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酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

おんな泣かせ

2008-03-30 09:45:02 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日は午前中は良いお天気でした。
午後からは雲が広がり、夕方のひと雨のあと、急に気温が下がりました。

今日は朝から曇り模様。この後は雨の予想です。



今日はお酒の紹介です。

静岡県島田市 大村屋酒造場 「おんな泣かせ」です。

四角いボトルには時代を思わせる絵があしらってあります。


「おんな泣かせ」



「おんな泣かせ」という品名から、柔らかい味なのかと思い込んでしまいがちですが、くすんだ匂いのない、ストレートなお酒といっていいでしょう。


偽りのない自分をさらけ出す、そんなイメージを感じさせるお酒です。

もっといえば、品名ほどにやさしくはない、物事にはっきりとした態度で臨む、おきゃんな女といったところでしょうか。

なので、舐めてかかると痛い目に合う、そんなイメージです。

半年間、瓶内で熟成させてからの出荷という説明がされています。「まろやかな女酒」という謳い文句が箱に書いてありますが、酒質は強いほうです。

根っからの日本酒飲みに向いているお酒だと思います。






丹沢山

2008-03-29 10:26:31 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

横浜は今日もさわやかないいお天気です。

今日はお酒の紹介です。
神奈川県山北町 川西屋酒造店「丹沢山」です。



丹沢山


神奈川県西部の丹沢山塊の懐に抱かれる場所にある酒造店の銘柄で、横浜市内でも居酒屋で見かけることがよくあります。

このお酒、吟醸造りと銘打ってありますが、クセのある吟醸香はありません。ほのかに立ち上がるやさしい香りといったほうがよいでしょう。

おっとりとした甘さが口の中に広がりますが、べたついた後口の悪さはありません。

さっぱりとした口当たりで、どんな料理にもあわせやすいという印象です。ただし冷やで。

冷蔵庫で3時間ほど冷やしてから飲むと、透明感のある原水の味も感じられるかもしれません。

女性がよく足を運ぶ居酒屋さんでは、口当たりの良さ、飲み易さを伝え、女性客にオススメしてもよいと思います。





舌癌の治療0

2008-03-27 08:32:26 | 舌がん治療
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日はとってもあったかでした。少し早いですが、夏の始まりを予想させる陽気でした。おまけにそよ風が爽やかで…、泣いていました。

今日の横浜は曇りです。

ところでこのブログは明るく書いていきたいという考えがあり、極力病気治療のことには触れずに書いていこうと思っていました。

ところが先週、友人の同僚が舌癌の発症を宣告されたという連絡があり、私の体験を話してやってくれと頼まれました。

彼が受診した病院での話によると、私と同じステージⅡで今のところ転移はなく、切除術による治療を行うと説明を受けていたようです。

癌を宣告されたことと手術を受けなければならないということで、かなりナーバスになっていました。

手術のメリットは治療期間が比較的短くて済むことですが、リハビリが必要で、人によっては時間がかかることもあるようです。

私が主治医から受けたときの説明書、検査承諾書、検査結果説明書、診断書、療養中のメモ(テキストデータ)などを見せてあげました。

それをもとにどのような説明を受け、どういった治療を選択し、どのような経過をたどって来たか、ゆっくりと、途中から酒を飲みながら(私の希望で)話をしました。

その結果、少し気分が落ち着いたようで、すぐに検査結果を含めて紹介状を書いてもらい、別の病院へセカンドオピニオンを受けにいくことになりました。

ここへ来て私も改めて舌癌治療をネットで検索したのですが、探し方が悪いのか、手術による治療の体験談しかヒットしませんでした。

先日(日付けは忘れました)朝日新聞に、漫談家のケーシー高峰さんの闘病経験が紹介されていました。ケーシーさんも切除術を受けられ、リハビリに苦労されていたようです。

切らない舌癌治療はあまり治療例がないのかもしれません。

主治医は治療成績のエビデンスを教えてくれましたから、少ないということはないと思うのですが、かなりつらい治療のため、ブログやホームページでの公開をしている人がいないということなのでしょうか。

いま舌癌に罹患し、これから治療を始めようとしている方、すでに治療が始まって、つらい状態の真っ只中にいる方のお役に立てることを願い、何回かに分けて治療の経過を公開します。

