一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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カナダツガとCOFY合板

2007年11月17日 19時48分18秒 | 建築家の日記
みなさん、こんばんは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

木材のカナダツガとコフィーの合板について、お話しましょう。

先日のジャパンホームショーでも出ていましたし、大きな建材ショーにはカナダ材の出品が必ずあります。

カナダ大使館でのセミナーや研修など、カナダの輸出を増やすために様々な啓蒙活動をしていますから、その気になればこれらの知識を得ることは容易いのです。

カナダからの輸入住宅から、木製サッシ、木製ドア、キッチンはもちろんですが、最初に書いたカナダツガやコフィーの合板などは比較的どの住宅でも使えます。

筋交いなどには、私はカナダツガを指定しています。ホワイトウッドやそれらの集成材などは、できれば避けたいところです。


このカナダツガの良いところは、強度や釘の保持力が強く耐久性も優れていることです。ヤング係数といって、その木材強度の目安になる係数を1本ごとに表示してくれています。これだけの強度を持った木材は少なく、価格もその割りには手頃です。もちろん、ホワイトウッドよりは価格も高いですが、筋交いという大切な部材ですから惜しまないようにしています。


デメリットは、指定しても仕入先が無いから他の材にして欲しいと言われることがあります。さらに、現在カナダのストで入荷がストップしており、日本の流通在庫が少なくまもなく底をつくことです。


良い材料なので残念ですから、早く入荷することを期待しています。現在ミタス一級建築士事務所が設計監理して建築中の家では、まだ在庫がありましたのでカナダツガを使っています。

合板についても、COFY合板の方がベターです。これは、しかし価格が高いことと仕入先の両方の問題で、業者がなかなかウンと言いません。これもできれば使いたいところです。




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