星くず雑記

日々の出来事は煌めく星くずのように…

2008年8月15日の靖国参拝記

2008年08月16日 08時56分25秒 | 社会
下着はおろか、Tシャツまで汗でぐっしょりする暑さだった。
2008年8月15日、玉音放送から63年目の夏…



10時頃、九段下駅に到着。人が沢山いる。
機動隊員もおり、物々しい雰囲気だ。
恐らく、左翼テロリストに備えているのだろう。

地上、靖国神社へ向かう道では、様々な市民団体・個人がビラを配布している。
新追悼施設反対・外国人参政権・チベット・台湾関連の署名運動、
そして自分たちの考えを書いた冊子や新聞も…



ネットで既にその活動を知り、趣旨に賛同できる団体には、
思わず「頑張って下さい」と声をかけてしまった。


正面の参道から境内に向かう。
横には沢山のバスが停車していた。
バスに内部付けられた札を見ると、それらは各県からの遺族会の方々であった……



手水場で身を清めて、境内に入る。
神社内の日章旗(日の丸)は全てが半旗。
しかし日章旗を掲げ黒い服で統一した右翼団体は異質だった。
写真撮影は禁止とのことだが、こっそり撮影している個人はたくさんいた。

お賽銭を投げ入れ、二礼二拍手して祈る。
非常にシンプルな願いだ。
日本国が道を誤たぬよう、どうかお力をお貸しください」と祈った。
道を誤るとは、民族の伝統・文化を軽視した売国行為、
そして異様な愛国心によって戦争に突き進むこと
そのどちらもあってはならないと思う。
とにかく、靖国に英霊を増やしたくはない。

拝礼の列から離れると、遊就館方面に長蛇の列ができていた。
境内の桜が木陰を作り、ベンチに座って休息されるご老人も。
この桜の木は、恐らく奉納されたもので、色々な部隊の札がかかっている。
この日は、軍服を着たご老人がいらした。
一言声をかけて、写真を撮る若者(2-30代)が沢山。

正午までにはかなり時間があったので、帰ることにした。

休憩所?売店の前で、古い軍歌の冊子を開いて、
三味線の伴奏と共に歌うご老人がいらした。
軍歌を耳にしたのはその位。
声は小さく、音程も今イチだったけれど、その方は思いを込めて歌っていたのだと思う。

国歌が流れ、玉音放送が流れた。
おそらく、国民会議の方々によるものだと思う。
日本が大きく変わった日だ。胸が一杯になった。

参道脇、軍服を着たご老人が。
そして、古びた海軍の軍服を着て、軍刀を持って写真を撮ってもらう少年。
家族だろうか、あの古びた軍服にも思い入れがあるのだろう。

ただし、その場にいたモンペ・セーラー服・三つ編みの女性には
腹立たしい思いしか感じない。
帰り、駅で、こちらも旧海軍の礼装姿の青年とすれ違う。
コスプレするなら、コミケに行けよ
ご自身、ご家族の思い入れのある軍服なら、まだ分かる。
だが、靖国、それも終戦記念日のこの日は、コスプレをする日ではないはずだ。

サヨクの攻撃・右翼の崇拝、それぞれの対象になっているのは嘆かわしい。
自然な気持ちで、靖国に向かい合うべきではなかろうか。

コメント
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