新聞やテレビの説明だけを読んでも、
正直、あまりピンと来ない人間が多いのではないだろうか?
……と思ったので、参考になるだろうイランラジオの解説を3本紹介する。
--------------------------------------------------------------
アメリカの軍事活動に対する中国国防省の批判
ターヘリー解説員
東アジアや東南アジアにおける
アメリカの干渉に対する中国の批判の裾野が、ここ数日拡大しています。
中国外務省の報道官は、30日木曜、アメリカとフィリピンの軍事演習を批判し、
「一部の国々は、軍事演習の実施と地域の緊張の発生に対する
軍事的な連帯を強化しようとしている」と語りました。
同報道官は、アメリカとフィリピンの軍事演習を、地域の平和と発展、
安定に対する脅威と呼ぶことで、地域における緊張を煽っているとしてアメリカを批判しました。
アメリカとフィリピンは30日木曜、マニラ北部で、年次軍事演習を実施しました。
アメリカとフィリピンの今年の演習は、両国から1万人の軍隊が参加し、
2週間にわたって行われ、この15年で異例の措置だと報じられています。
この問題について、IRIBターヘリー解説員は次のように語っています。
中国はアメリカとフィリピンの合同軍事演習を、
安倍首相の最近のアメリカ訪問で調印された日米の最近の軍事合意と共に、
アメリカの新戦略だとし、明らかに地域における中国の活動を制限し、けん制しようとしています。
とくに、アメリカと日本の最近の軍事合意では、
今後、両国の軍事協力の拡大が、日本の領土を直接防衛する以上に、
南シナ海におけるアメリカの空の偵察への自衛隊の参加が含まれることになるでしょう。
その地域は中国の裏庭と見なされており、中国政府はここ数年、
とくにフィリピンによる領有権の主張を非難し、
これに関する同国の空の防衛区域の設定などにより、
アメリカの軍事的な活動に対抗しようとしています。
このことから多くのアナリストは南シナ海における
アメリカの軍事活動の結果を、地域の治安にとって非常に危険なものと見ています。
この動きはフィリピンとの合同軍事演習を口実に起こり、
現在もアメリカと日本の軍事合意によって成り立っており、
自衛隊のこの地域への介入にも繋がっています。
しかしながら日本の関係者はこの軍事合意を正当化し、
南シナ海の同国軍の活動を拡大する中で、その安全確保について触れています。
毎年この海域を通して5兆ドルの取り引きが行われていますが、
中国政府はそうした主張を認めておらず、アメリカと日本やフィリピンなどの
同盟国の合同軍事演習を自国に対する行為だと見なし、強く非難しています。
アメリカの一部の団体までもが、
中国におけるアメリカの大規模な経済利益の損失を懸念しており、
日中の領土問題などにおけるアメリカの介入の結果を憂慮し、
この介入は地域の治安を脅かすと見ています。
彼らによればアメリカのアジアへの介入は一部の国の利益になり、
この地域の二分化を引き起こし、明らかにその結果は
地域の平和を維持することはできないでしょう。
日米の最近の軍事合意と自衛隊の活動拡大により、中国国防省の報道官も30日、
地中海での初めてのロシアとの合同軍事演習の実施を発表しました。
こうしたことに注目し、地域の多くの国は
中国の周辺のアメリカの軍事政策に抗議し、
中国に対するアメリカの隊列が緊張を煽り、この地域を
第2の中東に変えることになると懸念しているのです。
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/54325-%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E9%98%B2%E7%9C%81%E3%81%AE%E6%89%B9%E5%88%A4
中国のアメリカへの警告
ホセイニー解説員
アメリカのケリー国務長官の中国訪問と時を同じくして、
中国政府はアメリカ政府を東アジア・太平洋地域での緊張を煽っていると非難しました。
中国外務省は、南シナ海の中国領での諜報装置を積載したアメリカの艦艇の存在について触れ、
こうしたアメリカの行動は地域の安定を脅かすことになるとしました。
アメリカ政府は中国周辺の海域における自国軍の動きを
南シナ海の自由な航行を保護するためのものだと説明していますが、
政治評論家は中国政府に対するアメリカの直接の力の行使を、
この1ヶ月拡大を見せている中国政府の経済的な動き、
とくにシルクロードの復活に向けた中国の国家主席の努力に関連付けています。
中国はこの1ヶ月、アジア諸国との関係やシルクロードの復活に向け、
アジアインフラ投資銀行の設立に加えて、
