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先日「生駒の聖天さん」こと宝山寺で公開されてる「獅子閣」の特別公開に行って来ました。
こちらが獅子閣
宮大工の吉村松太郎が設計した2階建ての木造建築で、宝山寺の客殿として用いられたそうです。
(明治17年落慶)
パッと見は洋風建築に見えるのですが(実はそう思って行った)、これは擬洋風建築と言って、
西洋の建築を日本の職人さんが見よう見真似で造られたものだそうです。
真似しと言っても、ちゃんとした和風建築の技術があったからこそ出来ることでしょうけど。
擬洋風は明治初期頃に建てられたそうで、西洋建築への憧れがあったんでしょうね。
オシャレな扉の玄関を入ってすぐの、この建物で唯一の洋間です。
色ガラスがはめられた窓
赤は夏、青は冬、緑は春、黄は秋と、ガラスを通して四季の景色を楽しめるようになってるそうです。
それらしく見えたのは青だけでしたけど
モダンな窓からの景色
1階洋室の隣には6畳の和室が2間ありました。
この螺旋階段、なんかおかしくないですか?
支えがありません
中央にある柱と手摺で支えてるんだそうです。
本当に大丈夫なのか?と思いながら2階へと・・・(皆が上り下りしても全然平気です!)
2階のベランダ
実はこの下は ↓
こうなっています。
清水寺などで見られるような崖に張り出した懸造になってるんです。
清水の舞台ほどでもないですが・・・
この懸造の部分が見えなくて、帰り際に階段を下りた石の隙間からなんとかレンズを出して
必死に撮りました。(もっとちゃんと見れるところがあったのかもしれません)
2階には10畳の和室が2間。
その1室の前にはオシャレなバルコニーがあり、そこから境内に立ち並ぶお堂が眺められます。
獅子閣は平成17年から5年かけて修復工事が行われ、今年の6月末に完了。
10月15日から1ヶ月だけ特別公開されることになったんだそうです。
また来年も公開されるのかな~と思って聞いたんですが、今のところ公開予定ないそうです。
なんとか期間内に来れて良かった
見てみたいけど、もう予定ないんですね?
でも綺麗な写真で楽しめます。
どうもありがとうございます!!
獅子閣の公開は1ヶ月あったんですが、すっかり忘れててギリギリに行ってしまいました
今回終わってもまた来年あるんだろうと思ってましたが、係の方に聞いたら建物が古いのでたくさん人が来たら痛みやすいから・・など仰ってました。やっと修復工事も終わったばかりですしね。
今のところは決まってないみたいですが、またあるかもしれないですね~。
その時は生駒遊園地と一緒に是非
ガラス越しの写真、良い感じで面白いです!
大阪は奥が深いですね~
って生駒は奈良でしたっけ^^;
はるみんさんは神戸の洋館といい、建物好きなんですね。
お寺の境内に洋館があるっていうのも不思議な感じですよね。
和洋折衷様式で面白かったです
建物の詳しいことは全く分からないんですが、洋館とか近代建築の建物とか、あとステキなお家を見るの好きです。
たぶん自分のお家がしょぼいので住への憧れがあるのかもしれません。
インテリア雑誌を見ながら、あ~したいこ~したいと日々妄想にふけってます(笑)