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相模
恨みわびほさぬ袖だにあるものを
恋に朽ちなん名こそ惜しけれ
小式部内侍や大弐三位とともに権中納言定頼とは親しい仲であった。
源頼光の養女になり、相模守公資と結婚したので女房名を「相模」と呼ばれた。
技巧的な歌なので古来さまざまの説がある。
男を恨み、浮名の流れることを、涙に袖がかわく間もなく悲しんでいると解した方が余情がある。(白洲正子の私の百人一首より。)
恨みわびほさぬ袖だにあるものを
恋に朽ちなん名こそ惜しけれ
小式部内侍や大弐三位とともに権中納言定頼とは親しい仲であった。
源頼光の養女になり、相模守公資と結婚したので女房名を「相模」と呼ばれた。
技巧的な歌なので古来さまざまの説がある。
男を恨み、浮名の流れることを、涙に袖がかわく間もなく悲しんでいると解した方が余情がある。(白洲正子の私の百人一首より。)