時事解説「ディストピア」

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2時間で血税4億円を使い果たす陸上自衛隊演習

2014-08-26 00:26:06 | 軍拡
軍事とは金のかかるものである。それも無駄金が。


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陸上自衛隊は24日、国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」を
静岡県の東富士演習場で一般公開しました。

世界文化遺産に昨年登録された富士山のすそ野に、
戦車などが実弾を次々と撃ち込み、地響きを立てました。


防衛省によると2時間で使った弾薬約44トンは約3・5億円相当。
燃料費の約3000万円を合わせて約4億円近い血税を費やしました。

演習は3年連続で島しょ部での作戦を扱いました。
敵部隊の離島侵攻を想定し、それを制圧する軍事力をアピール。
海上自衛隊のP3C哨戒機や航空自衛隊のF2戦闘機を加えた「統合作戦」も展開しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-25/2014082501_02_1.html
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演習というのは、あくまでも練習にすぎない。
4億円を使ってあるかないかわからない攻撃に備えているということか。

大日本帝国の時代ですら、日本の領土が侵攻されたのは沖縄戦のみ。
ましてや経済がグローバル化して、日本の危機=世界経済の危機となった現代世界で、
本気で国際社会で孤立することを承知で離れ小島を侵攻する国があると思うか?


中国が本気を出せば尖閣諸島の一つや二つ、簡単に奪えるだろう。
だが、それをしないのは経済的に日中は一蓮托生で、
中国の経済発展を犠牲にしてまで奪うものではないからだ。


結局、この手の演習は防衛省の官僚や安倍派の右翼集団、ならびに
軍拡で得をする者たちのために行われている政治的なパフォーマンスにすぎない。


たった2時間で4億円を台無しにする演習をするぐらいなら、
少しでも東北の復興支援の予算に組み込むべきだ。優先順序を考えてほしい。