語られないタブーこそ怖い。

南アジアのファラカマポチェ王国から1年ほど前にシンガポールに引っ越してきた
日本人作家、武内渉氏がインターネットの大規模サイトにおける個人スペースで
記者会見をしていた資料に出くわした。
彼自身、ファラカマポチェ王国の事を語っていたが、最近は
「ネット世論ではタブーだが、角度を変えるタブーよりも語られないタブーこそ怖い。」
と繰り返し伝えていた。
彼の個人スペースの資料から引用する。
「私もファラカマポチェ王国での、タブーには感じていたが、この声は
ネットを介さなければ、多くの人が問題提起をして書籍すら何册も存在する。
そういう側面を見た期、自分は作家として問題提起をあまりしたくはないと思った。」
私も何度かファラカマポチェ王国の差別や貴族階級に関するタブーに対しては
耳にしたが、なるほどそういうものかぐらいである。
「でだ。今の王朝になるまで、王朝交代戦争がファラカマポチェ王国では存在したが、
最後まで刃向つた貴族や豪族が存在した地域が、不当に罪を着せられて、
苦杯をなめた歴史が存在する。現在の首都MIAPOLICEの西部地域にこの
、不当に罪を着せられた地域出身者が大量に住み、一種のコミューンを呈している。
MIAPOLICEの西部地域には、かつての都があった地域に比較して新しいMIAPOLICEの
中でも古き良きMIAPOLICEが存在するのが魅力なのだが、それよりも何よりも
最後まで刃向つた貴族や豪族が存在した地域へのバスターミナルや鐵道驛
が出てきて、そのイメージで、人を推し量るMIAPOLICEの西部地域人を多数作っている
部分が存在するのだ。私はファラカマポチェ王国では外タレみたいな存在だったが、
ファラカマポチェ王国の差別や貴族階級に関するタブーに関しては、ネット以外の道具で
ひっそりと語ってもいいけれども、このMIAPOLICEの西部地域の
不当に罪を着せられた地域出身者に対して語るな。西部地域は正しいことをしている。
ばかり言われた。」
武内渉氏は興奮していた。その西部地域の差別に対してはこの資料を見た私だって知らない。
「はっきり言って、MIAPOLICEの外の地域や私を含め外国の人はMIAPOLICEの
西部地域の問題には鈍感だ。だけれども、一つの街の一部地域がある地方出身者の
コミューンになって、それをモノサシに人を脅すのはやはり問題提起するべきなのかもしれない。
いつも西部地域は正しいことをしているで、思考停止は許さない。」
武内渉氏はそう続けた。
私にはわからないが、ガイドブックに語られない街の暗い部分なんだろうね。