メモと記憶を手繰りながらの説明になります。うまい文章に仕立て上げる自信はありませんが、ご興味のある方は参考までにご覧ください。

このパートは「字だらけ」という状況になりがちだと思いますが、飽きずにご覧ください。


記事一覧

舌癌の治療1・異変から告知まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/efd242b5df4ea30e53fc6066633a0601

舌癌の治療2・治療方針の検討から入院まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/55432e45744fddeceaead290657d0c88

舌癌の治療3・どんな治療法か、入院からカテーテル設置まで
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/a42105dec7d382db15e59588b4af03a5

舌癌の治療4・抗がん剤、放射線治療の開始
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/0291a1d0a2194c9c5811d5c0fb7cf6f5

舌癌の治療5・抗がん剤、放射線の副作用
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/5db8bf27138ee0c482b83bc1c048bd2e

舌癌の治療6・モルヒネとがん性疼痛
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/6d61ad384fd8ce44fc1dddbfa2a40c0e

舌癌の治療7・栄養の補給
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/a3114839075c8dcb88c6c50d1e3b6a22

舌癌の治療8・治療を終えての感想
http://blog.goo.ne.jp/miketama581024/e/b1ac42ba895c04e301024820388a7719






カップ酒・日本酒小容量アイテムを売る

2008-03-26 08:45:53 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は昼前からうす曇り、宵の口からは雷ぴかぴかで、雨に見舞われた方もいるかと思います。
今日は朝からお天気で、柔らかい陽射しが爽やかです。



さて、先週の日経流通新聞で、楽しいデザインをあしらったカップ酒を特集していました。

カップ酒というと「ワンカップ大関」がその代表格といっていいでしょう。カップ酒を普及させる先鞭をつけたアイテムといってもいいと思います。

地酒を中心としたカップ酒は小容量アイテムとして、3年ぐらい前から地方の小さな酒蔵が品数を増やしてきました。

そのため味がよいという評価が高まった地酒のカップ酒が多く出回るようになり、小容量のアイテムとしてすっかり定着しています。

お酒の好きな女性が、実は地酒のカップ酒の普及を後押ししているといわれています。

「純米酒でおいしさがわかる」「量がちょうど良い」といった理由からです。

最近では女性向けとして150mlも出しているところもあります。


3月19日付の日経MJ(流通新聞)では、カップ酒のデザインが面白くなってきているという内容を特集していました。








面白いアイデアですよね。

記事によるとハクレイ酒造(京都府宮津市)の「魚魚(とと)あわせカップ甘鯛(あまだい)」。絵合わせカルタに着想を得て、タイの前半分と後半分が別々に描かれたカップ酒を二つ並べると、タイの絵が完成する仕組みのデザインを考案したそうです。

これ以外にも烏賊(いか)、海老(えび)など二つ並べると魚介類の絵が完成するカップ酒を販売しているそうです。
興味をそそるデザインに仕上げています。



今回の日経流通新聞での紹介は、楽しいデザインをうまくあしらった商品の紹介と、デザイナーの紹介も兼ねています。

ところで楽しさを感じさせるこれらのワンカップだけでなく、これらの商材に加え、いま小容量のアイテムは、スクリューキャップで300ml程度の酒瓶タイプがかなり多く出てきています。

このタイプなら飲み残したとしても、そのまま保存できます。

カップ酒というのはどうしても「オヤジ酒」というイメージがついて回ってしまう、そんな印象もありがちです。

うまい酒、ゆっくり楽しみたい、しかし「飲みきらなくっちゃ」という気持ちが先にたってしまうと、プレッシャーになる。それを解消するアイテムをそろえておく必要もあるでしょうね。

街の酒販店やSCへのテナント出店しているところなどでは、女性向けコーナーとして、これらのアイテムを取り込んでいくと、新しい売場の展開が出来るようになります。

数を捌かなければいけないタイプのアイテムですから、時間の経過とともに売場が荒れてきます。ということはこまめな管理を必要とするアイテムなので、売場に注意を払うマンパワーが求められます。

最近では、スーパーの酒コーナーでも見かけますが、管理がうまくありません。一般の酒屋さんでこそ扱って欲しいと思います。

POPやショーカード、売場での演出など、「日本酒の酒飲み=男=おっさん」というように決めつけず、誰もが違和感なく商品を手に取っていく、そんな商材に育てていって欲しいですね。


わたし? まかして! 飲むことと二日酔いになることだけは一流だから!





