最近さぼっていたので、まずはお天気の話など。ペドロランドはこのところ暖かい日が続いている。日中の気温は22度くらい。12月に日向ぼっこが楽しめるというのはありがたい。日向で座っていると汗ばんでくるくらいだ。が、夜はさすがに気温が下がってガスストーブが必要になる。暖炉で薪を燃やす家もあって、夜気の中に秋の匂いが漂ってくる。しかし、レーゲンマイスターことウィルフレッドが昨日ドイツからやってきたので、きっとすぐに天気が崩れることだろう。
さて、イギリスから持ってきた5キロのグラナリーフラワーがまだ半分弱ほど残っているのだが、そろそろ小麦粉調査を始めることにした。
まず近所のスーパーマーケット、メルカドナ。この店はバレンシア地方で展開しているスーパーチェーンで、地元産の食料品を中心としている。規模としては比較的小型。自社ブランド商品ばかりで、ほかのブランドを置かないのが欠点である。小麦粉は、自社ブランドの製菓用小麦粉と揚げ物用の小麦粉の2種類と、イギリスから輸入したと思われるホームプライド社の小麦粉だけ。製菓用と揚げ物用ということはどちらも薄力粉ということですよね?ホームプライド社の小麦粉の袋には、英語で"self-raising flour"と書いてある。つまりふくらし粉入りだ。スペイン語の輸入ラベルには製菓用と書いてある。というわけで、どれもパン作りには適していないようである。
我が家から車で15分ほどの知人の家を訪れたときに、新しくできた近くのイギリス食料品店に行く機会があった。ドアを開けるなり目に飛び込んできたのが、パン用の強力粉。思わず躍り上がってしまった。そこはホームベーカリー・コーナーであった。白の強力粉だけでなく全粒粉の強力粉まである。残念ながら普通のグラナリーフラワーはなかったが、代わりにグラナリーのミックスは置いてあった。小麦粉と使い比べてみるのもおもしろいかもしれない。ホームベーカリー用のインスタントのイーストまであるし、ここはホームベーカリー利用者の(スペインの)天国である。
この品揃えの違いには驚いた。スペイン人にとって、パンとは買うものであり、家で作るものではないのだろうか。実際、わたしたちもこれまでは近くのキオスクで毎日焼きたてのパンを買っていた。その前は、小型トラックに乗ったパン屋がうちの前までパンを売りに来ていた。
スペインで暮らすイギリス人の間でこんなにホームベーカリーが流行っていたというのは意外な発見であった。パサパサで軽い生地のバゲット型のパンと、これもパサパサでしかも甘い食パンが多いスペインでは、歯ざわりのしっとりしたふわふわの食パンが恋しいというイギリス人が多いのかもしれない。とりあえず、強力粉が手に入る場所が見つかったのは収穫だ。
さて、イギリスから持ってきた5キロのグラナリーフラワーがまだ半分弱ほど残っているのだが、そろそろ小麦粉調査を始めることにした。
まず近所のスーパーマーケット、メルカドナ。この店はバレンシア地方で展開しているスーパーチェーンで、地元産の食料品を中心としている。規模としては比較的小型。自社ブランド商品ばかりで、ほかのブランドを置かないのが欠点である。小麦粉は、自社ブランドの製菓用小麦粉と揚げ物用の小麦粉の2種類と、イギリスから輸入したと思われるホームプライド社の小麦粉だけ。製菓用と揚げ物用ということはどちらも薄力粉ということですよね?ホームプライド社の小麦粉の袋には、英語で"self-raising flour"と書いてある。つまりふくらし粉入りだ。スペイン語の輸入ラベルには製菓用と書いてある。というわけで、どれもパン作りには適していないようである。
我が家から車で15分ほどの知人の家を訪れたときに、新しくできた近くのイギリス食料品店に行く機会があった。ドアを開けるなり目に飛び込んできたのが、パン用の強力粉。思わず躍り上がってしまった。そこはホームベーカリー・コーナーであった。白の強力粉だけでなく全粒粉の強力粉まである。残念ながら普通のグラナリーフラワーはなかったが、代わりにグラナリーのミックスは置いてあった。小麦粉と使い比べてみるのもおもしろいかもしれない。ホームベーカリー用のインスタントのイーストまであるし、ここはホームベーカリー利用者の(スペインの)天国である。
この品揃えの違いには驚いた。スペイン人にとって、パンとは買うものであり、家で作るものではないのだろうか。実際、わたしたちもこれまでは近くのキオスクで毎日焼きたてのパンを買っていた。その前は、小型トラックに乗ったパン屋がうちの前までパンを売りに来ていた。
スペインで暮らすイギリス人の間でこんなにホームベーカリーが流行っていたというのは意外な発見であった。パサパサで軽い生地のバゲット型のパンと、これもパサパサでしかも甘い食パンが多いスペインでは、歯ざわりのしっとりしたふわふわの食パンが恋しいというイギリス人が多いのかもしれない。とりあえず、強力粉が手に入る場所が見つかったのは収穫だ。