はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

キング・オブ・マンハッタン ~危険な賭け~

2013-11-20 | こんな映画観たよ



 ニューヨークに暮らすヘッジ・ファンドの大物ロバート・ミラー。
一代で巨万の富を築き、幸せな家庭にも恵まれた彼は誰もが羨むニューヨークの成功者。
ところが実態は、ロシアの投資で巨大な損失を出してしまい、彼の会社は破綻寸前で、ロバートは会社の売却に一縷の望みを託して懸命の工作に追われていた。そんな最中に、愛人のジュリーと密会し、あろうことか事故を起こしてジュリーを死なせてしまう。しかもその車がジュリーのものだったのをいいことに、黙って現場から逃亡を図るロバートだったが…

成功を収めた男の栄光と転落なお話。
告白本を出版なさった某元会長さんみたい?に思えますが、こちらは降りかかる窮地を切り抜け切り抜け
進んでいくストーリーです。

誰かに陥れられたことでなら仕方ないですが、損失を出したのも事故で女性を死なせたのも自分が招いたこと。
会社や家族を守るためと言いつつ、自分の立場を守りたいがためって思える気もします。
家族に迷惑をかけたくないがために、恩をかしたことのあるスラムの黒人青年を巻き込んだりします。

切り抜けたと思ったら新たな問題が発生するんですが、協力してくれる友人のおかげもあって事故の問題も無事に解決。
合併取引の方もはったりで切り抜け、ほっと胸を撫で下ろすミラーさんですが、最後に妻からの厳しい仕打ちが待ってるとは。

世間的には成功者で富豪で良き父親で慈善家のままですが、家族の信頼も財産も失っちゃった男になってしまいましたね。

結局妻も娘も自分たちの立場を保ちたかったんじゃないの。
正しいと思ったことをやりなさいって言ってたのに。
そういやあの刑事だって、金持ちだけが逃れられるのって間違ってると言いつつ、捏造してたしね。
逮捕したい気持ちは分かるけど。
黒人青年ジミーに対する態度もめちゃ上からやったし。やな感じやったわ。

ラストに喝采を浴びながら壇上に立つミラーさんが印象的でした。
役的にはアレなんですけど、リチャード・ギアがやっぱり恰好いいです。
自分勝手な人と思っても、どっかで応援しちゃうんだよね。  


☆DVD鑑賞

☆原題 : ARBITRAGE
☆2012年 アメリカ
☆上映時間 : 107分
☆日本公開 : 2013年
☆監督 : ニコラス・ジャレッキー
☆キャスト : リチャード・ギア / スーザン・サランドン / ティム・ロス / ブリット・マーリング

 

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