鍋島 大吟醸

2008-03-23 10:27:52 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。


昨日は観劇なんかしている場合じゃない、と思うくらい良いお天気でした。

今日もお天気ですが、少しだけ雲がかかっていて、日差しが柔らかくなっています。

ところできのう、観てきた「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」(博品館)よく知らずに行ったのですが、朗読劇(一人芝居)でした。

麻実れいさんの語りによって情景はイメージできるのですが、ステージに動きがない、非常に「ゲージツ性」の高いステージでした。
いやあ、ものすごい闘いでしたよ、睡魔との。 ご、ごめんなさい、麻美れいさん。


さて今日もお酒の紹介です。
今日のお酒は佐賀県鹿島市 富久千代酒造 鍋島大吟醸です。


大吟醸 鍋島



独特の吟醸香がありますが、吟醸香でだめということはありません。やわらかいフルーティな香りを楽しめます。

口に含んだときの強い刺激もあまりなく、のど越しも非常にさわやかです。

今回は大吟醸を手に入れましたが、このラインナップは商品数が少ない限定品となっているようです。

お酒の柔らかさを求めたい人には純米大吟醸が合うでしょう。

いちぜん屋、大変おいしくいただきました。

蔵元のHPではお酒の紹介が掲載されていません。多くの酒屋さんが支持している銘柄で、酒販店のページのほうが詳しく紹介しています。





一生青春

2008-03-22 07:13:51 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

おはようございます。今日はもう少し寝ているつもりでした。めったにないことですが、昨夜は私のそばにタマちゃんが寝ていたようです。女房につられて起きたときに、私を顔を踏んづけていきやがりました。

おかげで早起きをさせられました。しかし、今日は朝から良いお天気ですね。二日酔いも吹っ飛びそうです!


さて、今日はお酒の紹介です。
福島県は会津坂下(あいづばんげ) 曙酒造の大吟醸「一生青春」です。アル添酒ですが、しっかりと飲めるレベルに仕上がっていると評価したので、ご紹介します。


蔵元の想いが込められた一生青春



アルコールのせいなのか造り(熟度)のせいなのか、一番最初に口に含んだときには、ややトゲを感じました。

しかしそんな感じはすぐに消え、米のうまみが広がるという印象を持たせてくれます。甘みは抑えられていますから、しっかり飲みたい方に向いていると思います。

とってつけたような吟醸香はありません。あっさりいけるお酒です。ゆっくり口に含み、少しずつ喉の奥に流し込む。そんな飲み方があっていると思います。

このお酒自体はもう少し柔らか味が出てくるともっといいかもしれません。まだ、成長していってくれるものと期待しています。

蔵元の想いとネーミングから、贈答用にも使うことが出来ますね。先日、会津の生まれで還暦を迎えた方に一本贈ってみました。

長年、地元を離れていたようで、ずいぶんと喜んでもらえました。

いちぜん屋、このお酒は嫌いではありません。


今日は午後から、演劇の鑑賞会です。

画像は博品館劇場からお借りしました



イブラヒムおじさんとコーランの花たち」という博品館劇場の作品ですが、

早起きしすぎたから会場で寝ないように注意しないと。

今日も楽しい一日なることを願っています。





常きげん

2008-03-20 12:18:54 | お酒の紹介
中小企業診断士 中原央です。

昨日は客先を出た4時ごろからぽつぽつ降り始め、6時ごろには本格的な降りになっていました。
今日も朝から雨が降っています。

今日はお酒の紹介です。
石川県加賀市 鹿野酒造常きげん 純米大吟醸」です。


常きげん 純米大吟醸 



このお酒は非常にまろやかで、とても飲みやすいお酒です。アルコール臭さや吟醸香などまったくといっていいほどありません。

口に含むとさわやかな米の味が広がり、しっとりとした優しささえ感じます。口の中への刺激もあまりありません。

景色でいえばはかない淡雪を感じさせてくれます。食べ物でいえば甘みのないマシュマロを食べたような口当たりのやわらかさといったところでしょうか。

しかし、しっかりとした後口が口の奥に残ります。しとやかな、それでいて、しっかりとした芯を持った女性に例えてもいいかもしれません。

女性や日本酒をあまり飲みつけない人にも受け入れられると思います。荒っぽさのない、上品な味に仕上がっています。

うまいです。一本、飲ってしまいました。





日本響(にほんひびき)

