goo blog サービス終了のお知らせ 

酔いどれコンサル 中小企業診断士・中原央のブログ

舌癌と心筋梗塞を経験した日本酒大好きな経営コンサルタント 横浜の中小企業診断士 中原央が徒然につづります。

純米酒 お館様

2012-02-26 12:39:42 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日はずっとどんよりでした。
今日も雨こそ降っていませんが、いつ雨が落ちてきても不思議ではないほどどんよりとしています。

今日もお酒の紹介です。今回は2日続けて山梨のお酒です。
山梨県北杜市 八巻酒造店 「純米 お館様」です。


純米 お館様  酒米:美山錦


よく濾された、とてもきれいに透き通った色味のお酒です。水の質の違いでもあるんでしょうかね。香りに臭みなどなく、すっきりとした印象です。

最初のひと口、酸味が少なく、一方でもたれ感もなく、昨日紹介した太冠とは異なった趣です。すっきりとした味わいながら、ほのかに吟醸香が感じられ、酒の強さもほどよくバランスが取れていて、うまみもはっきりとしています。

不思議なことに飲み下したあと、口に残る味の中に少しだけ酸味を感じます。冷よりも燗の方がもっと味が良くなるかもしれません。昨夜は太冠と雁木の残りがあったので、このお酒は当たりを利いたぐらいしか飲んでいませんので、今夜燗にしてみようと思います。

この「お館様」というのは信玄さん(武田信玄公)のことを指しています。んなこたぁ盆地(と盆地を取り囲む地域)に住んでいる衆(し)にとっちゃあ当ったりめえのこんだ(当たり前以前の常識です)。

八巻酒造店のHPはありません。
この蔵は「甲斐男山」を主要銘柄にしています。こんど旭川の男山以外で利き比べをしてみようかと思います。

純米 太冠

2012-02-25 16:17:32 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は薄曇りのお天気でしたが気温が少し上がり、すごしやすい1日でした。
のち昨日の深夜から雨が降り、朝のうちはその雨が残っていました。その雨も9時過ぎにはやみましたが、ずっとどんよりとしています。

今日はお酒の紹介です。
山梨県南アルプス市 太冠酒造 「純米 太冠」です。


純米 太冠  酒米:五百万石


良く透き通ったきれいな色味のお酒です。香りにももたれ感や臭みを感じません。ほのかな甘さも香の中に感じます。

口に含んだお酒の当たりはやや軽く感じます。蔵ではやや辛の自己評価をしていますが、軽さが先に立ってきます。はっきりとした酸味が味を引き締めていますが、やはり質感はあまりなく、やや日本酒としての主張に欠けるきらいがあります。

味にももたれや臭みがなく、軽さも手伝って飲みやすい造りになっています。アルコール度数も15度未満ですから、余計にすいすいと入ってしまうのかと思います。3合ほど飲んでみましたが、ちょっぴり物足りなさを感じました。

居酒屋あたりで扱うと、利が取りやすくなるかもしれません。

太冠酒造
http://www.taikan-y.co.jp/

純米無濾過生原酒 雁木(がんぎ)

2012-02-19 10:59:19 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は雲ひとつ湧くことがなく、とてもよく晴れました。しかし北からの風が吹いていて、寒さは格別でした。
今日も横浜は朝から晴れ。早朝は雲に覆われていましたが、この時間は良く晴れています。

今日もお酒の紹介です。
山口県岩国市 八百新酒造 「純米 無濾過生原酒 雁木(がんぎ)」です。


純米 無濾過生原酒 雁木  酒米:山田錦 (写真のお酒は一升瓶)


おりがらみとなっていますが、白濁しているわけではありません。ごく微小なオリがところどころで漂っているといった程度です。全体的には少し色味のついたお酒です。

酒器から立ってくる香に日本酒臭いということはありません。ふんわりと、甘い果実感ある香りが感じられます。

最初の口当たりはやや強めに感じます。味の中にも臭みはありませんが、少しだけまったりとしたところがあります。酸味がはっきりしていて、これが味の臭みを消しているのでしょう。飲み下したあと、口のに凝るお酒をもう一度もむようにしていくと、そこに甘みも感じられるようになり、ひと口で2度楽しめるお酒です。

全体的にはやや辛の、しかしうまみもしっかりと持った味のあるお酒といえます。

八百新酒造
http://www.yaoshin.co.jp/

純米吟醸 鉄砲隊

2012-02-18 14:53:09 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は千葉県市原市の奥へ行っていました。かなり冷えましたね。現地の人によると昨日の朝は5センチぐらいの積雪があったそうです。夜帰ってきましたが、津田沼や船橋あたりでは雪が舞っていました。もずっと小雨が降るお天気でした。
今日の横浜はこの2~3日と打って変って快晴です。しかし北からの風があり、乾燥も強いために洗濯ものはよく乾いてくれますが、寒いこと。さっきからエアコンを止めていますが、だんだんと冷えが強く、手が赤くなり始めています。

今日はお酒の紹介です。
和歌山県岩出市 吉村秀雄商店 「純米吟醸 鉄砲隊」です。


純米吟醸 鉄砲隊  酒米:和歌山県産山田錦


良く濾された印象のお酒ですが、少し色味が付いています。香りは柔らかで、きれいな感じですが、少しだけアルコール臭が混ざり、日本酒としての主張が伝わってきます。

最初に感じる口当たりはやや辛です。質の強さもはっきりと伝えてきますが、きりきりとした痛みが伴うということではありません。

この最初に感じる当たりの強さですが、飲みなれない人には強さにだけしか感じないかもしれません。しかし少しずつ、ゆっくりと飲みほしていくにつれて、段々に米の甘さがじんわりと広がり、お酒自体のうまみも強く感じられるようになります。

