miss pandora

ONE KIND OF LOVE

愛にはいろいろ種類があるの
全部集めて地球になるの

3年前☆星になったトラピッチェリング

2020-02-14 14:19:23 | A●●-PUNKs
所謂かまぼこ型の指輪台に、ルビーと小さな小さな金星みたいなダイヤがついてた。ルビーは少し曇ってて私の好きなピンクに傾いたまさにあの色だった。3度くらいしか付けたことがなかったけれど、たまに宝石箱をのぞいて、この「鳩の血一滴」を見るのが好きだった。

娘の中指には窮屈でピンキーリングには大きかったけれど、私の唯一のルビーを18才の娘にあげたかった。ルビーは女の子を守ってくれるというし・・・。ふくふくした白い指によく似合って可愛らしかったし、彼女もこのデザインとトラピッチェなルビーの色を解ってくれた。

たった2時間後・・・薬指にしていた指輪が無くなった。富岡教会で無くなった。娘は、侍者服に着替えていたから、玄関もお聖堂も告解部屋も香部屋も小一時間探したけれど、指輪は可愛らしい小指から外れて逃げて帰って来ない。一緒に探してくれたおば様たちが言う。「ルビーは、全ての厄を背負って星になった」らしい。

私と娘の脳裏には、あの涙型の赤だけが、もう一度会いたいルビーだった。
あれから毎年この季節、ルビーを探すのだけれど・・・金星に守られたトラピッチェな赤には出会えない。小さなルビーは、どれも血豆のようで、私たちのあの指輪からは、ほど遠い。
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Happy Valentine's day for U!

2020-02-14 14:16:20 | A●●-PUNKs
さてさて、本日バレンタインデーから、実質わたくしのbirthmonth饗宴が、パブリックBIRTHDAYパーティまで続くのが、習わしでした。が、、、お空と細かい地震と不穏な「雨だれ音」により、全ての右側がピクピクしたり痛かったりしながら、可愛らしいルビーをもらうべくネットサーフィンに明け暮れてた昨日一昨日の金の船上(つまり、金色ベッドの入院ゴッコ)。宝物のピジョンブラッドのルビーは、あの子に譲った瞬間に富岡教会で無くされました。あんな可愛らしいルビーには、二度とお目にかかることはないので、ネットで探すのは、たぐいまれなる徒労。私の中のトラピッチェなルビーは、伝説になりました。
一粒のルビーは、血豆のようです。そして、ポシャポシャと藁人形のような私には、似合わないのでした。では・・・ピンクダイアモンドやパパラチアピンクガーネットはというと、値段が可愛らしくなくて・・・つまらない既製品。2月のセール期間に宝石屋さんへ行くのが楽しかったのですが、ここでわたくしは、最強Niveaで武装したはずの手が連日の「雪かき」でシワガサしていることに気づきました。なにぃぃぃぃ!!!

6時半に起きて、40ℓのゴミ袋を200m下界へ運ぶのに、5回転びました。私道は、泣けてくるほどツルツルで、一番信用していたロングブーツもゴミ袋と一緒にわたくしごと、スベスベと滑っていきました。なん度、しゃがみながら滑ってみたことでしょうか?
帰り道、私道に入った瞬間に、手ぶらの私はまた転んで腰を打ちました。暖かな太陽が笑っているので、しばらく寝そべっていようかと思いましたが・・・私は倒れたままで、慎重にロングブーツを脱ぎました。コットンの靴下こそが、家路への安全な「あゆみだぞっ」と右側から声がしたからです(笑)

ブーツを両手に持って、靴下で氷の上を歩きます。とても安定して、歩けますわ。しかし、すぐにヒリヒリと足が痛くなり、家路が遠のいてくるほどです。愛すべく我が城は、障害物競争のように、色々なテーマを出してきます。どれもが、きれいで元気であっけらかんとしているのです。知らぬ間についた体中の「黄色から始まるブシ色」は、なんのメダルなのかしらん。あと、8m。昨日考えていた、雪の庭でやるValentineのデコレーションのことがシボシボとつぼんできました。靴下に包まれた足は、もう自分の足なのかもわからないほど麻痺していました。

60キロあるという噂の玄関扉を開けました。
他人事のような靴下を脱いで、やっちゃいけないのに、パネルヒーターに乗せました。
ぁぁ、今日は、、、バレンタインデーよっ♪
ツルツルで雪まみれで、玄関までタクシーが来てくれないから、明治の板チョコもオレンジも姫イチゴもリンゴも買えなかった。フツフツ♪と果物を煮ながら、詩を書いたり、正午の雪のようなグラニュー糖でバナナを干しながら、絵を描いたり・・・出来なかった。
出来なかった・・・。

私は、私のハートの引き出しを開けました。あの時あの子とあそんだトラピッチェを思い出そうとしながら・・・。引き出しの中は、出場まえのハートでいっぱいでした。どれも最高に可愛らしくて親バカならぬバカ親になった瞬間に、床のキミに気がつきました。小さな額に入れた君のガラスがわれていた。なんてことだろう・・・。割れたガラスもきれいだった。けれど、かけらを外して、雪のフレーム付けようね。。。丈夫なキミの空青を雪青を・・・弥生中日の日差しと、すべらない我がestateにて・・・
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ゆきゆき・・・車あうと・・・

