▲リフォーム用の耐震面材の実物モデル
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
昨日は、新しい耐震補強部材の講習会に行っていました。
最近、耐震リフォームの相談や工事が続いていますが、
全面リフォームに伴っての耐震補強は、コストパフォーマンスが良く、
問題はありません。
問題は、コストとの兼ね合いになるのが、耐震補強がメインの場合です。
内部をすべて解体してしまえば耐震補強は簡単ですが、費用が掛かります。
できるだけ壊さず行いたいのですが、いい加減な工事にならないように、
壊さないとできない工事もあります。
先日も、知り合いの工務店から相談がありました。
「ある設計事務所から、こういう内容の耐震補強工事の見積もりを依頼され、
床や天井を壊さずに工事をすることになっていますが、できますか?」
答えは、「現時点では、壊さずにそこまでできるものは、ありません。」
壊さずに工事ができるか、壊さないと工事ができないか、
この判断を設計事務所ができないのでしょう。かなり費用に差が出てきます。
それでも、耐震補強部材で、新しい部材が少しずつ開発されてきています。
今回、私が興味をもったのは、和室の真壁(柱が内部に見えている)の場合に
使える耐震補強用の部材です。
類似品はありましたし、この部材も以前からあったのですが、
新しく改善されて認定も2008年6月16日に再取得したのです。
その内容が良かったので、
講習会に足を運んで、取扱い資格を得ました。
以前のバージョンは、スタッフに行かせていて使ったことはなかったのですが、
価格は高いですが、真壁(和室)対策に限定して、これは使えそうです。
但し、一般の洋室には、これを使いません。他の耐震補強面材を優先させます。
洋室は他の耐震補強部材でも使えます。洋室用は、今回のものと比べると
値段がかなり安いのです。
さて、本日は、神奈川県建築事務所協会設計監理指導委員会が行う、
相談担当になっていますのでこれから出発です。
この委員会では、消費者センターと神奈川県との連携指示を受け、
悪徳リフォーム相談の現場確認も行っています。
床下や耐震補強工事の現場確認が多いのですが、悪徳業者の手口は、
高齢者だけでなく、一般の方も全く気付かないと思います。
もっといえば、マスコミも気付いていません。
皆さんに、少しだけ見分け方をお知らせします。
下記のようなものは、注意です。どんな計算書が付いていても、
本当に効果があるかどうか、疑問なケースが多いです。
①外壁から、または床下から金具を付けるだけで1箇所に付15万円以上の費用
となっているもの。
②基礎補強を床を壊さずに、床下にもぐって行うもの。
③天井や床が壊れるといって、その部分だけを補強し、
各部分の補強費が30万円以上になるもの。
また耐震補強でなく、床下の湿気や天井裏の補強工事で、飛び込み営業に来る場合
は、中に入れずに断った方が良いでしょう。
さらに巧妙になって、1万円以下の年会費で配管の清掃を行うということで
顔見知りになり、その後、数十万円単位で何度も悪質な工事を行っていくケース
が多くなっています。
くれぐれも、ご注意下さい。
耐震補強 ミタス一級建築士事務所
ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
昨日は、新しい耐震補強部材の講習会に行っていました。
最近、耐震リフォームの相談や工事が続いていますが、
全面リフォームに伴っての耐震補強は、コストパフォーマンスが良く、
問題はありません。
問題は、コストとの兼ね合いになるのが、耐震補強がメインの場合です。
内部をすべて解体してしまえば耐震補強は簡単ですが、費用が掛かります。
できるだけ壊さず行いたいのですが、いい加減な工事にならないように、
壊さないとできない工事もあります。
先日も、知り合いの工務店から相談がありました。
「ある設計事務所から、こういう内容の耐震補強工事の見積もりを依頼され、
床や天井を壊さずに工事をすることになっていますが、できますか?」
答えは、「現時点では、壊さずにそこまでできるものは、ありません。」
壊さずに工事ができるか、壊さないと工事ができないか、
この判断を設計事務所ができないのでしょう。かなり費用に差が出てきます。
それでも、耐震補強部材で、新しい部材が少しずつ開発されてきています。
今回、私が興味をもったのは、和室の真壁(柱が内部に見えている)の場合に
使える耐震補強用の部材です。
類似品はありましたし、この部材も以前からあったのですが、
新しく改善されて認定も2008年6月16日に再取得したのです。
その内容が良かったので、
講習会に足を運んで、取扱い資格を得ました。
以前のバージョンは、スタッフに行かせていて使ったことはなかったのですが、
価格は高いですが、真壁(和室)対策に限定して、これは使えそうです。
但し、一般の洋室には、これを使いません。他の耐震補強面材を優先させます。
洋室は他の耐震補強部材でも使えます。洋室用は、今回のものと比べると
値段がかなり安いのです。
さて、本日は、神奈川県建築事務所協会設計監理指導委員会が行う、
相談担当になっていますのでこれから出発です。
この委員会では、消費者センターと神奈川県との連携指示を受け、
悪徳リフォーム相談の現場確認も行っています。
床下や耐震補強工事の現場確認が多いのですが、悪徳業者の手口は、
高齢者だけでなく、一般の方も全く気付かないと思います。
もっといえば、マスコミも気付いていません。
皆さんに、少しだけ見分け方をお知らせします。
下記のようなものは、注意です。どんな計算書が付いていても、
本当に効果があるかどうか、疑問なケースが多いです。
①外壁から、または床下から金具を付けるだけで1箇所に付15万円以上の費用
となっているもの。
②基礎補強を床を壊さずに、床下にもぐって行うもの。
③天井や床が壊れるといって、その部分だけを補強し、
各部分の補強費が30万円以上になるもの。
また耐震補強でなく、床下の湿気や天井裏の補強工事で、飛び込み営業に来る場合
は、中に入れずに断った方が良いでしょう。
さらに巧妙になって、1万円以下の年会費で配管の清掃を行うということで
顔見知りになり、その後、数十万円単位で何度も悪質な工事を行っていくケース
が多くなっています。
くれぐれも、ご注意下さい。
耐震補強 ミタス一級建築士事務所
ALL contentsCopyright ® 2008 mitasu