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日本の病院では、重湯、半がゆとかとだんだんに固形の食事に移っていくということで、いったいイギリスの病院食はどんななのだろうと興味を持っていた。術前検査のときにもらった入院案内の手紙(ほんの2ページ)には、最初は水をすする程度で、それから軽い食事になり、退院までには普通の食事になると書いてあった。これを読んでうちの夫も、きっと退院するときには(まさか3日で退院してくるとは思っていなかったので)痩せて帰ってくるだろうと言うので、ひそかに期待していたのであった。
日本で手術体験のある友だちに、なにがつらいと言って、のどの渇きほどつらいものはないと言われていた。おなかが空くのはあまり苦にならないが、水が飲めないのは確かにつらそうと思っていたのだが、手術直後から水を飲んでも全然問題なし。術後12時間目の午前6時には、紅茶とダイジェスティブビスケット2枚が出てきた。その1時間後には朝食の時間で、シリアルとフルーツジュース、トースト。さすがに、あまり食欲はないので、とりあえずシリアルとジュースだけ頼んだ。昼食は、ローストビーフかチキンキャセロールの選択。看護婦さんがそばにいたので、食べてもいいかどうか聞いてみたのだが、たくさんでなければいいということだったので(1日半寝たきりで過ごして、食欲があるはずがない)、チキンキャセロールといんげん豆を頼んで、トウモロコシとジャガイモは辞退した。この匂いのせいか、すぐ前のベッドで術後休んでいた日帰り手術の患者さんが気持ちが悪くなって吐いていたので、とても申し訳なく思いつつ、昼食をいただいた。タルトなどデザートまであったが、看護婦さんの勧めにしたがってヨーグルトにしておいた。
夕食はサンドイッチかチキンバーガー。暖かいものが食べたかったので、チキンバーガーにしたが、パンの間に加工した肉が入っていただけの代物で、自分の選択を後悔した。これが午後6時半頃。明らかに、1日のメインの食事は昼食のようである。
翌日は同じメニューの繰り返し。午前中に退院することになったので、昼食はキャンセルした。そんなわけで、イギリスの病院食は普通の食事と変わらないというのがわたしの発見である。