インドやロシアなどこの地域の国々と重要な経済合意を締結しており、
これは明らかに地域でのアメリカの経済的立場の低下を引き起こすことになるでしょう。
韓国の財務大臣は、現在アジアインフラ投資銀行に57カ国が加盟しており、
中国、インド、ロシア、韓国の順にこの銀行に出資しているとしました。
経済の専門家によれば、シルクロードが実施されれば、
アジア諸国とロシア、そしてロシアからヨーロッパへのつながりにより、
アジア地域を世界の最も重要な経済の中心にする可能性があり、
世界におけるアメリカの経済的優勢に影響を及ぼすでしょう。
このため、今回もアメリカは、
地域における中国の計画に対抗する上で、
経済的に無力であることから、
これまで同様、軍事力によることで、
アジアの緊張や情勢不安を煽ろうとしており、
さらにこれによってこの地域の国々の統一を妨げようとしているのです。
南シナ海の南沙諸島における巡回と
この地域への艦艇の派遣に関するアメリカ軍の計画は、
多くの専門家がそれをアメリカによる明らかな中国のけん制であるとしています。
この行為は中国政府の怒りを引き起こしました。
アメリカは南沙諸島周辺での中国の新たな建設計画を理由に挙げていますが、
中国政府はアメリカは南シナ海の問題の当事者と見なされず、
この問題は中国と他の国の間の問題であり、これらの国によって解決されるべきだと考えています。
アメリカ駐在の中国大使も地域におけるアメリカの軍事的な動きを批判し、
問題の解決において武力を行使する考え方は冷戦時代の思想だとし、
中国の経済地区や沿岸部におけるアメリカ軍の巡回活動に抗議しました。
そして、それを国連の海の協定に反するものだとし、この行為を許す国はいないとしました。
政治評論家は最近明らかな形を取っている
アメリカの中国に対する脅迫をアメリカ政府の優越主義政策の方向で分析しています。
それは依然として21世紀においても、国際レベルでの一極主義を支持することで、
世界の現在の危機を解決し、世界的な運営を行うための各国の全面的な協力を妨げているのです。
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/54747-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AD%A6%E5%91%8A
アメリカの干渉に対する中国の反発
ガッファーリー解説員
中国がいつものように、南シナ海の領有権を強調し、
「アメリカは南シナ海における中国の問題に介入しない方が良い」としました。
中国政府の高官らは、
「中国は自らの領土において、海上事故を減らし、捜索活動を行う目的で、
開発計画の企画を行っており、この中国の措置は国際的な責任に
向けてとられているものだ」と述べています。
こうして中国は自国の領土と見なしているものを監視するのは自らの権利だとしています。
中国のこのような立場の表明は、中国海軍がアメリカの偵察機に対して、
南シナ海の上空を飛行しないよう警告した後で行われました。
アメリカ軍は南シナ海の上空を偵察飛行するだけに留まらず、
戦艦を南シナ海に駐留させています。
中国とアメリカの間の対立や緊張は最近始まったことではありません。
なぜならこの2カ国は安保理常任理事国、核保有国であり、
事実上、政治、経済、軍事の3つの分野で見解を対立させているからです。
この対立は時に両国の激しい言葉の応酬を引き起こしています。
経済面で、アメリカの主張によれば、
中国は元の価値を上げるのを渋っているということです。
実際中国は元の価値を低く維持することで、商品の生産を行っており、
このことは欧米諸国の生産の流れに大きな打撃を与えています。
政治面でも、アメリカは、中国をけん制するため、
アジア諸国を同調させるためにこの地域に影響を及ぼそうとしています。
また軍事面でもアメリカの最も重要な目的は、
中国をけん制するためにアジアで軍事的な覇権を広げることとなっています。
これに加えて、アメリカは世界の警察、人権擁護者を自称しています。
このことは他国の内政への干渉に繋がっています。
アメリカは中国を人権の侵害国、社会的な権利の蹂躙国としていますが、中国は、
「アメリカは様々な口実で各国の内政に干渉するのではなく、
アメリカ市民に対する人権を遵守した方が良い」と述べています。
アメリカの白人警官によって黒人数名が殺害された事件など、
人種問題がこうした見解を裏付けています。
こうした中、中国とアメリカの政治論争は、
政治、経済、軍事の3つの問題に関連しており、
アメリカはこうした問題を根拠に最初から一極主義世界の強化を追求しています。
