酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

純米大吟醸 延寿千年

2010-09-26 09:32:41 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は朝のうちは雲が広がっていたんですが、お昼前ぐらいからきれいな青空になりましたね。
今日も横浜はさわやかな秋晴れとなりました。しかし22日と23日を境に急激に気温が下がり、一気に秋の気候となってしまいました。暑さ寒さも彼岸までとはよく言い表していますが、まさにその通りとなりました。

今日はお酒の紹介です。
京都市伏見区 招徳酒造 「純米大吟醸 延寿千年」です。


純米大吟醸 延寿千年


全体的にはおとなしくはあるものの、極めてかすかに、果実感ある香りの中に酸味・醗酵臭を感じます。アルコール臭さはないので、ほんのわずか、邪魔にならないレベルですが、これらの香りを感じます。
口当たりはやや辛めで、アルコールの強さとはまた違った力強さを持っています。
さらっとした風味のお酒ですが、少しだけ渋みを持っています。嫌みを感じさせることはありませんから、むしろこの味がこのお酒を特徴づけていると言えます。

あとくちに濁りはないのでまずまずの出来といえますが、伏見の純米大吟醸をと期待している向きには物足りなさを感じるかもしれません。もっとも万人受けを狙っての酒造りではないということかもしれません。

招徳酒造
http://www.shoutoku.co.jp/

大吟醸 初日の出

2010-09-20 10:03:07 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はお昼前後には少し晴れ間が広がり、気温もやや上がりました。銀座では気温30°観測したようで、厳しい残暑の日となりました。
敬老の日も朝から曇り。昨日よりもさらに雲の厚みが増しているようです。

今日はお酒の紹介です。
京都市右京区 羽田酒造 「大吟醸 初日の出」です。


大吟醸 初日の出  酒米:京都産祝米


甘く、とても心地よい、果実感ある香りが立ってきます。かすかに麹の持つ残り香が吟醸香に含まれています。
口当たりはやや強めで、全体的には辛口のお酒という印象です。苦みやもたれ感などはなく、口当たりの強さもアルコールの辛さではないので、意外とさっぱりした風味になっています。

後口もべたべたしていませんから、やや辛のお酒が好きな人に向いています。
温度帯は好みにもよりますが、燗は絶対に向かないと思います。冷やすのか、常温で行くのかは一度利いてからの方がいいでしょう。今回も常温から冷を試しましたが、私はこのお酒、冷で行きます。

羽田酒造
http://www.hanedashuzo.co.jp/

純米吟醸 立山

2010-09-18 09:56:51 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は1日いいお天気で、しかし気温が落ち着いて過ごしやすい日でした。朝のうちは風の冷たさを感じましたが、1日のどかなお天気でした。
横浜は今日も晴れ。今週後半からはしっかり秋を感じさせますね。

今日はお酒の紹介です。
富山県砺波市 立山酒造 「純米吟醸 立山」です。


純米吟醸 立山


甘く、果実感を伴った吟醸香が立ってきますが、かすかにジェリービーンズのような、クセのある甘さも持っています。
口当たりは香りからくる印象よりも強く、押し出しの強さを持ったお酒になっています。強さがあるといってもただ辛いだけではなく、すっと消える甘みも持っていて、なかなかに気を引きつけるお酒になっています。
くさみや鈍重さはないので、後口は悪くありません。

季節を選ばずに冷でやれば、より甘さも強くなり、とても飲みやすくなってくれます。今回も常温のあと、酒器に移して5分の急冷で落ち着かせたところ、とても透き通った味わいのあるお酒に変化してくれました。
この味わいの違いを楽しんでみるのも面白いでしょう。

立山酒造
http://www.tateyamabrewing.jp/contents/index.html

純米 秋の旬の味わい 冷卸

2010-09-11 10:06:11 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は少し雲が出ていましたが、日中はよく晴れました。まだまだ夏の陽射しで、かなり暑かったですね。ですが夕方は秋を思わせる涼しい風が吹きました。
今日は朝から晴れ。気温もだいぶ上がってきています。かなり暑くなりそうですね。

今日はお酒の紹介です。
徳島県三好市 芳水酒造 「純米 秋の旬の味わい 冷卸」です。


純米 秋の旬の味わい 冷卸


酒自体に色味が付いていて、臭みはないもののかすかにポテッとした香りが混ざっています。アルコール臭による刺激はないので、香には嫌みはありません。
味はというとこの暑い中、常温で持っていたからなのかもともとの味なのかはわかりませんが、非常に濃醇な味わいになっています。
酸味はなく、もたれ感もなく、誰た甘さもなく、むしろ軽やかさを感じさせ、それでいてしっかりとしたうまみも持っています。のど越しにもとげはなく、引き際も非常に良いお酒です。

酒器に移して急冷にしてみましたが、味はもちろんばっちり! 冷卸というわけではありませんが、この暑い時期はやはり冷が一番でしょう。冷やしてやることで、むしろ酒自体に活力が出てくる、そんな感じです。
この先、秋から冬にかけて手に入るのなら常温でいいでしょう。
酒肴はさっぱりした味わいのものがいいでしょう。青菜のおひたし(もちろんホウレン草、小松菜も)や白身魚の蒸し物など、細工のないものが合いますね。

芳水酒造
http://www.housui.com/

大吟醸 墨廼江

2010-09-05 09:44:39 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は横浜の最高気温は36度! ちょうどその時間、横浜駅から帰ってくるところで、へとへとになりました。でも夜には気温が下がり、かなり涼しさを感じました。
今日の横浜は朝から曇り。雨になる気配はありませんが、ようやく暑さが緩み、ほっとしています。

今日もお酒の紹介です。
宮城県石巻市 墨廼江酒造 「大吟醸 墨廼江」です。


大吟醸 墨廼江


しっかりとした果実感を伴った香りが、やや強く立ち上がってきます。臭みのない、とてもきれいな香りです。
口当たりは最初に柔らかさを感じますが、全体的にはやや辛口のお酒という印象です。
やはりこの時期の常温で保存しましたが、味が壊れることはありませんでした。味も口にもたれることがないので、試すのも常温でいけるのですが、昨日紹介した天恵楽と違い、このお酒は冷で行くとよいでしょう。香りが落ち着き、味に深みが増してきます。

墨廼江酒造(オリジナルページはありません)
http://www.miyagisake.jp/

純米吟醸 天恵楽

2010-09-04 09:43:46 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

毎日のこの暑さ。疲れますね。
今日も晴れ。横浜でも猛暑日の予報です。

今日はお酒の紹介です。
新潟県上越市 よしかわ杜氏の郷 「純米吟醸 天恵楽」です。


純米吟醸 天恵楽  酒米:山田錦


柔らかく、かすかな果実感を伴った吟醸香が立ってきます。
伝わってくる酒質はやや強めで、ほんのわずかに酸味を感じるもののくさみやもたれ感などはありません。
また意外とのど越しの切れが良く、この思いっきり亜綱化の常温保存でも質が変化することがなく、重さも表れずに風味を保っています。そのためほかのお酒を先に飲んでいても、すっと胃の腑に収まっていきます。

ラベルには冷でとありますが、軽く飲むのなら冷でもいいでしょう。しかしこのお酒の本来の質感を楽しむのであれば常温をお勧めします。今回はかなり条件の悪いところで保存したものの、味をしっかり残すほど。細工するのはもったいないと思いました。
もっともこの暑さの中で日本酒は飲みにくいという人もいるでしょうから、酒器にとって10分ぐらい、製氷室か冷凍室に入れてからやってもいいかもしれません。

よしかわ杜氏の郷
http://www.yoshikawa-touji.co.jp/