音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

北陸新人登竜門コンサート

2009年05月18日 14時07分09秒 | アート・音楽
日曜日は石川県立音楽堂で開催された第8回北陸新人登竜門コンサートを聴いてきました。
当日は天気が悪かったのですが大勢の人が訪れていました。
全席自由なためか開場前から並んでいる人も多くいました。
頑張らなくても席くらい空いているだろうと思って僕らはぎりぎりまでロビーでコーヒーを飲んでましたが。
ここのロビーに喫茶コーナーがあるんですが、ここのコーヒーがイマイチ。
何か飲みたい人にはオレンジジュースをお薦めします(笑)
開演10分前に入ると、おおっ意外と人が入っている。
通常はS席のエリアは人がいっぱい。
でも一階両脇はまだまだ空きがありました。
探してみるとS席エリアにも空きがあったのでそこにしました。

今回の新人は岡本潤(コントラバス)、平尾祐紀子(ハープ)、香月圭祐(チェロ)の三人です。
まずオーケストラアンサンブル金沢によるUrashima。
みなさんもご存じの浦島太郎の話を元に作曲されたものです。現代風でもあり和風でもある不思議な感じの作品でした。
浦島太郎のイラストを上映しながらの演奏でしたが、子供が描いたようなイラストでおかしかった。
イラストを投影するために照明を暗くしていました。なので奥で打楽器を演奏している人の譜面台に一つ一つライトが取り付けられていて、それが虫の触角みたいな形。
しかも触角の先が青白く光ってる。これはイイ。(←ちょっと欲しくなった)
浦島太郎のイラストよりも触角が気になってそっちばっかり見てました。

次は岡本さんの演奏。
クーゼヴィツキー作曲のコントラバス協奏曲嬰ヘ短調作品3
こんな曲もあったんだ~というのが第一印象(←まだ演奏前です)
曲が始まると、「おおっコントラバスもいい音してるじゃん」
しかもあんなに長いネックの上から下まで移動して、弾くのたいへんそう。
やっぱりコントラバスは大きいですね。
抱えながら演奏してるって感じです。
低音のイメージがするコントラバスですが、意外と高い音も出るんですね。
音が不安定な箇所もあったけど(特にゆっくり静かな音のところ)上手でした~

ハープの平尾さんは純白のドレスで登場。
結婚式の披露宴の衣装か?ってくらいゴージャス(笑)
豪華な楽器ハープにはあのくらいの衣装じゃないと吊り合わないんだろうなあ。
平尾さんはかわいいので衣裳が似合ってました。
曲はピエルネ作曲のハープ小協奏曲作品39
これも初めて聞きました。
ハープの音っていいですね。優雅に演奏してます。
音が小さいのでオーケストラが鳴り出すとハープの音はかき消されてしまいます。
そんなものかも知れないけど、ちょっと残念。
ハープにはペダルが7つあるって聞いたけど何に使うんだろう?
奏者は上半身は優雅なんだけど足はたいへんそう。

香月さんはぽっちゃり系の青年って感じで、チェロが小さく見えます。
でも演奏は上手~びっくりです。
演奏も安定してます。なのでついついウトウトしてしまいました。
個人的にチェロが好きだからってのもあるかも知れないけど、ウトウトするくらい安心して気持ちよく聴けました。
香月さんすごいかも。

新人登竜門コンサートを足掛かりにしてどんどんメジャーになってほしいものです。
過去の出演者を見たら知ってる名前もありました。
そうかあ、あの人もこのコンサートで演奏したんだと思うと不思議な気分でした。

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