別にお返しがほしいわけじゃないんだけどさ

以前書いた記事「お祝いランチ」でのNちゃんの態度。
あの日をきっかけに、彼女に対する「ん？」が止まらなくなってしまい困っています（汗）

Nちゃんのことを一言でいうと「コミュニケーションに難がある子」でしょうか。
人に気を使う、お愛想を言う、自分から人と関わろうとするなどのコミュニケーションの要素がとても低いのです。
職場でも（おそらく日常生活でも）生きづらさはあるだろうなぁと、私なんかは感じるのですが、それは第三者の私がそう感じるだけの話で、当の本人はこちらが察するほどではないのかもしれません。
なんだかややこしい説明になっていますが、そもそも私自身も彼女を一言で言い表せないほど難しいのです（汗）
確実に言えるのは本人に悪気はないということ。
そして、普通ならこうするよね？という、私達の普通が彼女には一切当てはまらないということです。

そういう前置きがあっての先日のこと。
Nちゃんに対する私の気持ちが遂にプツンと切れる出来事が起こりました。

先月の中旬、私の仙台出張の直後にNちゃんが北海道に出張したのです。
昨今のインバウンドの影響か、Nちゃんがチケットを買おうとした時点でANAの千歳行きのエコノミーの残りシートが２～３席の状態になっていました。
残ったシートをすぐに取ればいいじゃん？　
ってことなんですが、私が9月に(旦那も一緒に)行った北海道出張の際、マネージャーが
「エコノミーが満席状態だったていで、株主優待使ってビジネスで行ってもいいですよ」
と気を利かせてくれ、念願のビジネス乗れた～～ってのがあったため、
「だったらこれ使ったら？」
と、普段からお節介な私は厚意で私が持つ株主優待を提供したんです。
勿論、彼女にビジネスに乗らせてあげたいという気持ちもあったからです。
会社側も、正規料金のビジネスなら許可はおりませんが、その時点のエコノミー料金よりも株主優待を使用したビジネスのほうが安いため、特に指摘されることもなく、彼女は晴れて人生初のビジネスでの北海道行きを果たしたのです。

出張も終わり出勤したその日、いつものように私の席の隣に座ってきたNちゃん。
「これ食べますか？」
と言って、北海道で買ったと思われるキャラメルを2粒くれました。
「これ、9月にMikiさんがくれたキャラメルとは違う味ですよ。この味があるって知ってました？」
「へぇ～こんな味があるんだ」
「そうです。この間(Mikiさんが行った時）はなかったんですか？」
Nちゃんはキャラメルの箱を自慢気に見せ、そしてそのまま自分のバッグにしまいました。

え・・・え・え・え？
お土産はまさかのキャラメル2粒か？？
そう。彼女は何一つお土産を買ってこなかったのです。
ばらまき用は勿論、普段親しくしているメンバーにも、そして勿論私にも。
正直めちゃくちゃ引きました。

マネージャー、T君、私、そしてNちゃんの4人は普段から飲む機会も多くチームの中では仲がいい4人みたいな感じになっています。
んで、出張、プライベートに関わらず、どこかに行けば個別でお土産を買っていました。
普段私はお土産を買うという行為に特別感を抱いたことはないし、おそらく他の人もそこに意味なんてなくて、あるとしたら
「この間貰ったし」
とか
「いつも貰ってるし」
みたいなことなんだと思います。

Nちゃんは私達3人と比較して、出張やプライベートでの旅行が殆どないので彼女から土産を貰ったことはありません。
彼女から貰うことはなくても、親しい仲間内で彼女だけ外すなんて考えにもならないので、みんな普段通り彼女にも買っていたんです。

でね？今回、Nちゃんは北海道に出張したわけです。
普通の人間なら「いつも貰ってばっかだし」と、なりませんか？
なりますよね？（笑）

お土産だけじゃありません。
誕生日がくればちょっとした物をあげ、自分のときにも貰う・・・みたいなことをしてるんですが、彼女は貰うことはしても3人の誕生日に何かをあげることはしないのです。
まぁ、若いしね　とか、貰ったらお返しをするみたいな考えにならないかもねぇ～　今どきの若い子は気が付かないんだよねぇ
なんて感じでこれまで大目に見てきました。
ですが、今回ばかりは無理。
欲しくてあげてるわけじゃないし、見返りを求めるのも大人げない。
何度も自分に自問自答し、大人げないぞ！と、思い込もうともしました。
ですが、やはり私はどうしても納得できないのです。
やっぱりおかしい！

知らなくていい情報ってあるじゃないですか（笑）
今回もそんな情報が入ってきました。
実はNちゃんの北海道出張は当初H口さんと2人で行く予定でした。
Nちゃんにだけ株主優待をあげてH口さんにはあげない・・・ってのが嫌で、私はH口さんにも同じように株主優待をあげたんです。
「いいんですか？こんなの貰っちゃって。」とH口さんは恐縮し、受け取ろうとしなかったんですが、横でやり取りを聞いていたNちゃんが
「えーーH口さんいいじゃないですか。貰ってビジネスでいきましょうよ。私乗りたいです」と割り込んでくるというやり取りがあった後、2人は無事ビジネスを予約したのです。

ところが出発3日前にH口さんがインフルエンザに掛かり行けなくなったのです。
急遽代役でT君が指名されたのですが、H口さんがキャンセルしたビジネスはすぐに埋まってしまい、可哀想にT君はキャンセル待ちのギュウギュウのエコノミーで出発したのです。

そのT君から聞かれたんです。
「帰りの千歳空港でNちゃんが狂ったように土産を買い込んでたけどMikiさん何貰ったんですか？」と（汗）
何も貰っていないと答えると
「なんだかそんな気もしたんですよ。俺がばらまき用の土産は何にしようか　って言ったらあの子『ええええ？買う必要あるんですかぁ？（笑）』って笑いながら言ったんすよ。で、Mikiさんには買うんでしょ？みんなにはいらないかもしれないけど、普段お世話になってんだから買うよね？って言ったら『ええええぇ？買わないといけないんですかぁ？？』って笑ってたんですよね。正直引きました」

貰ったらお返ししなさい　と言われて育った私は、昔も今もそうしているわけですが、それだけではなく、自分が現地で食べた美味しいものを仲のいい同僚や友達、家族にも食べてもらいたいと思うのです。
もしかしたらNちゃんはそういう気持ちが起こらないのかもしれません。
だったらどういう気持でお土産を受け取っているのでしょう。
そのあたりが見当もつかないのです。

貰うものは貰う
だけど自分はあげない

そんなふうになれない私は、Nちゃんの行動がどうしても納得できないのです。
今回の土産の件だけでなく、先日のご馳走になったランチやら、記事にアップしていない彼女の（私から言わせたらですが）奇行の数々・・・。
何かがプツンと切れました完全に。

改めて言いますが、彼女に悪気はないんです（泣）
コミュニケーションが得意ではなく、「貰ったらお返ししなくちゃ」という思いに至らない。
それだけのことなのだと何度も何度も自分に思い込ませようとしたのですが、いやぁーーーあかん。
やっぱ無理（笑）
これまでの距離感でNちゃんと接することはできませんな（汗）