ブルーシャムロック

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俺の器の中身にならぬか_06

2020-05-20 17:48:47 | 逆襲の藤隆
「君の考えている理論である、examsystemだけれども、意外と繊維組織を融合させるのに
役立つのだよ。これはいい理論だと判断出来ます。??以上。」
山田守は、出来杉の研究室に押しかけてそういった。
「君も図々しいね。なんで、僕のところに押しかけるのだ。」
出来杉は表情を変えずに、山田の方を見た。
「そうだねぇ。君の理念のないこぶしを有意義なものに変えるための私流のファイト
と行ったところかな。私は・・。えっくすしよりは、この理論を理解できる。
私がかつて持っていた黄金の腕がなくても、これはこれで応用できる。
それゆえに、今回は君の顔を立てて僕は引っ込んでいたほうがいいなぁ。」
常人ではわからない化學式が書かれたusbに記録されたファイルを見ながら
山田は言う。
「これはもっと、高尚なことに使うべきだ。」
出来杉は反論した。
「どうだろうね。高尚なヒロイズムって、淺ましい錢ゲバと鏡の表と裏みたいなものだ。」
山田は寂しそうな顔をした。
「そんな馬鹿なことは・・。」
出来杉は表情を固くしていた。
「君がそう言うふうに受け取るならば、仕方がないが、今回は僕のアイディアに乗ってもらうよ。」
山田は頬笑んだ。
「ええっ。」
コメント
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