昨秋の真麻さん退団、残念だなあと思ったら
退団すぐに、SNSでご結婚を発表されましたね。
そして、数日前、悠浦さんが昨年度末日付で
退団になったと発表されました。
お二人とも、私がOSKファンになってすぐの頃から
観ていたので、残念です。
で、思ったことをいくつか書きたいと思います。
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真麻さんは、1年後輩の楊さんに、
2年連続で序列が抜かれての退団でした。
もしかしたら、桐生→楊→真麻、
の順でトップになれたかも知れません。
しかし、真麻さんが、寿退団だったことで
ちょっと考えました。
男役として輝く真麻さんを応援しているパートナーがいらした
というのは、とても重要なことです。
(※OSKや宝塚、SKDは、
伝統的に「花嫁学校」の側面があるので
恋愛禁止ではありません。)
序列が変わることで
当然ですが、トップ就任→退団時期が変わる。
それが30代のいつになるかで、
女性の出産を踏まえた人生設計が変わる。
パートナーの方と描く未来像、家庭像も変わる。
単に後輩の後塵を拝すことがどう、というだけでなく
一人の女性としての人生が、全く異なってくる。
なので、真麻さんは、きっと色々考えた末
パートナーの方との人生を描くために
男役:真麻里都、としての潔い幕引きを選んだのかなあ、と
女性歌劇の宿命とは言え、寂しく思います。
(こういう潔さ、がまた魅力なので…)
真麻さんの、一女性としての今後のご多幸を
願う次第です。
ご結婚おめでとうございます。
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悠浦さん……
1年近い長期休演を経ての、退団発表
本当に残念です。
確かに、以前から度々休演があり、
体力・肉体的に大丈夫か、心配でした。
しかし、直接にご挨拶も無いほどの「体調不良」とは、
本当に残念、そしてお気の毒に思います。
ご回復と、今後のご多幸をお祈りいたします。
トップスターは、劇団の顔として、
芸を磨くだけでなく、広報活動を頑張ったり
関係者、支援者(いわゆる”タニマチ””おばさま”)との
良好な関係も作っていかねばならず、
それは本当に重責だと思います。
OSKでは、戦前~戦後の大スター秋月さん・芦原さんが
素晴らしい技能や人気を持ちながらも
こうした人脈を築かなかったことが、
その後のOSKの衰退にあたり批判されたと
90年史で読みました。(桜花さん対談記事より)
将来を嘱望されていた悠浦さんには、
芸事だけでなく、様々なプレッシャーがかかったことと思います。
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OSKは宝塚と違い、トップスターは一人だけです。
5人もいませんし、組替えで調整することもできません。
スターさんを、本当に大切に育てて頂きたいと思います。