音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

田代フルート教室コンサート

2019年08月30日 16時19分00秒 | コンサート
2019年8月24日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

この日は昼は弦楽四重奏コンサートでしたが、夜はフルート教室の発表演奏会でした。

8人の大人の生徒さんたちが順に演奏していくのをお客様が聴くという形式です。

みなさん日頃の練習成果を出し切って。。。いた人もいるけど緊張しているのが伝わってくる人も。
いくら練習しても人前で吹くのは緊張しますよね。
場数を踏んで慣れていくしかないのかな❓

発表会に近いので写真はあまり載せないようにしようと思いますが、今度の9/1にヤギヤで無料コンサートを開催するグループがいらっしゃるので1枚だけ写真を載せます。



なかなかいい演奏で、気持ちの良いハーモニーも聴かせてくれました。
8/29の夜はヤギヤで練習するのでこの会よりももっと上手な演奏を聴かせてくれると期待しています。

最後に先生も演奏しましたが、さすがに音が違いますね。
みなさんも練習して先生のような音が出せるようになると吹くのがもっと楽しくなるでしょうね。





弦楽四重奏コンサート Quartetto Ludique

2019年08月29日 16時08分00秒 | コンサート
2019年8月24日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

先日はアマチュアオーケストラで活動しているメンバーで結成された弦楽四重奏団・Quartetto Ludiqueのみなさんがヤギヤに出演してくださいました。
最近弦楽四重奏を聴く機会が多いので嬉しいことです。




決まってますね〜
写真だと音がわからないのが残念ですが、みなさんまとまってていい演奏でしたよ。

この日のプログラムは、
・フランツ レハール 「メリーウィドウ ワルツ」
・フランツ ヨーゼフ ハイドン 弦楽四重奏曲 第78番 「日の出」
・ハイドン 弦楽四重奏曲 第77番 「皇帝」より2楽章
・菅野よう子 「花は咲く」




1st Vn 冨山更
2nd Vn 丸田紗希




Val 野間森太郎
Vic 黒崎隆博




すごくいい演奏だったので次の機会が楽しみです。




クラリネット Duo コンサート 遠藤文江・古川知津子

2019年08月17日 12時08分00秒 | コンサート
2019年8月15日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

今回はクラリネット奏者おふたりのコンサートでした。
出演は遠藤文江さん(OEK)と古川知津子さん。
遠藤文江さんはオーケストラアンサンブル金沢のクラリネット奏者で古川知津子さんはその生徒さんです。

プロの奏者が出演する無料コンサートということもあり、クラリネットが好きな方がたくさんご来店されていました。




前半の曲は、
ベートーヴェン3つの二重奏曲より第3番変ロ長調 WoO.27-3

バルトーク 2台のヴァイオリンのための44の二重奏曲より
Maypole Dance
Slovakian Song 1
Wallachian Song
Play Song
Ruthenian Song
Pillow Dance
Serbian Dance



後半の曲は
ローズ 32のエチュードより No.1

モーツァルト 歌劇「魔笛」K.620より
恋人か女房がいればいいのに
誰でも恋の喜びを知っている
俺は鳥刺し
心正しい人が
愛を知る男の人達は
ザラストロ



アンコールも2曲吹いていただきましたよ。

台風10号が接近する悪天候の中、30名を超えるみなさまにお聴きいただきましてありがとうございました。




公演終了後には出演者のお友達のみなさんで軽くお食事をしながら、音楽やいろいろなお話に花を咲かせていました。

次のヤギヤコンサートは8/24の弦楽四重奏コンサートです。
こちらも無料コンサートです。



高井洋 身近な風景スケッチ展

2019年08月14日 10時45分00秒 | コンサート
2019年8月14日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

ヤギヤではたまに絵画展を開催したりしています。
公には募集していないので滅多に開催することはありませんが、今回はご来店された方がよく個展を開催しているそうなので、今回はヤギヤで開催することになりました。




作者の高井洋さんは建築設計士だそうで、昔書いていた建築パースの延長で金沢や石川県のみなさんがよく見かける風景を描いています。

実際に見てみると金沢に住んでいる人ならどこからどこを見た時の景色かがすぐにわかる絵がたくさんありました。




絵の中には透過光を利用してアクセントを付けた作品も。



高井洋さんの個展は8月14日〜9月2日まで開催しております。







模様替え ピアノの移動と音響の変化

2019年08月12日 21時08分00秒 | ヤギヤ
2019年8月12日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

