ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

デラウェア・パビリオン

2009-04-02 13:29:45 | 旅行
イギリス編の残り。写真はイースト・サッセクス州の海沿いの町ベックスヒルにあるデラウェア・パビリオン(De La Warr Pavillion)。アールデコ風の建築物で、今にもエルキュール・ポアロがヘースティングスと一緒に、優雅ならせん階段を下りてきそう。1935年に建てられ、2002年に宝くじ資金の援助で修復後リオープンされたとのこと。

この日は、車を物色するため、海沿いの町ヘースティングの近くの中古車ディーラーに行ったのだが、、ついでにベックスヒルまで足を伸ばしてみた。フィッシュ・アンド・チップスの昼食を取って家に帰る。

ボルドー大聖堂

2008-10-21 18:18:46 | 旅行
大聖堂のほうは掃除中で、部分的に足場が組まれており、すがすがしいクリーム色の壁とすすけた壁とが混在している。実は、全然予備知識なしでボルドーに行ったので、この大聖堂の名前すら知らなかった。今、ざっとネットで調査したところ、たぶんサン・タンドレ大聖堂だと思う(すごいいい加減)。

ボルドーのトラム

2008-10-21 18:04:50 | 旅行
ボルドー郊外の工業団地内にあるプール専門店でお掃除ロボットを修理に出した後、ボルドー市内に向かう。ボルドー市内にはトラムの交通網が張り巡らされている。「パーク・アンド・ライド」(なぜかこれは英語)のシステムもあって、車を近郊の駐車場に停めた後、市内の各所にトラムで行くこともできるのだが、この日は時間もないので、大聖堂近くのビストロで食事をすることを焦点に定め、その近くの駐車場まで車を乗り込んだ。

ボルドー市内は車も人も多くて、にぎやかだ。若者の多さにはびっくり。フランスの田舎で生活をしていると、土曜日の夜、祭りがあるときくらいしか、若者を見ない。フランスの若者はこんなところに隠れていたのだ。

ボルドーでの午後

2008-10-21 17:59:19 | 旅行
フランス編の続き。

9月27日、2軒隣のブライアンとメリルが、プールのお掃除ロボットを修理に出すためにボルドーに行くというので、それに便乗してボルドー旅行に出ることにした。途中、後輪のタイヤがパンクするというハプニングもあり、なかなかのアドベンチャーとなった。

フランスの高速道路でパンクするのは3度目なので(今回は他人の車だが)、わたしと夫は落ち着いたものだったが、ブライアンにとっては30数年ぶりのパンクということで、密かなパニックが伝わってきた。ブライアンと夫が車の外に出てタイヤ交換をしようとしていると、巡回中の高速道路メンテナンス車がやってきて、すぐに取って代わってくれた。すべて無料で、これもサービスのうちのようだ。さすがにフランスの高速道路は無駄に有料ではない。もっとも、我が家の車がパンクしたときには、こんな手助けはなかった。単に運の問題かもしれない。

ブドウ畑

2008-07-22 16:11:13 | 旅行
周りにはブドウ畑が広がる。この辺りはベルジュラックに含まれるが、西にあと30キロほど行くと、かの有名なポメロール地区になり、ボルドーワインになって値段もぐっと上がる。そこからさらに5~6キロ行くと、サンテミリオンに至る。このへんはワイン地帯だ。

グルソン湖の砂浜

2008-07-22 16:07:54 | 旅行
海(大西洋)までは100キロほどだが、まずそこに出るまでボルドーを通り越えないといけないため、ものすごい渋滞にあう。昨年アルカションに行ったが、たいへんな混雑だった。その点、ここは近いし、好天に恵まれた土曜日にもかかわらず、人出はそれほど多くなく、のんびりとしている。砂浜で日光浴をしたり、泳いでいる人もいた。わたしは自分の足が見えないところで泳ぐのは嫌いなので、湖では泳がないのだが、フランスではこういう湖や池が多い。わざわざ砂を運んできて湖岸の一部を砂浜にしている湖もある。

向こうの丘に見えるのは、ヴィラフランシュの村で、通り過ぎただけだが、ここもなかなか魅力的な村のようだ。

グルソン湖

2008-07-22 16:03:07 | 旅行
やっと夏らしい天気になってきた。最高気温は26度程度。日向は暑いが、日陰や室内は涼しいので過ごしやすい。

土曜日に買い物に出たついでに、ちょっと足を伸ばして、グルソン(Gurson)川の水源の湖に行ってきた。湖の真ん中には噴水(レマン湖のものに似ている)があり、湖岸の一部は砂浜になっている。テニスや乗馬の施設もあり、近くにはキャンプ場もある。敷地内にもう1つ小さめの湖があって、そこでは釣りができる。大きいほうの湖の周りにはレストランも4軒あり、なかなか充実したレジャー設備。前回はシーズンオフに来たので、レストランやバーも閉まっていた。その代わり、入場に金を取られることもなかったけど。入場料は大人1人2ユーロ50サンチーム。


鬼のすり鉢で鬼を見た

2008-05-22 17:32:50 | 旅行
(写真はBBCのサイトから)

イギリスのポーツマスの港に向かう途中、ハインドヘッドというところを通過するのだが、ここにDevil's Punchbowlと呼ばれる場所がある。日本風に言うと、鬼のすり鉢ということになるだろう。

かつて悪魔が北欧神話に出てくる神・トールに巨大な土の塊を投げつけて困らせ、その土を取った跡がこのすり鉢上の盆地にであるという伝説がある。が、実際には水による侵食によってできた大きな窪みだそうだ。

ここを通ると思い出すことがある。ここのナショナル・トラスト経営のカフェに入ったことがあった。向かいのテーブルに中年の小男が座ってお茶を飲んでいたのだが、その顔を見ると、額の両脇に小さな瘤がある。まるで、デビルが角を魔法で隠そうとしたのだが、全部は消せずに根元が残ってしまったという感じだった。ちょっと意地悪そうな貧相な顔つきは悪魔を思わせるのにふさわしい。トールに巨大な土くれを投げつけて困らせたという強力なイメージにはほど遠いが、あれはきっと鬼のすり鉢の鬼だったのだと信じて疑わない。

この近辺は現在道路工事中である。自然保護と慢性的な道路渋滞の解消のため、すり鉢を迂回するトンネルが建設中ということだ。トンネルができれば、この近くも静かになって、鬼もゆっくりカフェでお茶を楽しむことができるようになるだろう。

3年ぶりの帰国

2008-05-04 14:25:08 | 旅行
4月30日まで2週間半ほど日本に帰っていました。というわけで、またご無沙汰してしまいました。すみません。この間、「ブログの更新が進まないのは、応援しているサッカーチームが不調というのはたいへんお粗末な口実である」というカエルさまのお言葉をはじめ、日本の友人たちからさまざまな叱咤激励をいただきました。みなさま、いつもブログをご覧くださって、どうもありがとうございます。みなさまのお言葉を励みに、今後はもっとがんばりたいと思います。

成田から実家に向かう電車の中で感じたのは疎外感だった。日本にはもう何もわたしとの共通点が残っていないと思った。老後は日本で暮らそうと思っていたが、計画を変更しないといけない。が、1週間もして、昔の友だちと会うにつけ、まるで1日も日本を離れていなかったかのように、すっかり日本に溶け込んでしまった。やっぱり母国と言うのはこういうものなのだろう。