以心伝心

書・旅・本などのメモ。

カッコウの卵は誰のもの

2010年01月28日 | な・は行の作家
カッコウの卵は誰のもの
東野 圭吾
光文社

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面白くてドラマティックなお話でした。
世界的に有名だったアルペンスキー選手の緋田は、娘の風美にスキーを幼い時から教える。
娘はやがて19歳になり、企業のスキー部に入りいよいよ活躍が期待される選手になります。そんな折ある事件が起きてしまいます。
札幌・富良野・長岡など雪景色を想像して読んでいました。
誰も悪い人はいないのに、事件は次々に変化します。
スポーツの才能とかやはり親の遺伝子に関係あるのでしょうか。
いろいろ考えさせられた本でした。
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百人一首を書く59

2010年01月28日 | 
赤染衛門

やすらはで寝なましものを小夜ふけて

かたぶくまでの月を見しかな


赤染衛門は和泉式部と並び称される歌人であったが、伝記は不明な点が多い。
父親は平兼盛であったらしい。しのぶれど色に出にけり我が恋は~です。
大江匡衡の妻となった。代々学問をもって聞えた大江氏の妻として幸福な人生であったように思われます。「栄華物語」の著者として有名。

待っている人が来ないとわかっていたら、ためらわず寝てしまったであろうに
夜が更けて月がかたむくまで待っていた。というような内容の歌。
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