MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 番外霊場 真念庵 2巡目 ㉖ 2020 ピッカピカでした!

2021年03月05日 | お遍路好き(修行・高知)
真念庵

この日は次の宿まで25kmほどの距離です。

朝、渡し舟の船頭さんに連絡をしてみると。。。。運行できないとのこと。

いい天気なのに・・がっくし←古い(苦笑)

風があって波が高いと言っていた気がしますが、やっぱりこんなご時世ですから。
その可能性もあると思ってはいました。
気を取り直して出発です!
チェックアウトの時にフロントの方に次はどちらまで進むのですか?と聞かれて答えると
その方のお家の近くのようでした。
そんな遠くからお仕事に来ているかと感心しましたが、歩くと1日がかりですが、
車ならあっという間な訳です。宿の方と交流できて気持ち良くスタートしました。
宿から海の見えるところまで出てくると確かに波は少々高いかも。。
仕方ない!

ホテルから港の方へ下る坂の途中で地元の女性と朝の挨拶を交わすと
お遍路をしていることに感心していただきました。
その女性はこの近くにあるお墓へ毎日お参りしているのだそうです。
私にしてみればその方がよっぽと感心します!
28番札所で出会った毎日お経をあげにお参り来ているという女性のことを思い出しました。
感心するばかりです。
思えば凛とした雰囲気が似ている気もします。

そんな出会いもあり、渡し舟に乗れなかったことはすっかり忘れてしまいました。
港を過ぎ、進むと川??の中に緑の畑が見えます。
美しかったので写真を撮ると船に乗ったおじさんと目があいました。
聞くと四万十のりとのこと!!
宿でいただいた四万十のりの天ぷら!!!美味しかった!!!
このように育てられていたのか!これまた感動です♩

船で四万十川を渡れなかったので四万十大橋を渡ります。
なんとも遠回りのように感じましたが1kmちょっと遠くなったくらいです。

船で着いたであろう場所の辺りにあった四万十川野鳥 自然公園でしばし休憩しました。
いつトイレに行けるか分からなかったので行けるときに行くようにしていました。
みんなのトイレ(昔は身障者用)があれば荷物も置く場所があって助かります。
これから一つ峠を越える予定にしていたので少しゆっくりしていると・・電話が!嫌な予感。。
最後にとった高知のホテルがコロナ問題で、近くのホテルに変えて欲しいとの連絡でした。
駅前の宿を選択していたのですが、少し離れた場所になりました。
提案があったので良かったです。
この頃には宿からのキャンセルの心の準備もだいぶ出来ていました。
これまたガックシです。
しかしながら、がっくりした後に良いことがあるのがこの日でした。
駐車場の車からこちらに向かって女性が向かってきます。
何か怒られるのかな???となぜかマイナスな気持ちになってしまったのですが、
これまたお遍路を褒めていただきました。
さらに、パンをお接待していただきました。3っつも入っていました!
お礼のお札を渡すと、そういった事は知らない方だったようで戸惑われていました。
ありがたく頂きました。心が温まり、出発です。

すぐその先の小山に「大」の文字!
大文字山(十代地山)というやまで、京都から下向された前関白一条教房公が京都を模した町づくりをされたそうす。
風景や地名をこの地に残したのだそう、五百年余りたった今も旧盆の16日に送り火が行われているそうです。

3kmほど進んだところから右に入っていきます。
トンネルを通らずに伊豆山峠を越えていくルートで旧歩き遍路道です。
旧遍路道に入るまでは寂しく感じる道でした。。山道に入ってからはいつもの歩き遍路道です。
この峠を越えると丁度の場所に「真念庵」に進む道が現れます。
真念庵の御朱印をいただきたい方は大塚さん宅で先にいただいてからお参りするのが良いかと思います。
歩き遍路は真念庵を抜けて先に進むことになります。
遍路道は真念さんが整えた道だそうで、この真念庵はお遍路さんがここに荷物を置いて足摺の38番札所に向かって行き、
打ち戻って来た場所なのだそうです。
2巡目は真念さんのことを知ってからのスタートだったのでこのお寺には必ず行きたいと思っていました。

私のイメージでは古く鄙びたお寺をイメージしていました。

参道を上がっていくとそこには完成したばかりの美しいお堂が建っていました!
この年の2月に完成したばかりのお堂でした。
少し拍子抜けです。
でもこの場所を大切に守っている人々がいるのだとこれからも続くであろうお遍路文化に未来を感じました。
無事にお参りし、宿に向かいます。

宿はここから約10kmです。真念庵からの少しの遍路道以外はアスファルトの道を進みます。
たまに現れる側道の遍路道を楽しみつつ進みました。
宿に着くと若い女の子とおじさんが迎えてくれました。
オーナーは出かけていたようで、娘さんが部屋など案内してくださいました。
38番札所から戻った時の宿もここにしていました。
1日では戻って来る自信がなかったので一泊は38番札所の近くに泊まることにしていました。
本館と新館?食堂がある棟でない部屋であれば戻ってくる日まで部屋を利用しても良いとのことだったのでこちらを選択!
テレビがない部屋でしたが、ゆっくりできる気持ちの良い部屋でした。
この宿は本当にお遍路さんにお勧めの宿です。
食事も美味しかったですが、何よりもオーナーの奥さんとそれを助けているスタッフのおじさんと娘さんもとても素敵な方々でした。
おじさんは一時期遍路小屋の管理人も務めらていた方でお遍路の相談もできて心強いです。
オーナーも相談にのってくださいます♩
戻ってきた時に思わず「ただいま!」と言ってしまうアットホームさ!!
いつまでもこの場所にあってほしい宿です。

出発です!やはり少し波が高いかも


四万十のりの畑


四万十川を渡ります!大きい!!


小山に「大」の文字


側道に入り峠を目指します


歩き遍路道の入り口


いざ!旧遍路道へ


遍路道の様子


竹に!直接!!


気持ちの良い遍路道


石がゴロゴロしているところは気をつけて!


真念庵へは右側道の坂を上ります(石道標もあります)


ピカピカの真念庵!


アジのある旧遍路道標(あしずり方面を示しています)


田んぼに写る景色が美しい


大きなおたまじゃくし!!久しぶりに見た!子供の時以来かな???


海辺に出てくると美しい景色が


民宿大岐の浜へと続く遍路道


大好きになった民宿大岐の浜に到着!


バランスの良い夕食 美味しかった♡ 


バランスの良い朝食 美味しかった♡

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