もたれや臭みはありませんが、かなり質感のあるお酒といえますね。

口を開けて1週間おいたところ、うまみはさらに強くなります。また味がこなれて甘みも最初からわかるようになりますので、寒い時期に限って口あけの1合でいったん飲むのをやめて、栓をして置いておくといいでしょうね。味が深くなります。

吉村秀雄商店
http://www.nihonsyu-nihonjyou.co.jp/

寒さに弱い酔いどれ中原、すでにエアコンをつけています。

高い度数のアルコールは飲み方が多彩になってきた

2012-02-10 11:06:17 | 酒販店売り方アイデア
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日は日中は晴れてはいたんですが、午前中のメガネ屋さんで体が冷えてしまい、難儀しました。午後はショッピングセンターで会議だったんですが、フードコートのラーメンがこれほどうまい! と感じたのは初めてです。
のち今日も横浜は晴れ…、でした。明け方から少しの間陽が射していましたが、いまの時間は雲が広がっており、ほとんど日射しがありません。

ワイン+コーラ ブランデー+炭酸水+果実? アルコール度数の高い酒類を炭酸飲料で割るなど、なんだかわけのわからないお酒の飲み方をするケースが増えてきているようです。
飲みやすさや食事にも合うことが受け入れられ、飲酒の習慣がない女性や若者らが口にしていて、種類もウイスキーだけでなく、ワインやブランデーなどに広がっているとか。




 「赤ワイン独特の渋みがコーラでやわらかい口当たりになり、すっきりと飲める」。
上の写真にある東京・港の飲食店「ビストロ・ウシベンケイ田町店」に月10回以上は来店するという川崎市の男性会社員(34)は、赤ワインをコカ・コーラで割った「カリモーチョ」にご満悦の様子。最初の一杯としてビール代わりに飲むこともあるそうです。

 カリモーチョはスペインで若者に広く飲まれていて、このお店では昨年7月からメニューに採用したところ、「若い人を中心にリピーターが多くなっている」そうです。

 ウイスキーを炭酸水で割る「ハイボール」人気の火付け役となったのはサントリー酒類。サントリーはブランデーに着目して自社の「V.O」に炭酸水とオレンジなどの果実を加えた「ブランデースプリッツァー」の飲み方を提案しています。
オレンジでアルコールを割るなら、お酒自体に独特の香りや風味のある種類はNGですよね。ましてやV.O自体がうまい酒じゃないんですから、一口で気持ち悪くなっちまいそうです。

 お酒に関しての統計では、国税庁調査による2009年度の国内酒類消費量は約853万キロリットル。ピーク(96年度)に比べて約1割減少しています。
全体の約7割を占めるビール系飲料が若者のビール離れなどで低迷しており、10年度も伸びていないため、酒造メーカー側もまさに必死です。

 一方、日経産業地域研究所の調査(11年12月時点、全国の20~40代男女1000人が回答)によると、1年前に比べてお酒を飲む量や回数が増えた人は20代が28%で他の年代を大きく上回っています。20代では今後の飲酒についても、増やしたいと考えている人が18%。さらに半数以上が「いろいろな果実・果汁を使ったお酒があるといい」と、お酒への関心が高い結果が出ています。

色々な飲み方をしてみるというのは否定しません。新しい発見があり、楽しくお酒が飲めるんだから組み合わせこそ自由にしていっていいと思います。ですがそれをすること自体が消費者の自由。飲食店で「今日の実験 新発見!」なんてノリで提供していってみるのも面白いでしょうね。

ただ、それをメーカーがやるってのはいささか疑問です。コンビニやスーパーでのお酒の品ぞろえも多彩になってきましたが、少々消費者に媚を売りすぎているような気がしてなりません。メーカーが売るべき物は質の良いお酒であるはずす。一歩踏み込んでも「飲み方提案」までじゃないでしょうかね。

純米 鯨波

2012-02-05 14:02:52 | お酒の紹介
横浜の中小企業診断士 中原央です。

昨日も日中はよく晴れました。おとといの内視鏡と生検でぐったり。縫合あとが痛く、昨日はずっとグダグダしていました。痛み止めに1.5倍量のボルタ連を使いましたが、それでもちょっとつらい1日でした(今日も使っていますが)。
のち今日も横浜はよく晴れています。といってもさっきまで。今はやや雲が厚くなり、陽射しが閉ざされています。

今日はお酒の紹介です。
岐阜県中津川市 恵那酒造 「純米 鯨波」です。


純米 鯨波 酒米:ひだほまれ


しっかりと色味の分かるお酒です。ほのかな甘い香が立ってきますが、臭みなどが感じられず、さわやかです。

味には軽く酸味が乗っています。しかし酒質は穏やかで、酸味をアレンジした辛いだけのお酒とは異なります。うまみがはっきりとしていて、しかし最初に分かる酸味が味のバランスを整えて、さっぱりとした風合いのお酒になっています。

酒自体に少しだけとろみが出ています。重さのないすっきりとした味わいは、酒米のひだほまれの力を存分に発揮していると感じました。

木曽、中央アルプスの山懐のお酒は山の東(木曽)と西側(飛騨地方)とでは味の違いがはっきりとわかります。

木祖の湯川酒造店、15代九郎右衛門は酒がやや辛で、しかも味にくせがあると感じていましたが、この鯨波を穏やかな表情を持っています。飲み比べるとはっきりわかりますね。

恵那酒造
http://www.kujiranami.jp/