ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

オランダ紀行(1)

2005-09-30 18:03:21 | 旅行
9月23日(金)のイギリス・ベルギー・オランダは

午前10時のフェリーでドーバーからフランスのダンケルクに渡る。そこから、車でフランス・ベルギー国境を越え(と言っても路傍に国名の看板が立っているだけで、何もない)、ブルージュ・ゲント・アントワープを通過して、オランダに入る。ベルギーもオランダも、とにかくまっ平ら。ブレーダ・ユトリヒト・アムステルダムを通過し、スペインの隣人、アリーとトーシュの家に午後6時半に到着する。

写真はアリーとトーシュの住むクロムニーの商店街に建つ家。

ドイツ紀行(17)

2005-09-09 20:11:03 | 旅行
8月15日(月)のドイツの天気は

朝食をとった後、チェックアウトをし(なんとヘルムートがホテル代を全部払っておいてくれた)、ヘルムートとアナの家に別れを告げに行く。10時少し過ぎにヴッペルタールを出発。

ドイツは道中ずっと雨であった。ベルギーに入って雨が止む。途中の高速道路のサービスエリアで昼食を取り、ダンケルクには3時に到着した。予約したより一つ前のフェリーの便に間に合ったので、予定より早く家に到着する。

あっという間のドイツ旅行であった。ヘルムートもアナもスージーも、わたしたちがデュッセルドルフ観光をする時間がなかったのをたいへん残念がっていた。次回はぜひ、デュッセルドルフを含め、もっとじっくりドイツを見てみたい。それから、伝統的ドイツ料理をぜひ味わってみたい。

写真は土曜日に撮ったもの。ホテルの近くの家並みなのだが、ヴッペルタール近辺には、このように灰色のスレートを外壁に貼った家が多い。雨に濡れるとさらに美しいが、さぞかし高くついたことだろう。メンテナンスもたいへんだろうし。

右側の建物には、ファイアー・ストアという看板が脇にかかっている。"Firefighter Store"という看板も中に見え、消防士オタク専用の店か?

ドイツ紀行(16)

2005-09-09 19:51:44 | 旅行
8月14日のドイツはのち

こうしてドイツの工学技術見学を終え、マーティンとスージーにホテルまで送ってもらった。ホテルで着替え、迎えにきてくれたミヒャエルの車で、前日に行った町(写真。天気のよかった前日に撮ったもの)にあるタパスバーに行く。スージーとマーティンのお気に入りの店らしい。すでにスージーが予約しておいてくれたのだが、ドイツ滞在最後の夜であった。とうとう、ドイツ料理を賞味する機会がなかったのが残念である。

スージーのおすすめで、タパスの盛り合わせを注文する。この週の金曜日にも、ロンドンのタパスバーに行ったのだが、ペドロランド周辺で出てくるタパスとは種類が異なるのが興味深かった(もっとも、イギリス人たちと一緒に行動していると、ペドロランド周辺でタパスを食べることはめったにないのだが)。きっと、他の地方のタパス料理なのだろう。ここも、ロンドンのタパスバーも、スペインのタパス料理よりずっとにんにくをきかせてあったような気がする。

ドイツ紀行(15)

2005-09-09 19:34:39 | 旅行
スージーが予め計画しておいてくれた行程に従い、シュロスブルクの城から、ヨーロッパ一高い(だったかな?)鉄道用鉄橋へ移動する。ちょうど電車が通過するところで(シャッターチャンスを逃がした)、20人くらいの人たちがすでに待ち構えていた。電車がマッチ箱のように見えるくらい高いところを走っている。こんな高いところを走っている線路でも保守は必要なわけで、線路に至るはしごのようなものも見える。高所恐怖症の人には務まらない仕事だ。

しかし、こういう場所や吊り下げ式モノレールが観光名所になるというのは、やはりドイツはエンジニアリングの国なのだ。

ドイツ紀行(14)

2005-09-09 19:26:57 | 旅行
シュロスブルク城内の売店。大きなソーセージにかぶりつくおじさんを横目で見る。

ドイツ版アフタヌーンティーのおかげで、お腹はいっぱいなのだが、グリさんおすすめのカリーヴルストを食べてみたかった。「焼いた大きめのソーセージをブツブツと切って(そのためだけのヘンな機械がある)、 紙皿に盛って、ケチャップをベースにした各屋台秘伝のソースをたっぷりかけ、上からカレーパウダーを振り掛け」たものだそうです。たいへん庶民的な食べ物のようだけど、立派なお城の中の売店でも売っていただろうか?

ドイツ紀行(12)

2005-09-08 17:59:26 | 旅行
8月14日(日)のドイツはのち

喫茶店を出ると、残っていた低い雲もすっかり消えていた。眼下には谷間に町の家並みが広がる。一谷はこうだったかと思わせるような急な斜面に、スキー場にあるような2人がけのリフトが動いている。本当はこの下に車を止めて、リフトで上がって来ようかという案もあったのだが、なにしろ天気がはっきりしない。リフトに乗った瞬間にまた土砂降りにでもなったら、目も当てられないので、車で山道を登って来ることにしたわけである。

ここは伝説の地だそうで、スージーが喫茶店の壁に書かれていたその物語を訳してくれたところによると、昔ある騎士が殺人の濡れ衣を着せられたそうである。そして、その騎士が、この急な斜面を馬で飛び下り、もし自分が無事に下に着地したら、それは神が自分の無実を認めたことになるだろうと言った(騎士はどうでもいいけど、馬がかわいそう)。騎士は無事に着地し、自分の潔白を証明した。そのときに、騎士が、自分の馬が着地したところには草は生えないだろうと言ったそうなのだが、そこには今も草が生えないということである。

ドイツ紀行(10)

2005-09-07 23:42:08 | 旅行
米をクリームであえたものと聞いて、わたしはまっさきにイギリスのライスプディングを思い浮かべてしまった。スペインにもアロス・コン・レチェというものがあるが、甘い米というのがわたしには許せない。神聖なるご飯をデザートに降格させてしまうというのは、ご飯に対する冒涜である。ヨーロッパ人にしてみると、米というのは野菜の1つなのだろう。冷たいご飯(ご飯と考えてはいけないのだろうが)をサラダに入れたライスサラダなんかもあるが、これも許せない。

で、スージーがSahnereisを注文すると言ったときには、ちょっと抵抗を示してしまった。が、伝統ということばに弱いわたしはとりあえず試してみることにした。ライスプディングにはカスタードが使われているが、これはその代わりに生クリームが使われていて、甘さ控えめ。生クリームもふんわりとして、あっさりしている。米はそれほどたくさん入っていなくて、ちょっと歯ざわりを楽しむという程度。シナモンで味付けがされていて、なかなかおいしかった。チェリーと一緒にワッフルに乗せていただく。

ドイツ紀行(9)

2005-09-07 19:32:55 | 旅行
ワッフルがメインらして、1人1枚ずつ。これにはクリームで似た米(次の写真)とチェリー(前の写真のドロッペルミナの前に置かれているもの)をのせていただくのが伝統的な食べかたらしい。

そのほかは2人前なので、レーズン入りのパン・全麦の茶色のどっしりとしたパン・もっと茶色いどっしりしたパン・2度焼きしたかりかりのケーキ・プレッツェルをやわらかくしたようなパンが2切れずつを5人で分けて食べた。

ちょっと甘めのレーズン入りのパンには、リンゴのムース(オランダ人の好物)か各種フルーツジャム、あるいはクリームチーズを添えて食べるものらしくて、これらが一緒に出てきた。