が減って、損した気分になったのだ。
だからユーロで、例えば10ユーロにしたとする。
同じ数字だから大した疑問もなく購入している。
ところが給料は正確に計算されるから、
月末になると、何かおかしいことに気がつく。
金が足りないのだ。
給料から計算し直す。
あっている。
使った分を見直す。
どうも値段が違うのじゃない?というところにたどり着くのだった。
私たちは皆、便乗値上げがあったことに気がついていた。
私もね。
当時、汚いと思っていた。
でも、友人の話だとそれがずっと続いていたようだ。
友人は英国がEUを離脱したことに批判的だった。
でも、フランスの物価の上昇のひどさを愚痴っていた。
恐らくフランスだけでなく、他のEU国も似たような経済状況が続いているのだろう。
これはEUの政策というより、国民のモラルの問題で、
それを一括できるような政策って、どんなことができるだあろう?