2019年11月7日、8日
クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。
先週はウィーン交響楽団で長年に渡って首席チェリストを務めた吉井健太郎さんのソロコンサートでした。
吉井健太郎さんのコンサートは昨年に続いて2回目となります。
10代の頃から50年近くウィーンで音楽と共に暮らしてきた吉井健太郎さんの演奏を聴きに多くの方々がご来店されました。
今回はバッハの無伴奏チェロ組曲を2日間で全曲演奏しました。
1日目は第1,3,5番
2日目は第2,4,6番
深い音色に店内は静まりかえって、みなさんじっくりと聴き入っていました。
バッハの作った曲は単純な音を絶妙に配置しているイメージがあります。少しでも違う音が入るとバッハじゃ無くなるので最後まで気が抜けないですね。
3日目からは吉井健太郎さんの公開レッスンでした。
3日目は弦楽四重奏のセミナーでした。
各回、メンバーが選んだ曲を吉井健太郎さんがチェックするという形です。
1楽章ずつ丹念に指導していましたよ。
各回は3時間のレッスンでしたがあっという間に時間が過ぎてしまいました。
やはり弦楽四重奏は楽しいと思いますが、とても難しいですね。
四つの楽器で演奏していますが、それが一つの楽器で演奏しているように聴こえるのが理想的。
とても難しいことです。
一瞬ですが音が綺麗にハモるととても気持ちのいい音が広がっていました。
4日目はチェロのソロレッスン。
課題曲のバッハの無伴奏チェロ組曲から1曲を選んでレッスンを受けていました。
全体を通じて感じたことは基本が大切だということ。
弓の持ち方、動かし方、弦の押さえ方、親指、手首、そして音程。
当たり前のことをちゃんとできるようになることが大切なんだな〜と感じました。
やはり毎日の基礎練習は大切ですね。
みなさんお疲れ様でした。
受講生のみなさんも準備がたいへんだったと思いますが、4日間のハードスケジュールをこなしていた吉井さんもお疲れになったと思います。
遠くウィーンからまた金沢に来られる日をお待ちしています。