みなさん部屋の模様替えって好きですか?
実は私、けっこう好きなんです。
そんなに頻繁にしないですが、思い立ったらせずにはいられない(笑)
ということで、


変えちゃいました。
ピアノを左端から右端へ。
レコードラックは右端から前面に。

ずいぶん印象が変わりました。

音はどうなるのか心配でしたので、いつもピアノを弾いてもらっている中山さんにお願いして音をチェック。


聴く方としては問題なく聴けるのですが、演奏者は違和感を感じるらしい。
中山さんは以前の位置で頻繁に弾いているから余計にそう感じるのかも。
もうしばらく様子を見て、セッティングを変えていこうと思います。

今回の模様替えはピアノ五重奏ができるスペースを作りたかったから。
これまでヤギヤでは無い構成ですが、今後のことも考えるとね。。。
なので、
「ヤギヤでピアノ五重奏をやってみたいな」という方はぜひお申込みください(笑)



室内楽の愉しみ in 金沢 feat.廣瀬大悟

2019年08月10日 11時31分00秒 | コンサート
2019年8月9日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

今回は弦楽四重奏とトロンボーンという珍しい組み合わせのコンサートでした。
「室内楽の愉しみ」はシリーズ化されていて、もう18回開催されているそうです。

今回のプログラムは

バッハ 
カンタータ「我は満ち足れり」BWM82 より アリア「いざ眠れ、疲れし眼よ」

大内邦靖 
モノローグ 変形されたカノ
ンと意外なフィナーレ または 前奏曲〜卑屈なトロンボーン奏者のための音楽詩」(世界初演)

ラーション
トロンボーンと弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ Op.45-7

ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131



ヤギヤは弦楽器の響きがいい空間なのです。
出演者の方がリハーサルの時に「弾きやすい」と話していただけて嬉しく思いました。ヤギヤを造った甲斐があったというものです。

金管楽器はあまり得意ではない空間ですが、トロンボーン奏者の廣瀬大悟さんは以前にもヤギヤで演奏していただいた時、とても綺麗に吹いてくれたので安心して聴いていられました。
廣瀬大悟(Hirose Daigo)さんは、小松市立高等学校芸術コースで講師をしながら、音楽活動、プロデュースなど多方面に活躍されています。

今回は弦楽器奏者の方もなかなかに豪華なメンバーです。


1stヴァイオリンは土井奏(Doi Kanade)さん。
富山市出身で、現在は札幌交響楽団で活躍されています。
2ndヴァイオリンは西方美幸(Nishikata Miyuki)さん。
名古屋市出身で複数のコンクールで最高位を受賞し、現在は東京や名古屋を中心にソロ、オーケストラなど幅広く活動しています。



チェロは井上貴信(Inoie Takanobu)さん。
東京音楽大学付属高校出身。今月末にヤギヤに出演する木米真理恵さんと同じ高校でお知り合いだそうです。井上さんも演奏活動、指導、教育に日々忙しく過ごしています。

ヴィオラは内山隆達(Uchiyama Takamichi)さん。
富山市出身で、現在は東京室内管弦楽団で活動されているそうです。

このようなメンバーですと演奏も安定していますね。
前半はトロンボーンと弦楽四重奏、トロンボーンとチェロの演奏など。聴いて、見て楽しめる演奏でした。
トロンボーンとチェロのためのモノローグの作曲者・大内邦靖さんも今回のために山梨から聴きに来られていました。



大内さん、明日は水戸でレッスンがあるからコンサートが終わったら車で移動されるそうです。とても物静かな方でしたが、内に秘めたバイタリティは凄いです。

後半の弦楽四重奏曲第14番は40分近い曲でしたが、一気に弾ききってしまいました。
8楽章、11部構成の大曲でしたが、今回はどこを演奏しているか分かりやすくするためにこんな工夫が。


ヴィオラの内山さんが楽章ごとにめくっていくんです。
これは分かりやすい。
何かの参考になりそうです。

1時間半近い公演でしたが、みなさん満足された様子で安心しました。
今回は富山からもたくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。