さらにアメリカは国内法に基づいて、国際法を無視することで他国を制裁しようとしています。
実際アメリカは中国との緊張や問題を維持するために、様々な口実に頼っています。
アメリカ財務省は21日木曜、中国人6人を軍事用に転換できる
最新の技術を盗んだとして非難しました。
この問題は一部のアナリストからアメリカと
中国の間の新たなシナリオに変わっていると言われています。
中国は、アメリカの軍国主義の経歴に注目すると、
アジア諸国は独立した政策を推し進め、国益を見定めて、
地域の平和と安定を強化する建設的な役割を追求する必要があると述べています。
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/54910-%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%B9%B2%E6%B8%89%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%8F%8D%E7%99%BA
--------------------------------------------------------------
つまり、アメリカの露骨な軍事干渉への対抗措置として
一連の干渉行為が実行されている。
メディアでは、この点をスッポリ抜け落として話しているので、
南シナ海周辺がこぞって親NATO国であるため、制海権を掌握しておきたく、
埋め立てによる人口島を建設したりしているという肝心な点が理解できない。
そして、この問題は単純に中国を威嚇すれば良いと言う話ではなく、
アメリカの軍事干渉に異議を申し立て、あわせて中国に自粛を迫る必要がある。
いずれにせよ、日本は、このアメリカの国益に従って、
中国との短期軍事衝突に参加させられる危険性がある。
誇りある代表的日本人ならば、「なぜアメリカの都合でこき使われなきゃならんのだ」
と怒って当然だが、実際には「日米比の軍事同盟だー!あ、韓国は仲間はずれだね♪」
といった、事実誤認に基づいた(実際にはアメリカを基軸とした日米韓同盟が存在する)
謎の優越感にひたっており、ちょっとキモい。
よその国に良いように使われることにこそ怒り、誇りを見せるべきだと思うのだが、
どこまで行っても韓国をケナすことしか頭に無い連中は本当に幸せ者である。
正直、あまりピンと来ない人間が多いのではないだろうか?
……と思ったので、参考になるだろうイランラジオの解説を3本紹介する。
--------------------------------------------------------------
アメリカの軍事活動に対する中国国防省の批判
ターヘリー解説員
東アジアや東南アジアにおける
アメリカの干渉に対する中国の批判の裾野が、ここ数日拡大しています。
中国外務省の報道官は、30日木曜、アメリカとフィリピンの軍事演習を批判し、
「一部の国々は、軍事演習の実施と地域の緊張の発生に対する
軍事的な連帯を強化しようとしている」と語りました。
同報道官は、アメリカとフィリピンの軍事演習を、地域の平和と発展、
安定に対する脅威と呼ぶことで、地域における緊張を煽っているとしてアメリカを批判しました。
アメリカとフィリピンは30日木曜、マニラ北部で、年次軍事演習を実施しました。
アメリカとフィリピンの今年の演習は、両国から1万人の軍隊が参加し、
2週間にわたって行われ、この15年で異例の措置だと報じられています。
この問題について、IRIBターヘリー解説員は次のように語っています。
中国はアメリカとフィリピンの合同軍事演習を、
安倍首相の最近のアメリカ訪問で調印された日米の最近の軍事合意と共に、
アメリカの新戦略だとし、明らかに地域における中国の活動を制限し、けん制しようとしています。
とくに、アメリカと日本の最近の軍事合意では、
今後、両国の軍事協力の拡大が、日本の領土を直接防衛する以上に、
南シナ海におけるアメリカの空の偵察への自衛隊の参加が含まれることになるでしょう。
その地域は中国の裏庭と見なされており、中国政府はここ数年、
とくにフィリピンによる領有権の主張を非難し、
これに関する同国の空の防衛区域の設定などにより、
アメリカの軍事的な活動に対抗しようとしています。
このことから多くのアナリストは南シナ海における
アメリカの軍事活動の結果を、地域の治安にとって非常に危険なものと見ています。
この動きはフィリピンとの合同軍事演習を口実に起こり、
現在もアメリカと日本の軍事合意によって成り立っており、
自衛隊のこの地域への介入にも繋がっています。
しかしながら日本の関係者はこの軍事合意を正当化し、
