7/26 知的障碍者に本気で腹を立てて殺した男
早朝にニュースで聞いて、どういう事件か理解できなかった人は私だけではないだろう。
でも、聞いているうちに、障碍者に腹を立てているとか、
がひょっとして殺傷した理由?と考えている。
母がボケて仏壇にしまっておいたものがない。
私が盗んだに違いない。
警察を呼んで指紋を調べてもらうから
と言ったとき、相手にしないことを決め込んだ。
フランスではその昔、ボケ老人を気違い病院に入れていたと聞いた。
でも、本当に痴呆というか、ボケてしまったら、
気違いと扱われても、仕方ないところもあるのだ。
この男は毎日、知的障碍者と一緒にいて、次から次へと
腹のたつことがあったかもしれない。
しかし、こういう施設に働く人は、この男だけでなく、
どの人も患者を受け流しているはず。
この男が何か患者に乱暴してとかの理由で解雇された?
それを障碍者のせいにして、憎んでしまったのだとしたら、
この男こそが知的障碍者になりうるのではなかろうか?
恐らく生真面目に接したのだと思う。
知的障碍者とか、痴呆老人というのは
確かに人間として平等であって、でも患者と看護人の立場は平等にはなりえないのだ。
3歳児と大人を平等であっても、同じには扱えないのと同じなのだ。
昼のニュースでおかあさんともトラぶったとか聞いた。
もしかしたら、彼自身が目立たなく精神的に不安定なところがあって、
一生懸命患者と接しているうちに、疲れきってしまったのかもしれない。
これから、痴呆・ボケが増える一方だというのに、
こんな事件が起こったら、先がおもいやられる。
どういう展開になるか、見守りたい。
そう、蛇足だけど、
上記の母の起こしたプチトラブル。
母が疲れるまでほっておいた。
そして幸いにして、この種の軽いボケはちょっと環境が変わることで、
例えば、3時のお茶を飲むとかで
金輪際、忘れてしまうのだ。
でも、数か月後に思い出すこともありうるのがつらいことだ。