今日のイギリスは
インテリアも見たいという皆ちゃんのご要望に応えて、フランスの家の内部をご紹介します。
まずは台所。イギリスではシステムキッチンが普及しているのだが、フランスはこの点ではかなり後進国だと思う。この家の台所は一応戸棚のドアは同じ白の素材で統一されているし、ワークトップも壁と同じタイル張り(茶色の花柄というのが残念だが)になっているので、ましなほう。
ワークトップに足がついただけのテーブル状のものの縁に針金を渡し、そこに短いカーテンを吊る下げて台所の戸棚、というのがフランスではよく見られる。なぜフランスでシステムキッチンが普及しないのかと言うと、フランス人は引っ越すときに台所まるごと次の家に持っていくのだそうだ。だから、システムキッチンにすると、壁から取り外し、ばらして輸送するのがたいへんなので、あまり人気がないのだということである。
もっとも、以前イギリスで、わたしの家の隣に住んでいた夫婦は仮住まいだったが、次の家に持っていくと言って、前の家で使っていたシステムキッチンを車庫の中にしまっていた。イギリス人の中にはたまにそういう人もいるが、ほとんどの場合はみなそのまま残していく。趣味よく整えられ、良質の材料・器具を使ったシステムキッチンはセールスポイントになるが、遅かれ早かれ、新しくその家を買った人たちが自分たちの好みに合わせて新しくシステムキッチンを作り直すのが普通である。
この台所はたぶん入居後第一番の改装対象となるであろう。
インテリアも見たいという皆ちゃんのご要望に応えて、フランスの家の内部をご紹介します。
まずは台所。イギリスではシステムキッチンが普及しているのだが、フランスはこの点ではかなり後進国だと思う。この家の台所は一応戸棚のドアは同じ白の素材で統一されているし、ワークトップも壁と同じタイル張り(茶色の花柄というのが残念だが)になっているので、ましなほう。
ワークトップに足がついただけのテーブル状のものの縁に針金を渡し、そこに短いカーテンを吊る下げて台所の戸棚、というのがフランスではよく見られる。なぜフランスでシステムキッチンが普及しないのかと言うと、フランス人は引っ越すときに台所まるごと次の家に持っていくのだそうだ。だから、システムキッチンにすると、壁から取り外し、ばらして輸送するのがたいへんなので、あまり人気がないのだということである。
もっとも、以前イギリスで、わたしの家の隣に住んでいた夫婦は仮住まいだったが、次の家に持っていくと言って、前の家で使っていたシステムキッチンを車庫の中にしまっていた。イギリス人の中にはたまにそういう人もいるが、ほとんどの場合はみなそのまま残していく。趣味よく整えられ、良質の材料・器具を使ったシステムキッチンはセールスポイントになるが、遅かれ早かれ、新しくその家を買った人たちが自分たちの好みに合わせて新しくシステムキッチンを作り直すのが普通である。
この台所はたぶん入居後第一番の改装対象となるであろう。