南シナ海の同国軍の活動を拡大する中で、その安全確保について触れています。
毎年この海域を通して5兆ドルの取り引きが行われていますが、
中国政府はそうした主張を認めておらず、アメリカと日本やフィリピンなどの
同盟国の合同軍事演習を自国に対する行為だと見なし、強く非難しています。
アメリカの一部の団体までもが、
中国におけるアメリカの大規模な経済利益の損失を懸念しており、
日中の領土問題などにおけるアメリカの介入の結果を憂慮し、
この介入は地域の治安を脅かすと見ています。
彼らによればアメリカのアジアへの介入は一部の国の利益になり、
この地域の二分化を引き起こし、明らかにその結果は
地域の平和を維持することはできないでしょう。
日米の最近の軍事合意と自衛隊の活動拡大により、中国国防省の報道官も30日、
地中海での初めてのロシアとの合同軍事演習の実施を発表しました。
こうしたことに注目し、地域の多くの国は
中国の周辺のアメリカの軍事政策に抗議し、
中国に対するアメリカの隊列が緊張を煽り、この地域を
第2の中東に変えることになると懸念しているのです。
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/54325-%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%9B%BD%E9%98%B2%E7%9C%81%E3%81%AE%E6%89%B9%E5%88%A4
中国のアメリカへの警告
ホセイニー解説員
アメリカのケリー国務長官の中国訪問と時を同じくして、
中国政府はアメリカ政府を東アジア・太平洋地域での緊張を煽っていると非難しました。
中国外務省は、南シナ海の中国領での諜報装置を積載したアメリカの艦艇の存在について触れ、
こうしたアメリカの行動は地域の安定を脅かすことになるとしました。
アメリカ政府は中国周辺の海域における自国軍の動きを
南シナ海の自由な航行を保護するためのものだと説明していますが、
政治評論家は中国政府に対するアメリカの直接の力の行使を、
この1ヶ月拡大を見せている中国政府の経済的な動き、
とくにシルクロードの復活に向けた中国の国家主席の努力に関連付けています。
中国はこの1ヶ月、アジア諸国との関係やシルクロードの復活に向け、
アジアインフラ投資銀行の設立に加えて、
インドやロシアなどこの地域の国々と重要な経済合意を締結しており、
これは明らかに地域でのアメリカの経済的立場の低下を引き起こすことになるでしょう。
韓国の財務大臣は、現在アジアインフラ投資銀行に57カ国が加盟しており、
中国、インド、ロシア、韓国の順にこの銀行に出資しているとしました。
経済の専門家によれば、シルクロードが実施されれば、
アジア諸国とロシア、そしてロシアからヨーロッパへのつながりにより、
アジア地域を世界の最も重要な経済の中心にする可能性があり、
世界におけるアメリカの経済的優勢に影響を及ぼすでしょう。
このため、今回もアメリカは、
地域における中国の計画に対抗する上で、
経済的に無力であることから、
これまで同様、軍事力によることで、
アジアの緊張や情勢不安を煽ろうとしており、
さらにこれによってこの地域の国々の統一を妨げようとしているのです。
南シナ海の南沙諸島における巡回と
この地域への艦艇の派遣に関するアメリカ軍の計画は、
多くの専門家がそれをアメリカによる明らかな中国のけん制であるとしています。
この行為は中国政府の怒りを引き起こしました。
アメリカは南沙諸島周辺での中国の新たな建設計画を理由に挙げていますが、
中国政府はアメリカは南シナ海の問題の当事者と見なされず、
この問題は中国と他の国の間の問題であり、これらの国によって解決されるべきだと考えています。
アメリカ駐在の中国大使も地域におけるアメリカの軍事的な動きを批判し、
問題の解決において武力を行使する考え方は冷戦時代の思想だとし、
中国の経済地区や沿岸部におけるアメリカ軍の巡回活動に抗議しました。
そして、それを国連の海の協定に反するものだとし、この行為を許す国はいないとしました。
政治評論家は最近明らかな形を取っている
アメリカの中国に対する脅迫をアメリカ政府の優越主義政策の方向で分析しています。
それは依然として21世紀においても、国際レベルでの一極主義を支持することで、
世界の現在の危機を解決し、世界的な運営を行うための各国の全面的な協力を妨げているのです。
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/54747-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AD%A6%E5%91%8A
