ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

レバーテ再び

2016-03-11 12:43:10 | 食べ物
レバーテ再び


ご無沙汰しました。なんと1年以上も更新していなかったなんて、驚き!(まさみさんのおかげで、この事実に初めて気が付いたくらい)

で、1年1か月ぶりの更新記事は、再びレバーテ。今年も、友人の友人、フィルがイギリスからスペインに来たのを記念してのレバーテ訪問だったが、今回は、フィルの新しいガールフレンドでポーランド人のバシャが一行に加わった。

実は、1か月前、別の友人たちがスペインに来た折にレバーテに行こうと言っていたのだが、その時は、あいにく1か月間の改装休業中だった。改装後のレストランに行くと、メニューがすっかり変わっている。19ユーロのお試しセットメニューがなくなっていたのが残念。

新しいセットメニューは、27ユーロ95セントで、一口サイズのお試し前菜(ビーツとオレンジのガスパチョ、カマンベールチーズのフライ、エビのムース)の後、サラダ、リゾット、メインコース(6つの中から選ぶ)とデザート(4つのうちの1つ)という5コース。ボリュームがありすぎて、たぶんサラダかリゾットなしの3コースか4コースで、その分値段が安いほうがよかったなという感じ。

サラダは、チコリとアーティチョークに、カラメル化した洋ナシが添えられているが、なんといっても話題の中心は、ブルーチーズのアイスクリーム。食べているうちに受け入れる人が出てきたが、最初はかなり批判があった。もし温度差の妙を狙ったのなら、ブルーチーズのムースにすべきであったと私は思う。アイスクリームの甘さとブルーチーズの塩辛さは両立しない。

リゾットも、アーティチョーク入りで、ブルーチーズ風味(たぶん、ブルーチーズとアーティチョークをまとめ買いしたのだろう)。これはバターとブルーチーズの香りがとてもよくて、マル。でも、ボリュームがある上に、リッチなので、メインコースが食べられるかどうか心配になった。

私のメインコースは、鴨のパイ(写真で、骨が真ん中に突き立っているもの)。ソースはおいしかったが、鴨と一緒にスイートポテト(サツマイモよりもっと色が濃くて甘い)がパイの中に入っていて、甘辛混合が嫌いな私には、ちょっと苦手な味であった(メニューを見たとき、スイートポテトは添えもので、まさかパイの中にまで入っているとは思わなかったのだ)。うちの旦那は、子羊肉を選択。とても柔らかくて、こちらのほうにすればよかった。

デザートは、菫のパンナコッタの苺ソース添え。うちの旦那は、キャロットケーキのニンジンアイスクリームとローズウォーターゼリー添えを選んだ。彼は、ニンジンアイスクリームを結構気に入っていたが、ニンジンの苦さがアイスクリームの甘さに勝っていて、これもまた私には苦手な味。

メニュー全体を通して、なかなか斬新な試みであった。あまりにも革新的すぎて、1か月前に連れてくるはずだった友人(食に関してはとても保守的な人)と一緒に来なくてよかったというのが、全員の一致した意見であった。

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