ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

早くも怪奇現象が…

2006-08-09 11:01:01 | フランスの生活
フランスに到着して1週間半が過ぎた。到着当日の蒸し暑さには閉口したが、幸いその後は最高気温25度前後と過ごしやすい日が続いて、ほっとした。が、今週からはまた気温が上がっている。それでも、湿度はそれほど高くなく、室内は比較的涼しい。

やっと落ち着いてきた。フランスに到着してみると、まずテレビが映らない。友人からもらったイギリスのセットトップボックスを使って、イギリスのデジタル放送を受信しているのだが、信号が受信されなくなっていた。お向かいのイギリス人の話によると、わたしたちがいない間に3回ほどたいへんな嵐があったそうだ。暴風の影響でパラボラアンテナかLNBに影響あったのか、雷でセットトップボックスがいかれてしまったのか?結局、前に設置をお願いしたB&Bのご主人に再びご足労を願って、修理してもらった。が、なんと言っても素人に毛が生えたくらいの半プロなので、試行錯誤の結果、受信ができるようになるまで、4日かかった。この間テレビなしの生活で、引越し当初のキャンプ生活を思い出した。

電話も通じなくなっていた。お向かいのイギリス人が「お宅の電話は大丈夫?」などと言うものだから、すっかり嵐のせいで電話が不通になっているのかと思ったら、実は料金滞納のため、サービスを停止されていたのだった。恥ずかしい。が、実は電話会社のほうの手違いのようで、口座自動引き落としの手続きがなされていなかったのだ。これは料金を払って解決。

水道のほうも滞納していたようなのだが、滞納でも止めないのか、まだそれほど長い期間滞納していないのか、幸い止められることはなかった。ファブリスが水道接続時に口座引き落としの手続きもしてくれたものと思い込んでいたのだが、それができてなかったようだ。

スペインのご近所のパットとアイリーンがイギリスからやってくるというので、客用寝室の改装を始める。壁紙をはがし、ペンキを塗って、ベッドを組み立てたところ。次は洋服ダンスの組み立てである。電灯も買いに行かなくちゃ。居間には新しいソファとアームチェアのセットが入って、ついに折りたたみ式椅子の生活から解放された。

こうして少しずつ生活が快適になって、周りに自分の好きなものが増えてくると、フランス生活もそれほど悪くない。

が、到着したその晩、とても不思議なことがあった。わたしは半分眠りの中ではっきりとは聞かなかったのだが、大きな物音が夜中にした。夫はちょうどトイレに起きたところで、はっきりとその音を聞いたと言う。立ち上がって、真っ暗な室内を壁に手を這わせながら歩いていくと、2つ目の大きな物音がした。夫の手のひらにもその振動が感じられたそうだ。ちょうど誰かがこぶしで思い切り壁を叩いたような感じだと言う。よっぽどこの怪奇現象が気にかかっていたのだろう、次の日とその次の日に我が家にやってきた人たちにも、夫はこの話をしていた。やっぱり前の持ち主はこの家の中で亡くなったのかもしれない。わたしは夜は鏡を見ないことにしている。