2020-02-14 14:12:50 | A●●-PUNKs
小樽外飲グループK2。案の定午前様のタクシーは、坂の途中でダメになった😢
6時間騒いでる間に…たーんと積もってたのよ⛄️車が走れないほど…




-------------☆前の楽しかったことこもごも

びっくりするほど遅い新年会2020

湘南・横浜・千葉・小樽を巡るジプシーな令和2年である。
訃報にて、久しぶりに帰った小樽は、やはり詩情に満ち溢れていて拾いきれないやるせなさだ。静かを探すには、ど真ん中で、自分の心臓のゆれが地震かと思うほど。
この日は、お昼に髪を巻いてタクシーを予約した。叔母のお通夜がなければ2月の小樽滞在目標は、この新年会だった。陶芸のK氏と北海道では一番売れっ子のH氏と元ブラジル移民でトリンガルのアーティストE氏との今年「初パー」だ。完璧な言論の自由があって、素敵な器で美味しい和食がはじまった。食彩工房・望月、今はなき小樽窯の織部の箸置きにぎくりとする。優し気なK氏の笑顔にどきりとする。たいしたスランプでもないのにH氏が「芸」の話を禁止した。芸の話を禁止されたところで、ワイワイピーチクと面白い話がビールの泡が立たないくらいに続いて、うんとリラックスできる。久しぶりの和食は、本当ならメモしたいくらいなのだけれどメモをしないで見て楽しんで味わえる。お刺身には、旬のニシンが入っていた。ニシンが苦手ともじもじするE氏の器から、群来で小樽にやって来たニシンを私の器に寄せる。薄切りのレモンとちかちか骨のある生ニシンは、とても美味しい。お鍋は、鮟鱇だ。女房のようにアマゾン帰りのE氏は、あく取りにいそしみながら、ビールならぬ日本酒を召しすぎる。座っているのに、月面歩行をし始めた。
「たのしいからさぁ、このメンバーいいからさぁ、名前決めようよ!」
K2だって。
幻のスキー板。欲しいけど買えなかった子と、煩悩おもむくままに、うん十年前に買ってしまったこの子。知らなかった私と、無関心なその子。K2・・・背よりも長い細いスキーでさ、優雅にウェーデルンしてたのだろうな・・・。短いスキーになったのを喜んだのは私だけ。より一層ギブスみたいになったスキー靴がいやで、皆さん何年もしてないみたい。

2軒目の屋台村で、フワフワした少年Eひとりが行方不明になったけど、彼はこの辺に住んでいるから、ただ今よりノーカン。
小樽雪あかりで、屋台村の小さなお店は湯気をたてている。私は、しらないお姉さんに黄色いライターをもらって、梅酒を飲んだ。リーダーH氏は、ぼた雪のおもて(外)で痩せたアシカショーみたく上半身をのけぞらせて電話をしてる。クスクスK氏と笑いながら、即席感のある小路の共同トイレ付近にH氏を見る。誰と何を話してるのかしらん♪うふふ
リーダーH氏が爽やかに戻って、珍しいらしい「甕」から一杯を飲んで、チャコールグレーのマフラーを巻く。
「次いこうよ、K2!」
雪あかりのキャンドルは、お終いで、がらんとした都通りを歩く。かなりお子さま時間は、すんでいるように、石原裕次郎パネル群が目を引くね。おっとと、挙動不審①は、先ほどのごとく雪に舞ったので、彼がいるであろうTAKA●Oへ行った。閉店後のそこには、いなかった。のに、H氏は自動操縦でトイレを借り・・・私たちは、また都通りのはずれにほおり出された。
H君、リーダーは、君だ! おでんを目指せ!
私たちは、実は夜の小樽を殆ど知らないんだ。年に3回くらいの夜なのだねぇ。私らは、アメフトのように腕を組んで進む。ツルツル路面で転ぶときは、一緒さ。出来上がったリーダーについて行くのは、不安だった。
「スナック・ラブポイント」ではないか!!!
店名は、少し照れるが・・・小樽名画満載のスナックだ。ラブポイントでは、ただひとり東京からのリピーターさんが静かに飲み高らかに歌う。彼の写真がカウンターに長々と飾られ・・・、なんというホスピタリティー。和服の涼し気なママがほほ笑む。和服じゃないお姉さんがH氏の来場を喜んで喜んで・・・。いい事をした気になる。
チームは、微妙にちがうけれど、年に1度の小樽美術協会のパーティの一次会は、ここラブポイントからなのだ。
「芸術関係とは、わかりますが・・・なんの集まりですか?」K氏がユーチューバーのようにK2のジェスチャーを決める。明日になれば、こんな面白いことは、みんな忘れてしまうのに、この時間は最高に楽しむ掟があるのね。K氏は、兎が名についた怖そうな焼酎を頼む。H氏は、イツモノ・・・で日本酒の冷酒だ。私は、コーラを飲んだ。
ほのぼのと、順番に歌を歌う。お江戸からのお客様は、私のリクエストで「粉雪」を歌い、H氏は裕次郎、K氏は松山千春を歌う。少し照れながら、とても上手に歌うんだ。いい人達だなぁ・・・
けっこう広いスナックでお客様はK2+1・・・私はあの「ふるさと」を歌った。
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たがこころ こなゆきぬ。。。。2/10

2020-02-14 14:05:38 | 

青闇に

かすれる淡き

灯火は

幻惑のほんとう

無音のおん(音)

心 粉雪て

降り積もる 




Text:2008
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