2008-03-16 09:38:29 | お酒の紹介
中小企業診断士 中原央です。

昨日はあったかでしたね。今日は時おり陽が差しますが、今のところ曇りがちのお天気です。

さて二日続けてお酒の紹介です。今日は山形県米沢市の小嶋総本店日本響(にほんひびき)」です。
この銘柄は創業四百年記念醸造と銘打った純米吟醸が出ています。酒質が強く、しっかりとした酒に仕上げています。

パンチがあり、口の中に広がる酒の味、風味を舌と鼻で楽しめます。後口も余韻に浸ることの出来る、日本酒飲みにはうってつけのお酒といっていいでしょう。

軽いつまみで酒を楽しむことが出来ると思います。まさに「飲むための酒」という感じです。
日本酒をあまり飲みつけない人、女性には向かないかもしれません。

これと同じ銘で無濾過生原酒が出ていたので試してみました。はっきり言ってまずいです。四百年記念のレベルを期待したのですが、無濾過生原酒は比べものにならないくらいまずい。味にトゲがあるのです。

また変なエグミも感じられました。無濾過生原酒ですから、冷で試してこの状態。もしやと思い、ひとつは軽く燗をつけて、もうひとつはかなり熱めにして試してみましたが、飲めなくなってしまいました。

安い合成酒や焼酎の甲類をいつも飲んでいる人が、普段と違う酒を飲んでみる、値段に惹かれて手を出す、そういったレベルのお酒です。
今回は四合瓶で1,075円でしたが、1000円未満でもっと飲めるお酒を出しているところもあります。

東光というしっかりしたお酒を造り続けている老舗なのに、この無濾過生原酒に限ってはがっかりです。
(いずれ東光についても触れようと思います)




黒帯 飄々

2008-03-15 11:14:54 | お酒の紹介
中小企業診断士 中原央です。

昨日の日中は降ったりやんだりではっきりしないお天気でした。
しかし夕方はどしゃ降りとなり、傘も役に立ちませんでした。

うって変わって今日は良いお天気ですね。


さて今日はお酒の紹介です。石川県金沢市 福光屋の「黒帯 飄々」です。


黒帯 飄々



ややクセのある吟醸香と酒の甘みが口に広がります。しっかりとしたお酒ですが、ややアルコール臭いところも感じられ、苦手と思う人もいるかもしれません。

前は夏に飲んだのですが、かなりパンチの聞いた酒という印象を持ちました。しかしこの時期、常温ではややおとなしくなっているという感じもします。

大吟醸ですが、ぬる燗もいいかもしれません。実際昨晩は、常温(冷)、ぬる燗、上燗で試しましたが、温度が上がるほどやんちゃになると思いました。

ややクセのあるお酒、私は好きです。山廃の「堂々」、大吟醸との混和「悠々」もあります。
このシリーズがお気に入りなら、懐具合で選んでもいいと思います。

おかげで今日も二日酔い? 大丈夫、なっていません。

そのうち、加賀鳶ももう一度、試してみます。二度ほど飲んだのですが、いい調子になって、覚えていません。






玉乃光 純米大吟醸

2008-03-09 14:15:18 | お酒の紹介
中小企業診断士 中原央です。

今日もいいお天気ですね。
庭の沈丁花が咲きました。独特の香りを楽しませてくれています。


赤い沈丁花 


さて二日連続ですが今日もお酒の紹介、京都市伏見の玉乃光酒造「玉乃光 備前雄町 純米大吟醸」です。

備前雄町を酒米として仕込んだ、コクのあるお酒です。糖度が高く、しかし酸味も感じられるしっかりとした造りという印象を持ちました。
吟醸香はあまり強くありません。口に含むとクセのない香りと甘みが口の中に広がります。

酒質は強いほうなので冷がベストですが、燗をつけると味の幅が広がります。ゆっくりと味わいたい人に向いているでしょう。

楽しめる一本だと思いました。

昨晩は内藤大助のタイトルマッチを見ながら飲んでいましたので、かなりビールが進んでしまいました。
今夜は加賀の福光屋をやっつけてみたいと思っています。UPは後日ということで。