戦前の憲兵かよ。
今回の事件は日本政府が誰の味方なのかをよく教えてくれたのではないだろうか。
この捜索の発端となったのが、11月2日に行った中核派のデモで、
京大生が規制していた警官に「暴行」して逮捕された事件……らしい。
ここで筆者が気になったのは、
どこのニュースサイトを読んでも、
デモの内容を説明していなかったことだ。
何のデモをしていたのか、どこも説明していない。
仕方ないので、全学連のホームページを読んでみたところ、
原発や集団的自衛権の容認、労働時間や解雇規制の緩和への反対デモだったらしい。
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「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」と訴え、
私たちが初めて日比谷野外音楽堂に集まったのは1998年のことでした。
それから16年。11月労働者集会は、職場で奮闘する全国の仲間たちに支えられ、
毎年開催されてきました。そこに結集したのは、労働運動の再生をめざす熱い決意でした。
そして、今年、私たちは歴史の岐路に立ちました。
安倍政権は集団的自衛権行使の閣議決定を強行し、
クーデターに等しいやり方で憲法を踏みにじり、再び戦争に突き進もうとしています。
「戦争をする国」への転換は、これまでの社会のあり方を全部破壊して
暴れまわる力を生み出します。労働者の権利も、集会・結社・表現・通信の自由も、
教育や学校も、何もかもが攻撃にさらされようとしています。
資本主義の危機が、パレスチナで、イラクで、
ウクライナで、世界中で戦争をひき起こしています。
安倍政権の手で、総非正規職化、解雇自由化、労働時間規制解体など、
労働者の権利を打ち砕く最後の扉が開かれようとしています。
非正規職に突き落とされた2千万の労働者たちが「生きさせろ」と叫んでいます。
日本創世会議は、896の自治体が破綻・消滅の危機に直面しているとの提言を出し、
社会まるごと民営化を断行しろと煽っています。
社会保障制度や医療、教育など、人が生きていくためのすべての条件が攻撃されています。
福島では、これまで人類が経験したことのない大規模な放射能汚染が拡大しているというのに、
原発政策を維持するために、真実を隠して県民が見殺しにされています。
すべてが限界をこえ、怒りの声は社会の隅々まで積みあがっています。
今こそ闘う労働組合を全国の職場に! 労働者の団結した力で安倍政権を倒そう!
http://www.geocities.jp/nov_rally/2014/yobikake2014.htm
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↑
当日のデモの様子。
太鼓を鳴らすあたり、中核派の時代おくれ感がプンプンするが、
横断幕にあるように原発と戦争に反対するデモであり、
主張自体はおかしくない。
https://www.youtube.com/watch?v=68vLWiLbi04
デモの前に開かれた集会は、↑で見ることができる。
古臭いというか、ノリが学生運動時から進歩していないので、人によっては
(少なくとも私には)異様に見える光景ではあるが、ここからテロの気配は一切しない。
そもそも、こんな爺さんやおばちゃんばっかりの集団が
香港のように議事堂なりどこなりを占拠すると本気で公安は思っているのだろうか。
というか、テロリストは暴力に頼るからテロリストであって、
デモ行進をする時点で、彼らは只の市民団体だろう。
原発や戦争に反対し、長時間労働や不当解雇を許す法改正を
批判するデモに参加すれば、かような目に会う一方で、
同時期に行われたヘイトスピーチはスムーズに済んでしまう不思議。
http://matome.naver.jp/odai/2141507869112511101
11月8日のデモだが、とうとうアイヌ民族までターゲットにされたらしい。
放置しておけば、いずれ絶滅するのが必至の民族に対してこの態度。
こういう連中が公安によって野放しにされる一方で、
もはや武力行使が出来なくなった連中を「過激派」と
昔のイメージをそのまま現代のイメージとしてレッテルを貼り、規制する。
どう見たって、これは弾圧である。
中核派は90年代(つまり20年も前)には武装闘争をやめると発言している。
メディアは単に「つかまりましたー」というだけでなく、この点も言うべきでは?
