時事解説「ディストピア」

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日本人を名乗るということ

2014-08-20 21:23:26 | 浅学なる道(コラム)
テレビや新聞、雑誌、本、ネットでは、
ことあるごとに日本、日本人と小うるさく騒ぐ動きがある。

チャンネル桜の合法詐欺番組や池上彰のテレビタックル()はもちろんのこと、
歌謡番組でも「日本の歌100曲」とかバラエティでも「日本の職人」、
スポーツ番組でも「ニッポン、チャチャチャ」、日の丸のオンパレードだ。


だが、当然、日本人を名乗るからには義務と責任というものがある。

「日本国民は、恒久の平和を念願し、
 人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
 われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を
 地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、
 名誉ある地位を占めたいと思う。」

「日本国民は、国家の名誉にかけ、
 全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」

これは日本国憲法の前文を抜粋したものだ。憲法が定義する日本人とは、
「日本国民」は「国家の名誉にかけ」「全力をあげて」誓っているのであり、
これを守るかどうかで日本人かそうでないかが決まるわけだが、
日本や日本人を強調する連中(特に自民党やネトウヨ)に限って、
隷従や偏狭を除去するどころか奨励しているではないか。

全力をあげて崇高な理想と目的が達成されないようご活躍されている(笑)

日本人という看板はもう少し重いものであるはずだ。

まぁ、ネトウヨはストレス解消が第一目的で、本音のところでは
日本人としてのプライドなど持ち合わせちゃいないのだろうが、
せめて連中を焚きつけているメディアや政治家は本当の誇りを持っていてほしい。