ご無沙汰しました。現在、スペインにいます。
今回もやはりハプニング無しというわけにはいきませんでした。話は長くなるので、何回かにわけてイギリスからフランスを経てスペインに至るまでの経緯をお話します。
10月25日(木)の午後に一応車が走行可能な状態になったということで、車を引き取ってきた。実はタイミングベルトのカバーは届いていなくて、これはいつ手に入るかわからない。でも、普通の車にはケースはないようなので、たぶんオフロード走行用にカバーが付いているのだろうという結論に達する。今回の旅にオフロードはないので、カバー無しでも大丈夫だろう。また、パワーステアリングのベルトもキュルキュルとものすごい音を立てているのだが、これも新しいものが手に入るのは早くても翌日になってしまうということだし、走行には支障をきたさないので大丈夫と判断を下す。
イギリスを出発すると決めると、翌日夕方のフェリーでフランスに渡ることにした。
急いで荷造りをするとろくなことはない。今回の最大の失敗は、デジタルカメラからパソコンに写真を転送するためのケーブルを忘れたこと。というわけで、来年1月にイギリスに戻るまで、このブログは写真なしになるかもしれません。ごめんなさい。できれば、メモリカードの読み取り機を買うとかして、なんとか写真をアップロードする方法を考慮してみたいと思っています。
もう1つの失敗は靴4足をイギリスに忘れてきたこと。すっかり荷造りするのを忘れていた。このうち3足は夏用のサンダルで、故障した車と一緒にイギリスに着いたときには、すでにイギリスの夏は終わっていて、とうとう出番がなかった。これで来年の夏まで日の目を見ないことになる。スペインに持ってきていたら、まだまだ活躍のチャンスはあったのだけど。
ニューヘイブンの港に向かう途中、サセックス県の田舎道(これでも幹線道路だが)で不思議な看板を見かけた。「野鳥保護地区」という看板のすぐ下に「オーブンで焼くだけ・猟鳥獣の肉あります」という文字。野鳥は保護されているのか?それとも、人々の晩御飯になっているのか?
いつ車が故障するかとハラハラドキドキしながら、フランスに渡る。フランスの港・ディエップに到着したのが夜10時半。夏のバカンス族大移動に巻き込まれた前回とは異なり、今回は交通量も少なかった。途中、ルーアンの川沿いで縁日が開かれていたようで、遊園地の乗り物がライトアップされてにぎやかで美しかった。スリリングな旅もとりあえず朝午前6時半に終わって家に到着し、湯沸かし器のスイッチを入れて床に就く。家のほうは特に変わったことはなかったようだ。
4時間ほど眠って、午前10時半に起床。この日は暑くて、日中日向の気温は30度を越えた。イギリスから買って持ってきたペンキ・照明器具などを車から降ろし、フランスに置いてあった洋服などを車に積み込む。庭の芝生を刈り、バラの剪定をして、冬の準備をする。次回イギリスに1月末に戻るときには、フランス経由になるかもしれないが、たぶん家の状態をチェックするにとどまり、1泊以上はしないだろう。ここの冬はかなり厳しいらしい。毎年、零下16度まで下がる日があるのだそうだ。そのような日は年に1度しかないのだそうだが、冬の間氷点下は当たり前らしい。わたしたちが今年2月に立ち寄ったときも、零下2度だった。
夕方、お向かいのイギリス人カップル、ブライアンとメリルの家にお邪魔する。ワインを飲みながら、1時間ちょっとおしゃべりを楽しんだ。わたしたちがいなかった間に激しい嵐があって停電や洪水の被害があったこと。また、空き巣に入られて、イギリスから来ていたお客さんの現金と宝石類が盗まれたとのこと。それはたぶんジプシーの仕業だわね、とわたしが言ったら、やはり警察も同じことを言っていたそうだ。ちょうど同じ時期に近くの町にサーカスが来ていたらしい。彼らは大きなものは取らない。また、ドアを壊したり、ガラスを割ったりして侵入することはなく、ドアや窓が開いていたりといったちょっとした隙を見て家に入り込む。万が一見咎められたりすると、ごめんなさいと謝ってそそくさと立ち去るのである。居直って暴力を振るったりする危険性はないが、他人が汗水たらして手に入れたものを盗むのはやはり許せない。
家に戻ると8時を回っていた。外食に出かけるのには遅すぎるし、5コース料理の間座り続ける体力もないので、夕食は近くの町にピザを買いに行って家で食べることにする。お向かいのメリルもやっぱりフランスで軽い食事をするのは難しいと言っていた。この辺りではどこも2時間かけて5コース食べるというパターンのようだ。5コース残さず食べるのは無理なので、2コースほど飛ばすと、「うちの料理のどこが気に入らないのか」と詰め寄られるのが困ると嘆いていた。
こうして、その晩は夜12時に床に就く。目覚ましを7時にセットしておいたが、この夜(厳密には10月29日の朝2時)にサマータイムが終わって、時刻が1時間早くなるので、新しい時間ではこれは6時ということになる。7時まで寝ても実はまだ6時で、1時間得をしたことになる。日暮れが早くなるのはさびしいが、いいこともある。
