ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

オランダ紀行(10)

2005-10-08 01:32:28 | 旅行
夜、アリーとトーシュと一緒に、去年連れて行ってもらったレストランに、オランダ最後の夕食をとりに行く。ヴァン・ダー・ヴォルクというチェーン店なのだが、安くておいしくて、サービスもとてもよい。

夫が注文した前菜のムール貝は殻を取って炒めてあったが、とても味付けがおいしかった(後のことを考えて、わたしは前菜はパスした)。メインコースはステーキ。わたしは、ステーキはめったに注文しないのだが、オランダのステーキは、アリーが自宅でご馳走してくれたのを含めて、どれもおいしかった。肉自体にもうまみがあるが、オランダもベルギー同様、ソースで食べさせる料理が多い。自分の好きなソースを選べる。アリーが注文したムール貝には、何種類かのソースがついてきた。

最後のデザートは前回同様、グランド・フィナーレというパフェで締めくくった(写真。バックに写っているのはアリー。花火付きである)。これは2人分なのだが、アイスクリームに生クリーム、底にはたっぷりいろいろな種類の果物が入っていて、4人でも食べ切れなかった。

「オランダは食べ物がおいしいね」とわたしがアリーとトーシュに4日間の感想を述べたら、「ベルギーはもっとおいしいよ」と2人が答えた。グリさんのご意見は正しいようです。

翌日は、トーシュが朝から出勤で、アリーが朝食を用意してくれる予定だったのだが、11時過ぎまで待っても現れない。雨が降っているので、道路が混むと困るので、早目に出発することにした。置手紙を残して、アリーの家を出発する。翌日電話で話したところによると、朝二度寝したら、すっかり眠り込んでしまったのだそうだ。こうして、5日間のオランダ旅行が終わる。

やっぱりオランダは人がすばらしい。とにかくフレンドリーだ。ヴィムのパーティーでも、あらかじめスペイン関係で数人の人たちは知っていたとはいえ、全くの初対面の人も会話に加わって、とても楽しい集まりとなった。また、オランダを訪ねたい。

オランダ紀行(9)

2005-10-08 01:14:35 | 旅行
9月25日(日)のオランダの天気はときどき

この日は朝食後、アリーとトーシュの別荘(ログキャビン)のあるキャンプ場に行く。閑静なところで、周りを野原と水路に囲まれている。昨年ちょうどわたしたちがオランダを訪れた時に買ったものだが、お値段は4万ユーロ(約550万円)だったとのこと。オランダには水路や運河・湖など水が多くて、ボートを持っていたら、あちこちを訪れることができる。夫はオランダに別荘を持つことに関心を抱き始めたようだ。

その後、ヴィムの60歳の誕生パーティー会場(彼がテニスに通っているスポーツセンターの中のバー)に行く。日曜日の午後3時~8時までというちょっと変わった時間帯のパーティー。もっとも、11時になっても、まだかなりの人が残っていた。常に片手に飲みかけのビール、もう一方の手に新しい満杯のビールのコップを持っていたので、写真を撮るチャンスがなかった。

おつまみを乗せた盆を持ってバーの店員が歩いて回っていたが、もちろんオランダ名物の生にしんも出た。特筆すべきは、アムステルダム名物のカレーコロッケ(なんとかボールというのだが、何度聞いても覚えられないし、発音ができない)。直径3センチくらいの球状のカレー味クリームコロッケなのだが、ひき肉が片隅にちょこっと入っているようだ。オランダ人自慢の一品らしい。

9月26日(月)のオランダの天気は

海辺のリゾート地に出かける。オランダの北海沿いの海岸や島のリゾート地は圧倒的にドイツ人観光客が多いそうだ。

海辺のカフェに入ると、ドイツ語でメニューが黒板に書かれていた。その1つが「エンドウ豆スープとベーコンを添えた黒パン」で、このスープはシュネルトとオランダ語で呼ばれ、オランダ名物だそうだ。黒パン(これはパンの概念をちょっと越えている。焼いてないのではないか?穀物がそのまま感じられる、ぼそぼそしたドイツ風のパンだった)に添えられているのは、ベーコンとは言うが、生で食べられるところを見ると、ハムと言ったほうがいいかもしれない。スープにはソーセージや厚切りのベーコン、いろいろな野菜が入っていておいしかった。エンドウ豆がピューレ状になっているので、お腹もいっぱいになる。北海からの風が冷たかったこの日にはぴったりのランチ。

オランダ紀行(8)

2005-10-08 00:51:31 | 旅行
アムステルダムのヨルダン地区にあるカフェ・デ・ソン(Cafe de Zon)に行く。4人でビールを飲んでいると、市場での仕事を終えたヴィムが加わり、さらに仕事を終えたトーシュとアリーの友達のマリオとその奥さんのイングリッドが加わる。

写真はカフェ・デ・ソンの天井に飾られたアーセナルのユニフォームで、夫が寄付したものだ。去年ここを訪れたときにアーセナルのユニフォームがないとカフェの女主人に苦情を言ったら、それなら寄付してちょうだいと言われたので、その後、スペインでヴィムに会ったときに、ユニフォームをカフェ・デ・ソンに持っていってもらった。

