春夏秋冬 花 mikio

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ケヤキの巨樹 40 生き続ける

2018-10-16 | 巨樹
10月9日の府中の撮影です。 府中市宮西町の矢島稲荷の大ケヤキは
推定樹齢800年 幹周り9.5m 樹高17m ケヤキの巨樹は都内でも2番目の幹周りですが見てのとおり、尋常な姿立ちだは
ありません。 天保、安政、昭和の3度の大火に会いそのたびに修復されて、今では周りをブロックに囲まれ環境が良くありませんが
それでも生き続けてます。  個人の土地の駐車場の中央にあり、昔からある矢島邸のお稲荷様の御神木になってます。

ブロック塀が作られた理由は車が巨樹やお稲荷様のお社に接触しないようにと思われます。
樹木は一般に通風も生きる道、今や造園の立場から見る限り環境が悪く、樹皮が割れ始めてます。
また回りには破損物や切り倒された大枝 幹、などが散乱してます。









切断された巨大な幹がケヤキの巨樹の根元に置かれて、根廻を圧迫してます。
このような状態で東京都の天然記念物から外されて、府中の天然記念物になってしまいました。
東京都の天然記念物には環境課から育成の補助金が下りるのですが、府中市の対応は今ではどうなってるのでしょうか?



  

府中街道の脇の小道に入り口があります。この中に巨樹があるとは
数十年前にきたときは迷ってしまい、ウロウロした過去をいつも来る度に思い出します。許可を得て立ち入ってます。



     


幹株が2対に別れ、根元の巨大さが余計にわかります。




庭を出て小さな通りからの眺めで巨大さがわかります。下の写真の左側の幹が
酷く損傷してます。中がケヤキ特有の腐りが発生して空洞化して、それが樹皮の部分まで損傷してます。それでも生き続けてますが、
とても心配です。かつて有名なケヤキの巨樹はこのような状態から姿を消していきました。



 


去年の冬の姿2月です。