ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

パン焼き器実験記録(3)

2006-10-02 18:43:54 | イギリスの生活
今度はグラナリー・ブレッドに挑戦することにした。granary breadを英和辞典でひくと、全麦のパンと書いてあるのだが、Granaryは登録商標のようである。Granary flourというと、麦芽の粒が入った全粒粉(読み方は「ぜんりゅうこ」でも「ぜんりゅうふん」でもよかったのですよね、kmyさん。)を意味するようだ。

わたしのホームベーカリーだと、全麦(whole wheat)コースで5時間かかる。メーカーのレシピだと、グラナリー小麦粉を普通の強力粉の代わりに使うだけで、そのほかの分量はまったく同じなのだが、これまでの白食パン経験から、バターと水とスキムミルクの量を増やし、塩と砂糖を減らす。さらに、今回からイーストを小さじ2分の1から4分の3に増やすことにした。全麦コースを選ぶと、耳の焼き色を指定することができない。

結果はとてもおいしかった。中身はふわふわでしっとり、香ばしい。ついに満足のいくパンができあがった。ぱさぱさしていないので、食べ切れなくても3日間は持つ。

ただし、おいしいパンの代償は高かった。ノンスティックの焼き釜の底には深い引っかき傷が。生地をこねる過程で、麦芽の粒でついた傷のようである。このままグラナリー・ブレッドを焼き続けたら、わたしのホームベーカリーはいったいどんな状態になるのかと心配になった。が、3回グラナリーを焼いた今、残っている傷はこれだけなので、だいじょうぶかもしれない。次はクルミ入りの黒パンに挑戦したいのだが、グラナリーファンの夫が許してくれるだろうか。