時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

進む韓国の軍拡

2015-07-10 23:33:46 | 軍拡
歴史問題を巡って争いが絶えない日韓だが、
北朝鮮・中国を攻撃するためのアメリカの手駒として使われている点では、
どちらも同じ穴の狢である。


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韓国が、初めて軍事的な宇宙情報機関、宇宙情報状況室を立ち上げました。


イルナー通信によりますと、韓国空軍は9日木曜、声明の中で、
「危機に対する準備を強化し、敵国の衛星を追跡するため、
 初の宇宙情報管理機関を立ち上げた」と表明しました。


この声明によりますと、この宇宙情報状況室の設置は、敵国の衛星を認識し、
さまざまな軍事作戦の実行に重要な情報を収集することで、韓国空軍を支援します。



また、宇宙情報状況室の立ち上げは、韓国軍に、
最高の形で、宇宙における事故を防ぐ能力を与えることになります。


この宇宙情報状況室は、
現在、アメリカの戦略機関から提供される情報と密接に関係しており、
2019年までに国産のシステムを準備し、利用が行われる予定です。


アメリカと韓国は昨年も、宇宙情報の共有に関する合意覚書を、
宇宙における事故を防ぐ目的で締結しました。



http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/
56236-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%80%81%E8%BB%8D%E4%B
A%8B%E7%9A%84%E3%81%AA%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%83%
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安倍にせよパクにせよ、ここまでアメリカに言いように利用されて
お前らホンマに腹たたないんかとツッコミを入れたくなってしまう。




特に、こと北朝鮮に関しては、両者の態度は非常に似ている。




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朝鮮半島の緊張化に関し、朴大統領の訪米でなんらかの合意が期待できるのだろうか?
韓国問題の専門家、ゲオルギイ・トロライ氏は次のように語っている。

「新たな合意の本質は明らかにされていないが、
北朝鮮に対する米韓の立場の強硬化が反映されたものだろうとは想像できる。


これを裏付けるのが韓国マスコミがばら撒いた情報で、
金正恩氏が90人の側近を処刑したとか、
体制が厳格化されたとか、北朝鮮は危険だと盛んに言われている。


明らかに心理的な準備が行われており、
米韓の軍事同盟の強化のためにその理由付けがなされている。

これが朴大統領の訪米の主目的のひとつでもある。

それでもこれは北朝鮮の攻撃性が増したことと関係があるはずはない。
軍事的な脅威は高いレベルにあるが、それでも現段階で深刻な変化は認められない。


大体において、北朝鮮が韓国を攻撃しようと企てているなどありえない。
なぜならそうなれば北にとっては自殺行為だからだ。


これは米国にとって戦略的に重要な朝鮮半島において、
米国が立場の強化を図ろうとしているだけの話だ。


そして第1にこれは北朝鮮の行為に関係するというよりは、
むしろ中国というファクター、中国抑止政策に関係しているのだ。」

続きを読む http://jp.sputniknews.com/politics/20150710/558403.html#ixzz3fUxFo2tu

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そもそも、現代韓国は建国の時点からして、すでに
アメリカが推挙したイ・スンマンを首相にすえ、軍政を敷いていた。


日本はアメリカの言いなりという言説はよく聞くが、
負けず劣らず韓国もアメリカの言いなりなのである。


しかも、軍を認めていることもあり、過去、ベトナム戦争、湾岸戦争、
イラク戦争などのアメリカの侵略戦争に軍を派遣、住民虐殺に大いに協力していたりする。



今の韓国の姿は集団的自衛権が容認された未来の日本を見ているかのようだ。

誇りを捨て、同じアジア人に牙を向けるアメリカの犬になり下がるか、
鎖を引きちぎり、このアジアを共に守る狼となるか。ここが正念場である。



……まぁ、どちらの首相も前者を選んでいるわけだし、
北朝鮮絶対に滅ぼす病に、両国のほとんどの国民がかかっている時点で、
自分たちを本当に苦しめる存在に対して抗おうとしないのは明白なわけだが(※)



(※)ちなみに、韓国にも米軍基地があり、核があるのではないかと疑われている。
当然、現地の市民は猛反対しているが、中央政府は彼らの言葉に耳を傾けようともしない。



……似たような国を思い出すなぁ


激増する自衛隊軍事演習

2015-07-10 23:04:05 | 軍拡
集団的自衛権を巡り激しい議論が繰り広げられる一方で、
現実の自衛隊は、数々の軍事演習に参加し、戦闘に向け万全の構えをとりつつある。


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(1)数量の多さ。日本の海上保安庁と海上自衛隊は5月に相次いで
フィリピンの沿岸警備隊や海軍とマニラ湾で海賊対処、通信などの合同訓練を行い、
海上自衛隊のP-3C対潜哨戒機2機がベトナムを訪問した。



6月23日には海上自衛隊の対潜哨戒機が
フィリピン・パラワン島の空港から離陸し、南中国海の関係空域で3時間にわたり活動した。

同機には海上自衛隊員14人とフィリピン軍人3人が乗っていた。


24日、P-3Cはフィリピンの軍用機と共にパラワン島から
約80~100キロの南中国海海域で合同演習を行った。



7月5日から21日まで、自衛隊は米国とオーストラリアによる
オーストラリア周辺海域での2年に1度の合同軍事演習に参加した。



(2)進攻性の強さ。米豪合同軍事演習には島嶼上陸・奪還などの内容があり、
陸上自衛隊は「離島」作戦に海兵隊と似た「西部方面普通科連隊」を
米海兵隊と共に演習に投入した。



(3)多くの演習に初めて参加。日本は南中国海海域での演習に初めて参加し、
フィリピンとの合同演習に初めて参加し、豪米合同軍事演習に初めて参加した。
安倍政権がこのように多くの軍事演習に熱を入れて参加する動機には次の点がある。



第1に、新安保法案の成立を推進するため。
安倍当局は日本の「平和憲法」に違反する一連の安保法案改正作業を強行し、
野党と多くの日本国民から強く反対され、阻止されている。



こうした中で、安倍当局が公然と脅威を誇張し、
周辺国との合同演習に参加するのには、緊張した雰囲気を作り出し、
新安保法案成立の口実を作る狙いがある。

http://j.people.com.cn/n/2015/0710/c94474-8918685.html
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9条によって紛争解決の手段として
戦争が禁じられているはずの日本の自衛隊が軍事演習を行っている。



集団的自衛権の容認に反対するのはもちろんだが、
その更に一歩先にまで踏み込まなければ、軍拡に歯止めをかけられないだろう。