さて、次は15日のクラリネットコンサート。
暑い8月ですが、ヤギヤも熱くコンサートを開催いたします。








ソプラノとフルートで奏でる聴こえる風景「詩と横笛」 北野温子・今本晶子

2019年08月09日 10時43分00秒 | コンサート
2019年8月8日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

昨夜もコンサートでした。
今回は歌とフルートの2人が出演するコンサートです。
ソプラノの北野温子さんはドイツでミュージックセラピストのお仕事をしながらヨーロッパや日本で活動しています。
フルートの今本晶子さんは東京を中心にフルート演奏活動にがんばっています。

今回のコンサート「詩と横笛」は第2回目ですが、1回目は昨年の秋にドイツで開催したそうです。

今回のプログラムは日本の音楽から
さくらさくら
すずしい日
落葉松
冬の祭り
と集めた「四季」。

「枕草子」に青島広志さんが曲をつけたもの。

アイリッシュ音楽からは
ジョン・ココリアーノ作曲の
「アイリッシュ民謡からの3つの歌」




語りかけるように歌う北野温子さんに、寄り添うように奏でる今本晶子さんのフルートがとても心地良い。




クラシック音楽を学んでいる2人が日本の古典やアイリッシュってどうなんだろう?
と思いましたが、これはアリですね!

日本人の心にもすんなりと入り込む音楽でした。日本やケルトに限らず、世界各地の民謡や民族音楽はたくさん存在します。そういった音学をどんどん取り込んで、この企画は続けてほしいです。
アジアとかアフリカも面白そう。

これからも2人の活動が楽しみになりました。
ヨーロッパでも演奏活動を続けると思いますので、そちらにお住いの方はぜひお聴きになってくださいね。




ピアノと朗読 濱倫子、ルベン・メリクセティアン、藪恵理

2019年08月08日 11時07分00秒 | コンサート
2019年8月3日

クラシック音楽が聴ける金沢のカフェ・ヤギヤです。

イベントで忙しくて先週のコンサートの記事を今頃書いてます(^^;

先週の土曜日は朗読とピアノ演奏のコラボコンサートでした。
出演はドイツ在住のピアニスト・濱倫子さんとルベン・メリクセティアンさん。そして、金沢在住の藪恵里さんです。




まずはドヴォルザークのスラヴ舞曲から、第1集の1番、2番、8番、第2集の2番。
連弾といこともありますが、とても力強い演奏。
繊細な部分はかな抑えて弾いています。
有名な曲なので聴きやすくて曲に聴き入りやすいですね。

次はボロディンのダッタン人の踊り
実はダッタン人では無く、ポロヴェツ人だったという話も混じえて演奏。
楽しい感じで気持ちよく聴けました。

休憩を挟んで、次はムソルグスキーの「展覧会の絵」よりバーバ・ヤガーの小屋をルベン・メリクセティアンさんがロシア語で朗読し、日本語訳を藪恵里さんが朗読するというもの。
ピアノ演奏は濱倫子さん。



ロシア語の朗読は初めて聴きました。
言葉というよりも音に近い感覚で聴いてしまいます。
ムソルグスキー自身がロシア出身なので本来はロシア語で話すのが普通なんでしょうが。
不気味な様子が声とピアノから伝わってきました。

ここまでチェコ、ロシアの曲が続きましたが、最後はフランス作曲家のサンサーンスの「動物の謝肉祭」
この曲に谷川俊太郎さんの「動物たちのカーニバル」の詩の朗読とともに聴きました。



ヤギヤでも過去に「動物の謝肉祭」をピアノ連弾で演奏した方はいらっしゃいますが朗読との組み合わせは初めてでした。
聴いてみるとこれがけっこういい。
谷川俊太郎さんの詩は初めて聴いたのですが心にスーッと入ってきます。
藪恵里さんの話も上手いし、それを支えるピアノ演奏もとてもいいので、しばらくの間、サンサーンスの不思議な世界に浸ってしまいました。



とても明るくて活発な濱倫子さんと藪恵里さん、物静かなルベン・メリクセティアンさん。
3人で作り上げた時間はとても気持ちのいいものでした。

次はドイツでお会いしたいものですね。