5/21 伊集院でケミオを聞いて
この子の言葉を聞いていて、いろんなことを思った。
初めて聞いた、名前も。
カレンなんとかというのは日本語がちゃんと話せない。
だからため口とか言っているけど、はっきり言えばごまかしているだけ。
でも悪気はないし、相手を傷つける気もない。
ただ言葉が出てくるのに時間がかかってここがイラつく。
ケミオ君はため口ではない。
でも、日本語をちゃんとマスターしているかは知らない。
他の言葉、スマホ言語というか混ぜて話すので日本語で最初から最後まで
話せるかな?と思いながら聞いていた。
本を出したというから文章で見てみたい。
ケミオ君を聞いていて、詩的な言葉使いと思った。
音で聞くのもいいけど、文字にしたらどうなるだろう?
エッセイとは違う。
彼の作りあげる単語、有吉君のあだ名みたいものだと思う。
聞く人の記憶に残って、自分も記憶に残るけど
規制の単語より再使用しやすい。
私もフランス語で暮らしているうちに丁寧語や礼儀をわきまえた
日本語だけでいるのが苦しい。
うかうかすると、仕事中にため口になる。
ブログにしているときため口だけど、これは意図がある。
緩和するため。
ため口も、私なんかが大阪弁を混ぜるのも緩和の目的。
いいたいことを、相手が”本格的に”傷つかないように言うためだ。
若いころは話し言葉だけど、相手が傷つく言葉を選んで話したことがあった。
今はその逆だ。
昔、東京に出てきた人が東京で馬鹿と言われてショックだったと言った。
彼女は西出身だけど、アホとか言い方があると言った。
そうなのだ。
アホとか、アカンとか、常識弁で言われるよりはるかに軽い。
ケミオ君の言葉はどこを見れば見られるんだろう?