お別れ

午後に友達と赤ちゃんのお別れに行く約束をしていたのですが
昨日、連絡があってからずっと落ち着かなくて
今朝も無意味に床の水拭きしたり、グリッシーニを焼いてみたり。

時間になったので待ち合わせの場所に行くと
他の友達も似たようなもので、
落ち着かなくてネットでいろいろ調べたりしたとか。

赤ちゃんの家に着くとＹちゃんが直接迎えてくれました。
言葉少なに祭壇の前へ。
ニコニコわらってる赤ちゃんの大きな写真が。
本当に天使の笑顔。それがまた悲しい。

今までの写真を見せてもらったりしながら
赤ちゃんとの思い出をポツリポツリ話す。
時々こっちがいたたまれなくて涙が出ます。
Ｙちゃんの方が逆に落ち着いてたぐらい。

亡くなった日から散々泣いて今は
ちょっとすっきりしちゃったと彼女。
クリスマスもお正月も一緒に過ごさせてくれて良かったと。
天使の羽のついた服なんか着せちゃったから
本当に天使になっちゃったのかもねなんて。

独り言のように話す彼女は痛々しいけど
精一杯悲しみと戦っていて
それでいてメソメソしてなくて
本当に立派だと思った。

ああ、こういうお母さんだから赤ちゃんは
ここに生まれて来たんだ。
彼女の所を選んできたんだなと思う。
朝起きて動かなくなった赤ちゃんを見た時の
胸のつぶれそうな苦しさを抱えて
それでも私達の前では涙も見せないで。

その姿を見てこっちが勇気付けられてしまいました。
赤ちゃんの分まで彼女が幸せになれますように。