ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

バルセロナの夜

2006-11-08 16:35:42 | 旅行
1泊分の着替えをバッグに入れ、泊まりの支度をした後、30分ほどで迎えに来たタクシーに乗り込む。バルセロナの市内までは約30分ほどだった。バルセロナの街もほかの大都市とあまり変わらないなと思っていると、ガウディの手になるカサ・バトリョのたいへん個性的なファサードが目に飛び込んできた。

ホテルは何の変哲もないビジネスホテルだが、改装直後のようで、すべてが新しくてきれいで、設備も整っている。インターネットも部屋でできるらしい。こんなことなら、ノートブックパソコンも持ってくればよかった。

日曜日の夜はホテルのレストランは閉店ということで、外に食事に出かける。日中の気温は26度くらいだったが、夜でも暖かく、歩道に並べられたテーブルでは、多くの人が食事をしたり、ビールを飲んでいた。近くのバー・レストランで、タパスとビールの夕食にする。

イカリングにクリームコロッケ、勇敢ソース(salsa brava、確か怒れる雄牛のように勇敢なという意味だったと思う)のかかったフライドポテト、蒸しムール貝、ここまではわりと無難。第2弾として、callosなるものを注文した。「辛いよ」とウェイターが言う。出てきたのは、臓物のトマトソース煮であった。全然辛くない。臓物くらいで動揺するわたしではないが、早々に夫が降参した後、さすがに全部は食べ切れなかった。臓物自体にはあまり中身がなくて、とくに味もない。でも、失礼にならない程度しか残さなかったと思う。一緒に注文したイカの唐揚げのほうは2人で平らげる。これだけイカを食べたら、当然のごとく、この夜は胃がもたれてしかたなかった。

この後、別のバーに移って、外のテーブルでビールを飲む。ホテル代もタクシー代も保険会社持ち。思いがけないバルセロナ滞在もそんなに悪くないかもしれないと気楽な気持ちになるのだった。




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