星くず雑記

日々の出来事は煌めく星くずのように…

令和5年六月大歌舞伎(幕見席復活!)夜の部のみ

2023年06月05日 21時57分15秒 | 歌舞伎

歌舞伎文化を応援したい気持ちから、

何とか行く機会を増やせないか、と思った矢先、

6月より幕見席復活 ゜∀゜!!となり、

しかも初日の6/3にちょうど都心で用事があることから

帰りがけに『義経千本桜』の狐忠信のみ観てきました。

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なお私は、歌舞伎座新築後、幕見席ははじめてです。

エレベーターも設置され、

入口もロビーも、とっても綺麗ですね。

新システム初日は、

「前日券(指定席)」は、コアな歌舞伎ファンと

ライトな観光客(欧米系の方多し)が半々くらい。

「当日券(サイドのみ自由席)」は外国人観光客ばかりでした。

幕見席後列からの眺めです。

手すりは残念(新築時に、ガラスタイプにならなかったのね…)。

前列だと、座高が低いと残念な位置に手すりがかかるので、

後列の方が良いかも知れませんね。

大向こう(かけ声)が前から聞こえるのも、新鮮な感じ。

お値段の割りに、大満足です。

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三代目猿之助が大胆なケレン(宙乗り、早変わり)を取り入れ

それを継いだ四代目猿之助のライフワークのため、

澤瀉屋の派手な演出ばかり印象に残ります。

私も、團子のどこに三代目の面影を感じたのか検証したく

三代目の狐忠信をDVDで観たばかりでした。

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主演の松緑は、ここ最近、舞踊の評判が良く

素人目にも安定感があり、動物の躍動感に加え

そして精霊としての神秘性を感じます。

(私は日舞未経験なので詳しく分かりません…)

 

澤瀉屋とは引っ込む/再登場する位置が違い、

屋敷中を駆け回る、俊敏な狐(の化身・精)としての印象を受けました。

最期も宙乗りではないので、どうやって幕切れになるかと思ったら、

花咲か爺さんのように、桜の木に登っていくのですね。

文字通り、地に足が着いたシンプルさが心地よく、

とても楽しめました。

幕見席からだと、欄干が少し太かったり、

頭を伏せた松緑が手をもにょもにょしてる

(=早変わりのための準備?)が見えたり、

舞台機構も楽しめます。

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4月、連獅子で沸きに沸かせた左近は、

若々しく、まだ少年らしい声。

(祖父・父世代と同じく三之助で売り出すより、

より年齢の近い染五郎や團子と組んだら、

三者三様の魅力が引き立つと思うのですが…

大事に育てて欲しい、若手俳優さんです)

 

静御前の魁春は、登場時には年齢を感じたのですが、

芝居が進むに連れて、どんどん美しく見えて不思議でした。

(例えるなら、写真加工アプリで

自動的にフィルターがかかっていくような感じ)

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来週は幕見で昼の部『傾城反魂香』…と思ったら

元々の予定がキャンセルになってしまい

浮いたお金で、2等席を買い足しました。

(残念、なのか何なのか…w)

四週連続の歌舞伎鑑賞ははじめてですf(^_^)

 

コメント
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