使い捨て消耗社会

消費経済で豊かさを追い求める生活習慣は、人間本来の
感覚感性情緒を蝕んではいないだろうか？
企業は業績拡大の一途・・・すべてが疲弊する時が来るのでは？
という思いは無いのだろうか？
ここがダメなら次へ行こう・・次を探そう・・これを繰り返している。
ある地域で有名な小売店のオーナーの方は、周りに大型量販店がある地域でも
利益を拡大している。
その理由は地域密着、きめ細かいサービスで客をつかんできたという自信でした。
拠点展開をしたらきめ細かいサービスが出来なくなるから広げることはしないという
ことでした。

このたびの大震災による被災地への対応・対策などを見聞きするとき
この日本という国は本当に先進国で、経済大国で、みんな豊かな文化的生活を
してきたり、出来ていた国なのだろうか？と疑問が生まれます。
脆弱なインフラにただただ驚くばかりで・・・いままでよく見聞きしたことは
世界一のシステムです、とかもっとも先進的な設備ですとか・・

５月に東北へ行ったときに一つの生き方を学びました。
その家族の生活の糧は農業がすべてですが、食料の殆どが時給自足・・・
それでも決して貧しく貧相な生活をしているわけではない。
人の豊かさは大量消費や文化的な便利さではないということです。
インターネットだの携帯メール・モバイルゲーム・スマートフォンだの・・・
詳しくは‘Ｗｅｂ’で・・・それは、なんの意味も効果もない
無駄な広告でしかない。
節電だのエコだの・・・何それ？って感じですよね。
人の豊かさは決して‘便利・簡単・効率’ではない。

エアコンに頼らず自然に生きましょう。
それがエコなのですが、いまは‘エゴ’が多すぎる。
大震災は教えてくれました。
自分だけ良ければとか、便利さが増せばとか、豊かさは金で買えるとか。
そういう生活は消費（浪費）だけで何も生まれないのでは？
この幻想‘ガラパゴス社会’から抜け出そうよ。

のんびりゆっくり生きようなんて言ったら、その人自身が分別されて
捨てられそうです。分別されるうちは良いですけどね。
邪魔になったらゴミとして廃棄されてしまうような・・・殺伐とした
ストレス満杯社会ですよね。自殺や鬱病が減らない一因かも？

このぼやきには誰も反応しないでしょうが、僕は一人でコツコツ実践です。

遠足はしたけれど

弁当もって蓮の花を見に行きましたが、一つも咲いていませんでした。
それでも大勢の家族連れが公園で弁当を広げて楽しんでいました。
‘花より団子’ですね。

秋にはたくさん栗ができるかな？

高速道路料金改定

６月１９日をもって高速道路の上限（1,000円）制度がなくなる。
東北道は被災証明があれば無料ということのようですが
一日も早い復興復旧には経済活力が必須です。
観光もしかりです。
しかし、残念ながら今年の夏はマイカーによる観光や帰省は
激減することでしょう。
それが復興復旧を減速させてしまうのでは無いか！？
復興財源確保のために消費税を上げるという発想と同じです。
政治家の目線はどこにある？

官僚の方々や政治家の方々はお金持ちだから
負担が増えても生活に影響するという実感はないかも知れませんが
災害によって職を失った方や、収入源を絶たれた方は
どう生きたらいいのでしょう！？

これが被災者の役に立つのであれば多少に負担は
我慢しましょう、協力しましょうと思うのですが
今の政府・官僚の政策は信用できない。
政策のすべてが保身に依るモノとしてしか聞こえてこない。