アメリカの干渉に対する中国の反発
ガッファーリー解説員
中国がいつものように、南シナ海の領有権を強調し、
「アメリカは南シナ海における中国の問題に介入しない方が良い」としました。
中国政府の高官らは、
「中国は自らの領土において、海上事故を減らし、捜索活動を行う目的で、
開発計画の企画を行っており、この中国の措置は国際的な責任に
向けてとられているものだ」と述べています。
こうして中国は自国の領土と見なしているものを監視するのは自らの権利だとしています。
中国のこのような立場の表明は、中国海軍がアメリカの偵察機に対して、
南シナ海の上空を飛行しないよう警告した後で行われました。
アメリカ軍は南シナ海の上空を偵察飛行するだけに留まらず、
戦艦を南シナ海に駐留させています。
中国とアメリカの間の対立や緊張は最近始まったことではありません。
なぜならこの2カ国は安保理常任理事国、核保有国であり、
事実上、政治、経済、軍事の3つの分野で見解を対立させているからです。
この対立は時に両国の激しい言葉の応酬を引き起こしています。
経済面で、アメリカの主張によれば、
中国は元の価値を上げるのを渋っているということです。
実際中国は元の価値を低く維持することで、商品の生産を行っており、
このことは欧米諸国の生産の流れに大きな打撃を与えています。
政治面でも、アメリカは、中国をけん制するため、
アジア諸国を同調させるためにこの地域に影響を及ぼそうとしています。
また軍事面でもアメリカの最も重要な目的は、
中国をけん制するためにアジアで軍事的な覇権を広げることとなっています。
これに加えて、アメリカは世界の警察、人権擁護者を自称しています。
このことは他国の内政への干渉に繋がっています。
アメリカは中国を人権の侵害国、社会的な権利の蹂躙国としていますが、中国は、
「アメリカは様々な口実で各国の内政に干渉するのではなく、
アメリカ市民に対する人権を遵守した方が良い」と述べています。
アメリカの白人警官によって黒人数名が殺害された事件など、
人種問題がこうした見解を裏付けています。
こうした中、中国とアメリカの政治論争は、
政治、経済、軍事の3つの問題に関連しており、
アメリカはこうした問題を根拠に最初から一極主義世界の強化を追求しています。
さらにアメリカは国内法に基づいて、国際法を無視することで他国を制裁しようとしています。
実際アメリカは中国との緊張や問題を維持するために、様々な口実に頼っています。
アメリカ財務省は21日木曜、中国人6人を軍事用に転換できる
最新の技術を盗んだとして非難しました。
この問題は一部のアナリストからアメリカと
中国の間の新たなシナリオに変わっていると言われています。
中国は、アメリカの軍国主義の経歴に注目すると、
アジア諸国は独立した政策を推し進め、国益を見定めて、
地域の平和と安定を強化する建設的な役割を追求する必要があると述べています。
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/54910-%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%B9%B2%E6%B8%89%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%8F%8D%E7%99%BA
--------------------------------------------------------------
つまり、アメリカの露骨な軍事干渉への対抗措置として
一連の干渉行為が実行されている。
メディアでは、この点をスッポリ抜け落として話しているので、
南シナ海周辺がこぞって親NATO国であるため、制海権を掌握しておきたく、
埋め立てによる人口島を建設したりしているという肝心な点が理解できない。
そして、この問題は単純に中国を威嚇すれば良いと言う話ではなく、
アメリカの軍事干渉に異議を申し立て、あわせて中国に自粛を迫る必要がある。
いずれにせよ、日本は、このアメリカの国益に従って、
中国との短期軍事衝突に参加させられる危険性がある。
誇りある代表的日本人ならば、「なぜアメリカの都合でこき使われなきゃならんのだ」
と怒って当然だが、実際には「日米比の軍事同盟だー!あ、韓国は仲間はずれだね♪」
といった、事実誤認に基づいた(実際にはアメリカを基軸とした日米韓同盟が存在する)
謎の優越感にひたっており、ちょっとキモい。
よその国に良いように使われることにこそ怒り、誇りを見せるべきだと思うのだが、
どこまで行っても韓国をケナすことしか頭に無い連中は本当に幸せ者である。