一応言っておくと、法政大学の中核派を見ればわかるように、
何がしたいんだか迷走しているのがミエミエな連中もいることは知っている。
筆者は新左翼の連中を基本的には信用していない。
本人たちの自業自得な部分も否めないとは思う。
だが、そういう部分もひっくるめて今回の逮捕や捜索は不当なものだと思う。
今回の事件は日本政府が誰の味方なのかをよく教えてくれたのではないだろうか。
この捜索の発端となったのが、11月2日に行った中核派のデモで、
京大生が規制していた警官に「暴行」して逮捕された事件……らしい。
ここで筆者が気になったのは、
どこのニュースサイトを読んでも、
デモの内容を説明していなかったことだ。
何のデモをしていたのか、どこも説明していない。
仕方ないので、全学連のホームページを読んでみたところ、
原発や集団的自衛権の容認、労働時間や解雇規制の緩和への反対デモだったらしい。
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「闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう」と訴え、
私たちが初めて日比谷野外音楽堂に集まったのは1998年のことでした。
それから16年。11月労働者集会は、職場で奮闘する全国の仲間たちに支えられ、
毎年開催されてきました。そこに結集したのは、労働運動の再生をめざす熱い決意でした。
そして、今年、私たちは歴史の岐路に立ちました。
安倍政権は集団的自衛権行使の閣議決定を強行し、
クーデターに等しいやり方で憲法を踏みにじり、再び戦争に突き進もうとしています。
「戦争をする国」への転換は、これまでの社会のあり方を全部破壊して
暴れまわる力を生み出します。労働者の権利も、集会・結社・表現・通信の自由も、
教育や学校も、何もかもが攻撃にさらされようとしています。
資本主義の危機が、パレスチナで、イラクで、
ウクライナで、世界中で戦争をひき起こしています。
安倍政権の手で、総非正規職化、解雇自由化、労働時間規制解体など、
労働者の権利を打ち砕く最後の扉が開かれようとしています。
非正規職に突き落とされた2千万の労働者たちが「生きさせろ」と叫んでいます。
日本創世会議は、896の自治体が破綻・消滅の危機に直面しているとの提言を出し、
社会まるごと民営化を断行しろと煽っています。
社会保障制度や医療、教育など、人が生きていくためのすべての条件が攻撃されています。
福島では、これまで人類が経験したことのない大規模な放射能汚染が拡大しているというのに、
原発政策を維持するために、真実を隠して県民が見殺しにされています。
すべてが限界をこえ、怒りの声は社会の隅々まで積みあがっています。
今こそ闘う労働組合を全国の職場に! 労働者の団結した力で安倍政権を倒そう!
http://www.geocities.jp/nov_rally/2014/yobikake2014.htm
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↑
当日のデモの様子。
太鼓を鳴らすあたり、中核派の時代おくれ感がプンプンするが、
横断幕にあるように原発と戦争に反対するデモであり、
主張自体はおかしくない。
https://www.youtube.com/watch?v=68vLWiLbi04
デモの前に開かれた集会は、↑で見ることができる。
古臭いというか、ノリが学生運動時から進歩していないので、人によっては
(少なくとも私には)異様に見える光景ではあるが、ここからテロの気配は一切しない。
そもそも、こんな爺さんやおばちゃんばっかりの集団が
香港のように議事堂なりどこなりを占拠すると本気で公安は思っているのだろうか。
というか、テロリストは暴力に頼るからテロリストであって、
デモ行進をする時点で、彼らは只の市民団体だろう。
原発や戦争に反対し、長時間労働や不当解雇を許す法改正を
批判するデモに参加すれば、かような目に会う一方で、
同時期に行われたヘイトスピーチはスムーズに済んでしまう不思議。
http://matome.naver.jp/odai/2141507869112511101
11月8日のデモだが、とうとうアイヌ民族までターゲットにされたらしい。
放置しておけば、いずれ絶滅するのが必至の民族に対してこの態度。
こういう連中が公安によって野放しにされる一方で、
もはや武力行使が出来なくなった連中を「過激派」と
昔のイメージをそのまま現代のイメージとしてレッテルを貼り、規制する。
どう見たって、これは弾圧である。
中核派は90年代(つまり20年も前)には武装闘争をやめると発言している。
メディアは単に「つかまりましたー」というだけでなく、この点も言うべきでは?
一応言っておくと、法政大学の中核派を見ればわかるように、
何がしたいんだか迷走しているのがミエミエな連中もいることは知っている。
筆者は新左翼の連中を基本的には信用していない。
本人たちの自業自得な部分も否めないとは思う。
だが、そういう部分もひっくるめて今回の逮捕や捜索は不当なものだと思う。