明るさや空気の流通を確保するために、ロフトをリビングに面して取付けた例です。
皆さん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水煬二です。
住宅のロフトに関しての実例をお知らせしましょう。
ロフトは2階建ての住宅の場合、2階の床面積の2分の1までは特例として認められます。昔は8分の1まででした。
私の設計では平面だけでなく高さ方向にも、できるだけ有効に設計してしまうので、ロフトや2階の高い天井が多くなります。
ロフトにはいくつかの制約があります。
その中であまり知られていないのが、窓の面積が床面積の20分の1までということです。これでは小さな窓しか造れません。
しかし、同じ造るなら明るくて使い易いロフトを考えたいものです。
費用は掛かってしまい高さの問題もクリアーしないといけませんが、固定階段を取り付けたロフトは可能です。
▲ロフトから階段を見たところ。
そして、許された窓が小さくても、明るくする風通しを良くする工夫です。
▲このロフトでは吹抜けに面して配置し、吹抜けの窓から光と風を取入れています。
この窓の分は、20分の1の制約を受けません。
また、この吹抜けは1階のリビングまでつながっていて光と風を送っています。
というように制約の中でも工夫することで、普通のロフトよりもっと有効なロフトを考えることができます。
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