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(普門寺/2012年4月)
津市芸濃町林殿町、普門寺という天台宗の寺院です。
桜の名所として、また「幽霊の片袖伝説」のお寺として知られています。
>普門寺の桜の画像はこちら
普門寺の桜、ほか(津市芸濃町)
>「幽霊の片袖伝説」はこちら
幽霊の小袖/津市観光協会
普門寺~幽霊の片袖の伝説(芸濃町)/美里町の探検日記ZZ
もうひとつ、こちらのお寺で有名なこと、
そして地元の皆さんが誇りにしているのが、
画像の、本堂に安置された仏像です。
高さ2メートルを超える五体の仏像が、小さな本堂に林立する様は圧巻です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/c2/7984b83a28af6555d6060272cf893c5d.jpg)
十一面観音菩薩立像、聖観音菩薩立像の2体が前列に、
大日如来座像、阿弥陀如来座像、釈迦如来座像の3体が後列に並んでいます。
中央に置かれているのが、最も大きな大日如来座像(高さ306センチ)で、
仏像の配置や像の大きさなどから、元々は大日如来座像が本尊だったのではないかという説もあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/61/31c888ffe22f2d94c9c146dfe228b1d0.jpg)
向かって手前左が、こちらの本尊の十一面観音像です。
>普門寺の歴史
大同元年(806)に、伝教大師・最澄の開基によるものと伝えられている。
天正2年(1574)に織田信長の家臣・滝川一益に焼かれ消失し、
享保5年(1720)観音寺を普門寺と改めて再建された。
上記の5体の仏像も、140年以上、仮の場所に安置されていましたが、
やっと元のお寺に戻されたということです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/ab/082638170945835ad995849097c409fd.jpg)
(明小学校に保存されている「青い目のお人形」)
普門寺の西にある、津市立明(あきら)小学校に保存されている、
「青い目の人形」です。
1927年に米国人宣教師のギューリックさんが、
友好の証しとして全国各地の学校などに贈った12,739体の「青い目の人形」のうちの1体で、
「ロザリー」という名前です。
後に太平洋戦争に突入すると、敵国の人形を学校に置いておけなくなり、
焼却されてしまったりした「青い目の人形」も多く、
現存するものは323体しかないということです。
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