カフェを去るときに、その女主人に「また来年ね」と声をかけられた。オランダ旅行は年中行事になるだろうか。

この後、アルゼンチン料理店で食事をする。アムステルダムでは、アルゼンチンのステーキハウスがとても多いそうだ。土曜の夜のアムステルダムはどこもにぎわっていた。

ヴィムとレーニーで車でアリーとトーシュの家まで送ってもらうが、「アムスに来たら、絶対に赤線地帯を見なくちゃだめ」とレーニーが言い張って、車で飾り窓の女たちを通りすがりに見た。




オランダ紀行(7)

2005-10-06 17:54:11 | 旅行
油屋に立ち寄る。レーニーのお気に入りの店らしくて、レーニーとアリーがにんにくをつけたオリーブ油を買う。「コルドバ」「シシリー」など産地の名前が書かれた金属製のオリーブオイルの樽が店内に並び、注文すると好みの量だけ瓶に詰めてくれるようだ。油だけでなく、各種調味料も置いてある。ミツカンのすし酢・米酢やキューピーマヨネーズも並んでいた。

チーズを売る露店が並ぶマーケットをのぞき(レーニーがペストを買った。味見させてもらったが、なかなかおいしかった)、ヴィムの店があるヨルダン地区のマーケットに行く。ヴィムに声をかけ、ベトナム料理専門の露店でベトナム風揚げ春巻を買って、食べる。ソースが辛かったが、具がたっぷり入っておいしかった。

オランダ紀行(6)

2005-09-30 23:37:08 | 旅行
売店で食べるには、前の記事の写真のように2センチくらいの長さに切って、オランダ国旗のついた楊枝で食べるのが人気のようだが(通はそれに刻んだ生の玉ねぎを添える)、伝統的には、この写真のオランダ乙女のように一本釣りするのが正しい食べ方のようだ。

ちなみにこのポスター、1枚5ユーロ(約700円)でこの売店で売っているだが、いったいどんな人が買うのだろう?わたしのような観光客?ただで写真撮ってしまってすみません。

オランダ紀行(5)

2005-09-30 23:30:06 | 旅行
途中、売店でオランダ名物生のニシンを買って食べる。アリーはこれに目がない。

つい最近亡くなったが、それまで世界一長寿のオランダ人女性が、その長生きの秘訣を「1日1回生のニシンを食べること」と言っていたそうである。もっとも、オランダ人でも生ものは苦手という人がいるわけで、トーシュはこれが嫌いだそうだ。ましてや、食に関してはかなり保守的なイギリス人のうちの夫は、まったくニシンには手を出さず、わたしがおすそ分けしてあげたガーキンの酢漬けをちょびちょびとつまんでいた。

正月の日本帰国からヨーロッパに戻って以来、もっとも寿司に近い食体験で、わたしは大満足。オランダから帰ってきた今も、生ニシンがなつかしい。生ニシンにはうるさいアリーも、ここのは最高と言っていた。

オランダ紀行(4)

2005-09-30 23:18:22 | 旅行
早速駅前のカフェでビールを飲んで一服。小さなビールのことをオランダ語で「ビアチ」と言う。なんだかかわいい。小さめのグラス(200ミリリットル弱)に3分の1くらい泡を立てて注ぐのがオランダ風。イギリスでは、ハーフパイント(約284ミリリットル)なり1パイントなりのグラスの縁まで泡無しで注がないと、詐欺ということになる。

その後、ヨルダンという地域まで運河沿いの道を歩く。

オランダ紀行(4)

2005-09-30 23:02:47 | 旅行
これがオランダ中央駅の立体駐輪場。それだけでは足りなくて、路上にもたくさんの自転車が停められている。日本でも駅前駐輪場に停められた自転車の数はすごいが、やはりここにはかなわないように思う。

ちなみに去年のオランダ旅行時のカルチャーショックについては、メールマガジン「不思議のペドロランド」の第17号「水と風車とビールと自転車~不思議の国オランダ」をご覧ください。

オランダ紀行(3)

2005-09-30 22:55:17 | 旅行
9月24日(土)のオランダはときどき

午後2時の近距離電車でアムステルダム中央駅に行く。途中の駅で、友達のレーニー(女性)が乗って来て、総勢4名(アリーとわたしたち夫婦)となり、アムステルダムに到着する。アムステルダム中央駅は歴史的・建築的にかなり有名な建物のようだが、現在改装中で足場と幕で覆われているので、残念ながら写真はなし。代わりに駅前の教会を写真に撮ったが、これも前景にクレーンが入ってしまった。

オランダ紀行(2)

2005-09-30 22:47:16 | 旅行
9月24日(土)のオランダはときどき

朝ごはんはアリーが用意してくれるが(奥さんのトーシュは、この日は出勤ということで、わたしたちが起きてきた後すぐに、勤務する自転車店へ自動車で出かけていった)、ハイネ家の習慣なのか、オランダの伝統なのかは知らないが、パンにハム・チーズ・レバーパテ、あるいはジャムというメニューである。晴れて暖かく(最高気温20度ちょっとくらい)、庭で朝食をいただく。

朝食後、買い物がてら、クロムニーを散歩。濃い緑色の板に白の縁取りのしてある大きな正面がこの地域の伝統的な建物だそうだが(前の記事の写真)、それだけでなく、いろいろなスタイルの家が立ち並んでいる。イギリスだと、まったく同じ形をした家がどーっと通りに軒を連ねているところだが、ここは一軒一軒が異なっていておもしろい。古い家の隣にモダンな家が建っていたりする。それでいて、茶色・クリーム色あるいは渋い緑色いう色使いに統一しているので、一応調和がとれている。