PKG-CD4Z…クオンがエアー漏れがひどく使えないので見に来てくれ…との依頼。
話では走行出来ないくらいエアーが漏れる…と言うので、ブレーキチャンバーでもパンクしたかな⁇と思い応急で走れるようにホースや工具を積んで出発。
現地に着いて車を確認すると…
なんのこっちゃない…普通にエア溜まります…。
確かに最初に確認した時はエア圧が0でしたが…
どうやら車を止めておくと走行出来ないレベルまでエア圧が下がる…と言う話だったみたい…笑
まあ、漏れてる事に変わりは無いんですが…
せっかくなので現地で直せる範囲なら…と思い、どこから漏れてるか調べる事に…
エアを溜めてエンジン切って耳を澄ますと、どこからともなくシュー…と音がします。
で、車の下に潜り込み…音のする方を調べていくと、エアホースが何本かまとめてある所から音がします。
あの辺…て事は分かるんだけど特定するには色々と外さなきゃならなさそうなので車を引き上げる事に。
工場に持ってきて音がする辺りを調べると、どうやらエアタンクの裏あたり…デッキパネルのステーの下から音がします…
この通しのステーがどうにも邪魔なので取り外す事に。
まずデッキパネルを外すんですが…
取り付けが通常のボルトではなく六角レンチのタイプ…
しかもそのうち6本が錆びて固着してる上に六角部がナメておりレンチがかからない…
おまけにステンレスボルトなのでエキストラクターでも外すのに時間がかかる…
余談ですが…ステンレスは錆びない…と思ってる方が結構多いんですが、それは間違いです。
番手や表面処理にもよりますがあくまでも錆びにくい…というだけ。
そんなステンレスのボルトが錆び付いて固着すると厄介なんです…
通常の六角ボルトならなんとでもなりますがこのレンチタイプは更に厄介…
そんな時にはこの方法…
こんな感じでステンレスの丸棒をボルトの頭にTIG溶接します。
なるべく丈夫な丸棒が好ましいです…
で、ボルトを折らないようにこの丸棒をグリグリと慎重に回します。
すると…
外れます…
6本もあるので丸棒は再利用するために取り外し
他にも角などで丸棒の振り幅が無い時は頭にステンボルトを溶接。
メガネをかけて…
取り外し…
6本ともなるとそこそこ時間がかかります…
このデッキパネルとステーを外すのに1時間ほど…
無事にデッキパネルを取り外しステーも外れました…
ステーの裏から漏れてる音がするのでリークテスターで調べると…
こういうホースが沢山重ねてある所の漏れ箇所探しは地味に大変なんです…笑
で、発見。
ホースどうしが擦れて穴が開いてます…
ホースの在庫はいくらでもあるので長さを測りカット。
ホース保護にコルゲートチューブを通して…
取り付けてエア漏れの確認。
良さそうなのでデッキパネルを取り付けていきます…
もうあんなクソみたいなボルトは使いません。
普通の六角ボルトに変えます…
完成。
今回みたいに部品代は大したことないのに、想定外の工賃がかかってしまう事がよくあって…
折れたボルトやナメたボルトの抜き取りを外注すると結構いい値段を請求されてしまいます…
そこを自社で対応出来れば外注よりうんと安くすみますが、それでも特殊作業の部類に入るので工賃は割高…
ボルト抜くだけでしょ?と思うかもしれませんが
決して過剰請求ではないのでご理解頂けると助かります…
話では走行出来ないくらいエアーが漏れる…と言うので、ブレーキチャンバーでもパンクしたかな⁇と思い応急で走れるようにホースや工具を積んで出発。
現地に着いて車を確認すると…
なんのこっちゃない…普通にエア溜まります…。
確かに最初に確認した時はエア圧が0でしたが…
どうやら車を止めておくと走行出来ないレベルまでエア圧が下がる…と言う話だったみたい…笑
まあ、漏れてる事に変わりは無いんですが…
せっかくなので現地で直せる範囲なら…と思い、どこから漏れてるか調べる事に…
エアを溜めてエンジン切って耳を澄ますと、どこからともなくシュー…と音がします。
で、車の下に潜り込み…音のする方を調べていくと、エアホースが何本かまとめてある所から音がします。
あの辺…て事は分かるんだけど特定するには色々と外さなきゃならなさそうなので車を引き上げる事に。
工場に持ってきて音がする辺りを調べると、どうやらエアタンクの裏あたり…デッキパネルのステーの下から音がします…
この通しのステーがどうにも邪魔なので取り外す事に。
まずデッキパネルを外すんですが…
取り付けが通常のボルトではなく六角レンチのタイプ…
しかもそのうち6本が錆びて固着してる上に六角部がナメておりレンチがかからない…
おまけにステンレスボルトなのでエキストラクターでも外すのに時間がかかる…
余談ですが…ステンレスは錆びない…と思ってる方が結構多いんですが、それは間違いです。
番手や表面処理にもよりますがあくまでも錆びにくい…というだけ。
そんなステンレスのボルトが錆び付いて固着すると厄介なんです…
通常の六角ボルトならなんとでもなりますがこのレンチタイプは更に厄介…
そんな時にはこの方法…
こんな感じでステンレスの丸棒をボルトの頭にTIG溶接します。
なるべく丈夫な丸棒が好ましいです…
で、ボルトを折らないようにこの丸棒をグリグリと慎重に回します。
すると…
外れます…
6本もあるので丸棒は再利用するために取り外し
他にも角などで丸棒の振り幅が無い時は頭にステンボルトを溶接。
メガネをかけて…
取り外し…
6本ともなるとそこそこ時間がかかります…
このデッキパネルとステーを外すのに1時間ほど…
無事にデッキパネルを取り外しステーも外れました…
ステーの裏から漏れてる音がするのでリークテスターで調べると…
こういうホースが沢山重ねてある所の漏れ箇所探しは地味に大変なんです…笑
で、発見。
ホースどうしが擦れて穴が開いてます…
ホースの在庫はいくらでもあるので長さを測りカット。
ホース保護にコルゲートチューブを通して…
取り付けてエア漏れの確認。
良さそうなのでデッキパネルを取り付けていきます…
もうあんなクソみたいなボルトは使いません。
普通の六角ボルトに変えます…
完成。
今回みたいに部品代は大したことないのに、想定外の工賃がかかってしまう事がよくあって…
折れたボルトやナメたボルトの抜き取りを外注すると結構いい値段を請求されてしまいます…
そこを自社で対応出来れば外注よりうんと安くすみますが、それでも特殊作業の部類に入るので工賃は割高…
ボルト抜くだけでしょ?と思うかもしれませんが
決して過剰請求ではないのでご理解頂けると助かります…