今回もやはりハプニング無しというわけにはいきませんでした。話は長くなるので、何回かにわけてイギリスからフランスを経てスペインに至るまでの経緯をお話します。
10月25日(木)の午後に一応車が走行可能な状態になったということで、車を引き取ってきた。実はタイミングベルトのカバーは届いていなくて、これはいつ手に入るかわからない。でも、普通の車にはケースはないようなので、たぶんオフロード走行用にカバーが付いているのだろうという結論に達する。今回の旅にオフロードはないので、カバー無しでも大丈夫だろう。また、パワーステアリングのベルトもキュルキュルとものすごい音を立てているのだが、これも新しいものが手に入るのは早くても翌日になってしまうということだし、走行には支障をきたさないので大丈夫と判断を下す。
イギリスを出発すると決めると、翌日夕方のフェリーでフランスに渡ることにした。
急いで荷造りをするとろくなことはない。今回の最大の失敗は、デジタルカメラからパソコンに写真を転送するためのケーブルを忘れたこと。というわけで、来年1月にイギリスに戻るまで、このブログは写真なしになるかもしれません。ごめんなさい。できれば、メモリカードの読み取り機を買うとかして、なんとか写真をアップロードする方法を考慮してみたいと思っています。
もう1つの失敗は靴4足をイギリスに忘れてきたこと。すっかり荷造りするのを忘れていた。このうち3足は夏用のサンダルで、故障した車と一緒にイギリスに着いたときには、すでにイギリスの夏は終わっていて、とうとう出番がなかった。これで来年の夏まで日の目を見ないことになる。スペインに持ってきていたら、まだまだ活躍のチャンスはあったのだけど。
ニューヘイブンの港に向かう途中、サセックス県の田舎道(これでも幹線道路だが)で不思議な看板を見かけた。「野鳥保護地区」という看板のすぐ下に「オーブンで焼くだけ・猟鳥獣の肉あります」という文字。野鳥は保護されているのか?それとも、人々の晩御飯になっているのか?
いつ車が故障するかとハラハラドキドキしながら、フランスに渡る。フランスの港・ディエップに到着したのが夜10時半。夏のバカンス族大移動に巻き込まれた前回とは異なり、今回は交通量も少なかった。途中、ルーアンの川沿いで縁日が開かれていたようで、遊園地の乗り物がライトアップされてにぎやかで美しかった。スリリングな旅もとりあえず朝午前6時半に終わって家に到着し、湯沸かし器のスイッチを入れて床に就く。家のほうは特に変わったことはなかったようだ。
4時間ほど眠って、午前10時半に起床。この日は暑くて、日中日向の気温は30度を越えた。イギリスから買って持ってきたペンキ・照明器具などを車から降ろし、フランスに置いてあった洋服などを車に積み込む。庭の芝生を刈り、バラの剪定をして、冬の準備をする。次回イギリスに1月末に戻るときには、フランス経由になるかもしれないが、たぶん家の状態をチェックするにとどまり、1泊以上はしないだろう。ここの冬はかなり厳しいらしい。毎年、零下16度まで下がる日があるのだそうだ。そのような日は年に1度しかないのだそうだが、冬の間氷点下は当たり前らしい。わたしたちが今年2月に立ち寄ったときも、零下2度だった。
夕方、お向かいのイギリス人カップル、ブライアンとメリルの家にお邪魔する。ワインを飲みながら、1時間ちょっとおしゃべりを楽しんだ。わたしたちがいなかった間に激しい嵐があって停電や洪水の被害があったこと。また、空き巣に入られて、イギリスから来ていたお客さんの現金と宝石類が盗まれたとのこと。それはたぶんジプシーの仕業だわね、とわたしが言ったら、やはり警察も同じことを言っていたそうだ。ちょうど同じ時期に近くの町にサーカスが来ていたらしい。彼らは大きなものは取らない。また、ドアを壊したり、ガラスを割ったりして侵入することはなく、ドアや窓が開いていたりといったちょっとした隙を見て家に入り込む。万が一見咎められたりすると、ごめんなさいと謝ってそそくさと立ち去るのである。居直って暴力を振るったりする危険性はないが、他人が汗水たらして手に入れたものを盗むのはやはり許せない。
家に戻ると8時を回っていた。外食に出かけるのには遅すぎるし、5コース料理の間座り続ける体力もないので、夕食は近くの町にピザを買いに行って家で食べることにする。お向かいのメリルもやっぱりフランスで軽い食事をするのは難しいと言っていた。この辺りではどこも2時間かけて5コース食べるというパターンのようだ。5コース残さず食べるのは無理なので、2コースほど飛ばすと、「うちの料理のどこが気に入らないのか」と詰め寄られるのが困ると嘆いていた。
こうして、その晩は夜12時に床に就く。目覚ましを7時にセットしておいたが、この夜(厳密には10月29日の朝2時)にサマータイムが終わって、時刻が1時間早くなるので、新しい時間ではこれは6時ということになる。7時まで寝ても実はまだ6時で、1時間得をしたことになる。日暮れが早くなるのはさびしいが、いいこともある。