8月24日(土)、津市美里町桂畑で
市無形民俗文化財の「桂畑地蔵踊り」が奉納されました。
洞雲寺の「子安地蔵」に奉納するため、
毎年、地蔵盆の8月24日に行われています。
こちらの子安地蔵がご開帳されるのは、この8月24日のみです。
外で地蔵踊りが行われている時、
堂内では、お坊さんが地蔵さんにお経をあげています。
子安地蔵は安産を願う地蔵さんです。
桂畑地区には、踊りに使ったシデを仏間に飾って安産を願う習慣があります。
また、
この地蔵踊りに際し、妊婦さんのいる家(嫁に出した娘さんも含む)は、
安産祈願の踊りを奉納する、という慣わしもあります。
妊婦さんの家から特別に志を出し、それを「踊りを上げる」と言います。
最後の曲で「今年は何々さんより、踊りを上げていただきました」と紹介された後、
安産祈願の踊り(「上げ踊り」と呼ぶ)が奉納されます。
昔は、踊りの上がった家の数だけ、踊りを奉納していた、
つまり「上げ踊り」を何度でも踊っていたそうですが、現在は1回だけだそうです。
桂畑地蔵踊りの記録(その1)
桂畑地蔵踊りの記録(その2)
桂畑地蔵踊りの記録(その4)
桂畑地蔵踊りの記録(その5)