のみすぎの翌朝に
サンダルも履かず裸足のまま 庭に出て
ベンチでトマトを食べていた
雑草のからむ 芝生の感触・・・
かなたで聞こえる カラスの喧嘩
目を閉じていても ジリジリする光が痛い
生ぬるいトマトを少しかじる
中味が飛び出ないように指で押しながら
種をすいこむ
( このトマト、どうしたっけ )
* * * * * * * * * * ** *** **** *
「 デザートに! 」
あのこがにっこり差し出したトマトだった
はやりのフルーツトマトでもなんでもない
四角っぽい大きな赤いトマト
僕は、ふっと笑いながら受け取ったっけ
( デザート? )
思い出した瞬間に
口の中も食道も胃袋も
トマトが通った すべての味蕾がひらいて
どんなものより美味く感じた
( デザート?。。。 )
トマトを食べつくした後も
僕はカラカラに飢えていた。。。。
サンダルも履かず裸足のまま 庭に出て
ベンチでトマトを食べていた
雑草のからむ 芝生の感触・・・
かなたで聞こえる カラスの喧嘩
目を閉じていても ジリジリする光が痛い
生ぬるいトマトを少しかじる
中味が飛び出ないように指で押しながら
種をすいこむ
( このトマト、どうしたっけ )
* * * * * * * * * * ** *** **** *
「 デザートに! 」
あのこがにっこり差し出したトマトだった
はやりのフルーツトマトでもなんでもない
四角っぽい大きな赤いトマト
僕は、ふっと笑いながら受け取ったっけ
( デザート? )
思い出した瞬間に
口の中も食道も胃袋も
トマトが通った すべての味蕾がひらいて
どんなものより美味く感じた
( デザート?。。。 )
トマトを食べつくした後も
僕はカラカラに飢えていた。。。。