今日、プラネット・アースの再放送を見た。
コウテイペンギンが極寒で子育するのを見て胸が熱くなった。
ちゃんと子育ての役割があって、
厳しい自然の中で生き抜く術を持っている。
「いのち」を見つめさせてくれる映像だった。
冬になり動物たちが去って行く極寒の極地南極に
反対に向かって来るコウテイペンギンたち。
大陸を目指して何日も歩き続け、やっとたどり着く。
そこでお気に入りのパートナーを見つけ、
子供(卵)が産まれる。
母親ペンギンは卵を産む事で体力を消耗しているので
父親ペンギンが産まれたばかりの卵を即座にお腹に入れて温める。
そのまま野ざらしにしていると凍ってしまうから…
体力を失った母親ペンギンは、海に戻り魚を得て体力を戻す。
その間、父親ペンギンはお腹を空かせたまま卵を温め続ける。
なんと3か月もの間、ブリザードの吹き荒れる陸地で過ごす。
雄同士、互いに体をくっつけて、外側を交替で入れ代わりながら
皆で寒さをしのぎ、じっと動かずに自分の卵を温め続ける。
そして南極大陸に太陽が昇る頃、卵の殻が割れて雛が孵る。
父親ペンギンは、雛の最初のエサをお腹に残していた。
3カ月も何も食べずに自分もお腹が空いているだろうに
その最後のエサを、雛ペンギンの為に取っておいてた。
そして母親ペンギンがたらふく魚をお腹に入れて戻ってくる。
声でパートナーがすぐに解るそうな。
凄いね。
ここで面白かったのが、父親ペンギンが
なかなか雛を母親ペンギンに渡そうとしないとこ。(笑)
3か月間、大切に温め続けた子供だからかな。。。
父親ペンギンに母性を感じた。
母親ペンギンに子供を預けて、
やっと海に戻ってお腹を満たす父親ペンギン。
両親の愛情を受けて、大きく育つ子供ペンギン。
とっても大きな家族愛を感じました。
中には、卵が野ざらしにされて孵らなかったり
反対に雛が生まれても親を失ったりで
そんな光景もありました。
厳しい自然環境ですね。
親のいない雛が他の母親のお腹に行こうとするけど
母親は自分の雛で手一杯なので仕方なく遠ざけたり
反対に雛を失った母親ペンギン数羽が、
親のいない雛1羽を争って追いかけてる。
悲しい事にそんな時は大抵が、
争った親ペンギンの下敷きになってしまうそうです。
とても考えさせられた映像でした。